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可哀想な長袖のTシャツ

悔しいぐらいの晴天
窓の外を見ながらどうしようもなく気分は高まっている

5月には気が早いが素麺を茹でながら、春先に着ようと思っていた長袖のTシャツを部屋で下ろすが暑くて腕まくりをする。
今年はもしかするとこいつの出番はないかもしれない。

こんなにも不幸なはずの2020年春。誰だって同情出来る不幸。
でも落ち込むには勿体なさすぎるほどの澄んだ空気。ここにウイルスは本当にいるのか疑わしくなってくる。
窓を開けて音楽を聴きながら、何も考えずにビールを飲んでいると、風が吹いて身体は飛ばされていく。

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