3Dプリンターでキャップ式ボールペンを自作した(3)
3Dプリンターでボールペンを作成した際の制作過程や今回作成した際のポイントを数回に分けてまとめていきます.
今回は3Dプリンターで作成する際に必要になる3Dモデルの作成です.3DCADソフトはFusion360を使用しました.
3Dモデルの作成手順(前編)
1.ペンの上部と下部の接合部分の基礎をつくる
ペン下部(ペン先のほう)に接合部分になる筒状の基礎を作ります.結合と切り抜きを使い,下の画像のようになりました.
2.ネジの部分を作る
作成>コイルでコイルを作成します.フィーチャ編集で断面を三角形(外部),断面の位置を外側にします.自分の場合,直径や高さは以下のようになりました.
また新たにコイルを作成し,今度は断面を三角(内部)にし,断面の位置を内側にします.他の値に以下のようになりました.この際,高さは前に作成したコイルと同じ値にしてください.
その後,作成したコイルを移動させ画像のように凹凸が合わさるようにします.
面取りをおこない,以下の画像のようにします.
その後,結合を行います.
フィレットでコイルの始点と終点部分を滑らかにします.
3.キャップの篏合部分を作成する
ペン先の凹凸にはまるようにスケッチを作成します.この際,しずくの形のようにするとキャップがはめやすくなり,抜けにくくなります.
回転体で厚みを出します.
パターンで四か所に凸の部分を作成します.
4.結合する
作成したものを結合し,キャップ部分,ペン下部,ペン上部の3つ部分になるようにまとめます.
以上でモデルは完成です.自分の設計に関しては知識がないので改善したほうが良い部分などありましたら教えていただけるとありがたいです.