2024年8月23日の寺将会日記
晩夏の寺将会には緑の宝石が。
そう毎年この時期にはシャインマスカットなのです。
お参り先にぶどう農家さんがいらっしゃって、そこのシャインマスカットがめちゃめちゃ美味しいんですよね。
TOPの画像は今まさに頬張らんとする一瞬ですわ。
晩夏ということは秋が少しずつ近づいてきたってことでもあります。
秋といえば将棋の季節。
あちこちで楽しそうな将棋大会や将棋イベントが開催される季節でもあります。
中でも北陸の将棋ファンにおすすめなのが9月16日の北陸ジュニア竜王戦と9月23日の女子アマ王位戦。
どちらのイベントも現在参加受付中で、リンク内に申し込みフォームがあります。
わたしもスタッフとして終日参加の予定で、1スタッフとして楽しいイベントになるように鋭意準備中でございます。
きっと楽しいイベントになると思うのでぜひぜひ遊びに来てください。
今週の初心者講座
お盆休みを挟んで久しぶりに開講した初心者講座。
冒頭に30秒ほどのダイジェストがあるので、よろしければそちらだけでも。
ダイジェストにもまとめたんですけど、初心者指導をする時に心がけているのは絶対にダメだししないこと。
今回の指導でも誤答に対して、まずは子供の回答意図を推測して、その意図を言語化して褒めてます。
ダイジェスト動画で言うと「先生が教えたことがバッチリできてるね」って所ですね。
開き王手ができていたので、まずはそこを褒めたってわけです。
間違いを指摘するのはその後ですね。
というか誤答を指摘するだけなら人間はいらないし、そんなのは本やAIで十分ですもん。
だから寺将会の初心者講座ではみんな堂々と間違えてくれてます。
それでいいんよ!
初心者は間違えるのなんて当たり前だもん。
これからも恐れることなくガンガン間違えて挑んでほしい。
間違えてもOKな空気感を作れてるのが密かな自慢です。
指導対局して感じたこと
飛車と角の鬼っごっこは初心者を指導するにあたってとにかく優秀。
これを再確認。
①大駒の特性を学べる
②成ることを学べる
③玉を詰ます感覚を学べる
④絶対に初心者側が負けない
と初心者が上達するのに必要な要素がてんこ盛り。
特に④の絶対に初心者側が負けない、はすごく大切な要素だと感じてます。
やっぱ勝つと楽しいもんね。
実際に鬼ごっこから上達していってる子を何人も見ているので、すごく優秀な練習方法なんだと思います。
そしてある程度強くなってくると、次のステップは3手の読みになってくるかなぁ。
①自分が指す
②すると相手がこう指す
③それに対応して自分はこう指す
って流れですわ。
これ、何が大切かって言うと相手の指し手を推測すること。
そしてこの推測が甘くて自分に都合の良い推測しかできないのもNG。
正しい推測ができないと②と③ができません。
往々にして、初心の内はみんな自分に都合の良い推測ばっかりするんよね、いわゆる勝手読みってやつです。
将棋ってのは相手がいるゲームだから、自分に都合の良い手は指してくれないんですよね。
むしろ自分にとって都合の悪い手ばっかり指してこられるのが将棋っていうゲームです。
つまり常に最悪の事態を想定しながら指し進めるのが将棋ってゲームなのです。
実はしんどいゲームなのです。
まぁ、だからこそ楽しいんですけどね。
下の画像はそんな風にちびっ子の読み筋を外すような意地悪な手を指してる私です。
子供達の夏休み報告を聞いてほっこり
みんな夏を満喫してるんよね。
それを聞くと童心に帰ったような気がしてこっちも嬉しくなるんよ。
「家族で旅行に行ったんだ」
「山は涼しくて風が気持ちよかったよ〜」
とか楽しそうに土産話をされるとほっこりするんよ。
夏休みの宿題で将棋の工作を作った子がいて、それを見せてもらうのもすごく微笑ましい。
「これ作ったんだよ!」って鼻をフンフンする様が可愛くてたまらん。
夏の思い出のお裾分けをもらって、気分ほっこりって話でした。
今週の写真館
次回日程のご案内
次回は8月30日の17時〜20時の日程で開催予定です。
天気予報を見る限り台風はきっと大丈夫なはず。