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【News! AIRS-Lab #053】今週のAIトピック「日本語からコードを自動生成」、本日10/10(月)のライブ講義など

皆様こんにちは、 講師の我妻(@yuky_az)です。

今回は、本日10/10(月)のライブ講義、今週のAIトピック、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。

この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。


【AIテキスト生成の概要】

明日10/10(月)の21時から、ライブ講義「はじめてのベイズ統計【PyMC3+Colab】」 Section2が始まります。

はじめてのベイズ統計【PyMC3+Colab】 Section2 【Live!人工知能 #104】

「はじめてのベイズ統計」は、ベイズ統計の基礎を学ぶ初心者向け講座です。

Google Colaboratory環境で、Pythonのコードを書きながらベイズ統計について学びます。

ベイズ統計は、「ベイズの定理」を基本的な考え方とする統計学で、社会で広く活用されています。

また、人工知能、機械学習との親和性が近年注目を集めています。

本講座では、最初にベイズ統計の概要、開発環境であるGoogle Colaboratoryの基礎を学んだ上で、確率・統計を基礎から学びます。

さらに、ベイズ統計の基礎、応用へと進み、最後に機械学習と関連付けます。

ベイズ統計はビジネスの現場だけではなく、情報、医療、保健、脳科学、宇宙論など様々な領域で応用が可能です。

PyMC3などのライブラリなどを活用しながら、ベイズ統計を楽しく学んでいきましょう。


【今週のAIトピック: 「日本語からコードを自動生成」など】

AIを使って日本語からコードを自動生成する「AI Programmer」が公開されたので、早速使ってみました。

プログラミング言語にはPythonを選択しました。
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1から100までの素数を表示する。


for i in range(2, 101):
    for j in range(2, i):
        if i % j == 0:
            break
    else:
        print(i)

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想像よりもずっと正確なコードです。


機械学習のコードの生成にもトライしました。

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手書き数字を機械学習により判別。


import numpy as np
from sklearn import datasets
from sklearn import svm

digits = datasets.load_digits()

X_train = digits.data[:-1]
y_train = digits.target[:-1]
X_test = digits.data[-1:]
y_test = digits.target[-1:]

clf = svm.SVC(gamma=0.001, C=100.)
clf.fit(X_train, y_train)

print('Prediction:', clf.predict(X_test))
print('Actual:', y_test)

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凄い!
コードのプロトタイプを作るのに有用そうです。


蜂のように建築物を構築するドローンが開発されているようです。

巨大な3Dプリンターによる建築はありましたが、小さなドローンの集合体による3Dプリンティングははじめて聞きました。

自然に土にかえる素材を使えば、極めてエコな生活ができるのでは。

近いうちに、建築現場でドローンが飛び交う風景はあたりまえのものになるのかもしれないですね。


長野県ではAIを使った政策立案が研究されているようです。

先駆的な取り組みですね。

実際にどこまで現実の政策立案に活用されているのでしょうか。

そして、AIの提案を人間はどこまで素直に受け入れることができるのでしょうか。

いっそのこと、政治家をAIに選ばせてはどうでしょうか。

続報が気になるところです。


米国のバイデン政権が、「AI権利章典」の草案を10月4日に発表したとのこと。

AIの悪影響から市民を守ることが目的のようです。

ただ、現時点では法的拘束力がなく、企業の暴走に対する抑止力にはならなそうです。

アルゴリズムの公正さや、社会や環境に良い影響を与え続けることを、テック系企業の良心のみに根拠にするのは危険でしょう。

AIの運用ルール策定、世界中の賢者を集めて議論する必要があるのでは。

オリンピックよりもこちらの方が価値があるかと思います。


ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が初めて太陽系外惑星の撮影に成功したとのこと。

巨大なガス惑星で、質量は木星の6~12倍のようです。

太陽系外惑星、距離的に人類が到達するのは難しそうですが、「物質」ではなく「情報」であれば到達可能なのでは。

極小のチップ、もしくは電波に脳の情報を全て詰め込むことができれば、人類が遠い宇宙に行けるようになるのかもしれません。


【コースの一部無料公開について】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。

【Section4: AI執筆のテクニック】AIで小説を執筆しよう!【GPT-2】 Section4 -Udemyコースを一部無料公開- :

コード: https://github.com/yukinaga/ai_novel


【AIと遊ぼう!AIRS-Lab】

YouTubeチャンネル「自由研究室 AIRS-Lab」で、AIの魅力を発信する動画を公開しています。

人型ロボットは実現するのか?【AIと遊ぼう! AIRS-Lab #093】 :


【書籍】

新たな著書「PyTorchで作る!深層学習モデル・AI アプリ開発入門」が9/5に書店に並びました。

Udemyコース「PyTorchで実装するディープラーニング」がベースですが、コースの書籍化はこれで4冊目です。

PyTorch を使い、CNN による画像認識、RNN による時系列データ処理、深層学習モデルを利用したAI アプリの構築方法を学ぶことができます。

また、他のUdmeyコースの書籍化の企画が既に始まっています。どうぞご期待ください。


今後も、皆様にとって有益なコンテンツを提供していけたらと思います。

ご意見、ご感想、コースのご要望などがありましたら、ぜひお聞かせください。

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