【News! AIRS-Lab #042】今週のAIトピック「赤ん坊のように学ぶAI」、7/18(月)のライブ講義など
今回は、明日7/18(月)のライブ講義、今週のAIトピック、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。
【シンプルなGNN】
明日7/18(月)の21時から、ライブ講義「グラフニューラルネットワーク(GNN)を学ぼう!【PyTorch Geometric】」 Section4が始まります。
グラフニューラルネットワーク(GNN)を学ぼう!【PyTorch Geometric】 Section4 【Live!人工知能 #96】
今回は、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)を利用した、Graph Convolutional Networks(GCN)について学びます。
「グラフニューラルネットワーク(GNN)を学ぼう!」は、グラフニューラルネットワーク(Graph Neural Network、GNN)について学ぶ講座です。
GNNは、ノード(節点)とエッジ(線)から構成されるデータ構造「グラフ」に深層学習を取り入れたニューラルネットワークです。
レコメンデーション、人間関係の分析、交通や物流の予測、化合物の物性推定など、様々な分野でこれまでに応用されています。
【今週のAIトピック: 「赤ん坊のように学ぶAI」など】
DeepMindのAIが、赤ちゃんと同じように簡単な物理法則を学習できたとのこと。
物理法則に反する変化に驚きを覚えるようになるようです。
その後、現象と単語を紐付けたりするようにはなるのでしょうか。
現状まだそこまでは至っていませんが、赤ちゃんのようにゼロベースで世界を学習するAIがやがて誕生するのかもしれませんね。
言語の起源について。
「意味」ではなく「歌」に起源を求めるアプローチです。
異性を惹きつけるための歌が、狩りなどの実用的な場面で使われるようになったのが起源だとこの記事の著者の方は考えているようです。
歌を歌うことで、コミュニティ内で共通の「単語」や「文法」のようなものが自然と生まれてくるとのこと。
確かに、厳密なルールを前もって設定するよりも、前もった意図が無くても歌うことでコミュニケーションの頻度を上げる方が自然に言語が生まれそうです。
AI同士が一緒に歌うことで、自然に言語は生まれたりするのでしょうか。
シマウマを家畜化しようという試み、実は昔から行われていたようです。
一種のステータスシンボルとしての家畜化でもあったようですが、気性の荒さによりうまくいかなかったとのこと。
結局は、ウマやラクダと比較してあまりアドバンテージは無かったのでしょう。
大型脊椎動物には数多くの種がありますが、人間にとって有用なのはウマ、ウシ、ブタ、ラクダ、ニワトリなど数種に限られるのかと。
AIに関しても、様々な野生のAIが生まれて、その中から人間の役に立つものをピックアップするというシナリオも考えられるのではないでしょうか。
「野生動物としてのAI」、どんな形になるのかいろいろと想像してしまいます。
宇宙移民を見据えた「人工重力」技術の研究が始まっていたようです。
グラス状の居住区で遠心力を利用して重力を生み出すとのこと。
いわゆる、宇宙コロニーと同じ原理ですね。
近年の研究で無重力が健康に悪影響を与えることが明らかになってきており、宇宙移民のためには重力の再現は必要不可欠かと。
それにしても、人間の体ってやはり地球表面の環境に最適化されてるんですね。
無重力の問題は1つの問題に過ぎませんが、クリアするのはとてつもなく大変そうです。
「りんな」がrinna社の「CAIC」に就任したとのこと。
CAICは、「チーフAIコミュニケーター」の略のようです。
この事例を皮切りに、今後AIに役職を与えるのが流行っていく可能性も。
法律上の役職と違い、CEOなどの呼び名は自由に設定可能なので、CEOをAIに設定する会社もやがて生まれるのかもしれませんね。
【コースの一部無料公開について】
Udemyコース「グラフニューラルネットワーク(GNN)を学ぼう!【PyTorch Geometric】」は、8月前半に公開予定です。
このコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。
【Section3: シンプルなGNN】グラフニューラルネットワーク(GNN)を学ぼう!【PyTorch Geometric】 -Udemyコースを一部無料公開- :
コード: https://github.com/yukinaga/gnn
【書籍】
新たな著書「PyTorchで作る!深層学習モデル・AI アプリ開発入門」が9/5に書店に並びます。
Udemyコース「PyTorchで実装するディープラーニング」がベースですが、コースの書籍化はこれで4冊目です。
PyTorch を使い、CNN による画像認識、RNN による時系列データ処理、深層学習モデルを利用したAI アプリの構築方法を学ぶことができます。
また、他のUdmeyコースの書籍化の企画が既に始まっています。どうぞご期待ください。
今後も、皆様にとって有益なコンテンツを提供していけたらと思います。
ご意見、ご感想、コースのご要望などがありましたら、ぜひお聞かせください。
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