![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114223761/rectangle_large_type_2_f1e1788588ffbfc53cb44c0e2dd4b586.png?width=1200)
アドベンチャーノベルを作ってみる(吉里吉里Z) part5-サンプルを改造(音声をつけてみよう)
さてさて、アドベンチャーノベルのオープニングのメーカー名を表示する時に音声が流れていますよね。
そこをカスタマイズして、自分のメーカー名を音声でも聞けるようにします。
なんか、表現がピンとこない。
つまり、メーカー名をキャラクターボイスで読んでいただこうというわけです。
そこで、今回はテキスト読み上げソフトを導入してみます。
そこでネット上で検索してよさそうなものがありました。
VOICEBOXというソフトで色々なキャラクターのボイスを使用できるようです。
早速、サイトを見てみます。
商用・非商用どちらでも使用できるようです
![](https://assets.st-note.com/img/1692873671843-iq4EFefImx.png?width=1200)
使用できるキャラクターも色々ありそうです。
全部で10種類以上ありますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873704847-J9Pqs12hB0.png?width=1200)
そして、各キャラ毎に利用規約がありますので、きちんと目を通しましょう。
今回は後鬼(人間ver)を使用しようと思いますので、利用規約を確認。
クレジットに
VOICEBOX:後鬼
と入れれば使用できるようです。ありがたや。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873724693-luOh2gNWnb.png?width=1200)
早速、ソフトをダウンロードします。
サイトのダウンロードをクリックすると下記の画面が表示されます。
とりあえず、そのままダウンロードをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873674409-W9QGeMa4wG.png?width=1200)
ダウンロードしたセットアップexeを実行します。(ダブルクリックで)
![](https://assets.st-note.com/img/1692873671902-9i6LORJQlI.png?width=1200)
セットアップウィザードが表示されるので次へをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873675018-mYU8bI4zWi.png?width=1200)
この画面も次へをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873675018-T6wVdKt7wZ.png?width=1200)
インストールをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873675257-acigsHxxZo.png?width=1200)
インストールが完了したら、下記画面が表示されるので完了をクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873675777-KwbwSz9r92.png?width=1200)
すると、ソフトが起動します。
キャラクターが表示されるので、いろいろなボイスを触って確認して、完了をクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873676507-tfERE1HxzK.png?width=1200)
お願い画面が表示されますので、内容を確認して、了承できる場合は
許可をクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873676470-5aeHaNMo3q.png?width=1200)
キャラクターの顔部分をクリックして、使用したいキャラクターを選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1692875795359-o2P8e4sntP.png?width=1200)
そして、その右側に読み上げるテキストを入力します。
※ここでは芥川ゲームスとしています。
そして、画面下部の▶をクリックすると、キャラクターが読み上げてくれます。
▶の右側のグラフのようなものはアクセントをどこに置くかを指定できるので、ちょこちょこ触ってみます。
画面右側の抑揚等も変更すると少しづつボイスが変わります。
結局私は下記設定にしました。
満足したので、1つ書き出しをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873677167-Oyzp8n3dxn.png?width=1200)
すると、保存先を指定できますので、開発環境のdataフォルダの下のsoundフォルダの下のsystemvoiceフォルダに保存します。
ここでは”makervoice”として保存しました。
※保存名は何でも大丈夫です。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873677227-WRPNDFOQCH.png?width=1200)
そして、シナリオファイルの該当箇所を修正します。
音声読み上げに関するファイルはdataフォルダの下のothersフォルダの下のroutine_scenario.ksファイルになります。
ここの"sysvo01-01"と記載されている箇所を先ほど、保存したファイル名に変更する必要があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873677809-uy5Rl2BBAx.png?width=1200)
19行目を”makervoice”に修正しました。
数か所同様に"sysvo01-01"と記載されている箇所を修正します。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873678451-kvoAMFd96n.png?width=1200)
ここからちょっとプログラムの内容を記載するため、難しく考えず、へぇそうなんだくらいで聞き流して大丈夫です。
少し詳しく解説すると、00.ksの30行目でsysvoPlay(1)と記載されているため、routine_scenario.ksのsysvoPlayが呼び出されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1692873673005-YXXaXWdM8I.png?width=1200)
その際に呼び出し元から"1"という値が渡されてくるため、routine_scenario.ksのsysvoPlayのlabelという値に1が設定されます。
なので、if(label==1)の行に該当するため、19行目の音声が実行されるわけですね。
そして、ここで同じような記述が4回記載されていますが、13行目でランダム関数を使用していることにより、ランダムでif(i==1)やif(i==2)の行が実行されるようになっているようです。
恐らく、何回もプレイする際にこの条件判定があることにより、実行されるボイスをランダムに変更したい人様に関数を作られているのだと思います。
なので、ランダム性が不要な場合は、この関数をもっと簡略的にしてもよいと思います。※今度、ソースを変更してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1692876618209-LRhjctRDoJ.png?width=1200)
さて、プログラムの話はさておき、tvpwin32を実行して、変更を確認しましょう。
素晴らしい、”芥川げーむす”とボイスが入っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1692877099995-RsGGu49n8z.png?width=1200)
さて、今回はボイスの設定までできました。
次回はもう少しカスタマイズしてみましょう。
参考になったよっていう方は、ぜひ、スキやフォロー、コメントをいただければ幸いです。
そうすると、やる気が出て色々と開発のスピードが上がったり、工程を紹介できると思います。
拝読、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?