一生忘れないだろう景色を走ってきた
今年はどんな年だったと振り返るなら、「この先ずっと忘れないだろう景色の中を走った年だった」というのが、私の中で最初に出てくる答えです。
何年か前にnoteを始めたとき、プロフィールに
と書きました。今も変わっていません。「何とか百景」に指定されているとか、大勢の人が訪れる名勝のことではありません。静かに走っているうちに、自分が自然と溶け込んでいくように感じられるような場所のことです。さらに言えば、初めて走るときにあらかじめ景色が想定できるようなところではなく、走っている中で「ここは心地いい」と染み込んでくるような場所。
今年走ることができたのは、まさにそんな景色の中でした。
そのことをどう書こうか。体験記みたいに行き方とか走ったコースを記すことも考えましたが、どうにとしっくり来ませんでした。
ずっとこのまま走っていたいと思えるような景色と出会い、そこは決して近場ではないけれど、私にとってはまたいつか必ず訪れることになるだろうと確信できるような場所だった。
そう記すだけで十分だと、随分と時が過ぎてからようやく気づくことができました。だから、場所も何も書かず、写真だけ載せることにします。
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