秋冬の準備を進める小さな果実を眺めるラン
気温も湿度も上がり、夏が近いと感じられる時期。田畑のまわりを走っていると、自然はもう夏を通り過ぎて秋冬の準備を着々と進めてるんだなという景色を目にすることがあります。
例えば、栗畑。5月にはこんな花を咲かせていました。細長く伸びているのはみな雄花。その付け根の方に雌花が咲くそうです。写真ではよくわからないですね。
そして6月中旬。受粉した雌花が実をつけ始めました。花もまだちょっと残ってます。
大きさは親指の先ぐらい。なのにちゃんとイガイガがあって、なんとも可愛らしいのです。
そしてこちらは柚子の木。花を見かけたのは4月下旬だったでしょうか。
こちらも最近実をつけ始めました。
栗よりさらに小さくて、小指の爪ぐらいのサイズです。見かけたとき、思わず笑顔になってしまいました。
栗が熟すのは秋、柚子は冬です。だんだんと大きさを増し、栄養をたくわえていくのでしょう。
私の印象では、季節をいちばん先取りするのは植物、ついで虫(夏の夜に秋の音色がする、というように)です。はっきりとした気温などの変化がないと季節の変化を感じ取れない「鈍い」私は、ランニングでこんな光景を目にすると、なんだかうれしくなります。
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