hobo x Araitent のリュックをアウトドア仕様に #2 SIRDAR 31liter

この記事は前回の続きです。Hoboのデザインをもとに、アライテントの職人さんたちがしっかりと縫い上げた街用のリュックをもう一度アウトドア向けに変えてみようという試み、まずはSIRDAR(サーダー)という31リットルのリュックでやってみました。

SIRDARは、hobo X Araitentのシリーズの中でもオーソドックスなデザインで、使い勝手のよいリュックです。メインの気室はジッパーで大きく開く作りになっていて、そのほかに前面にジッパーポケット、上部にも小物を入れられるジッパー式のポケットがついています。

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ショルダーベルトは太めです。多少クッション性もあるので、荷物をたくさん入れても方に食い込むことなく背負うことができます。ウエストベルトは細いものがついています。街での使用を主なターゲットにしているとはいえ、このあたりも省略せず残しているのはさすがです。

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また、両サイドには「ブタ鼻(ピッケルホルダー)」がついていて、ここも使おうと思えば拡張して荷物を運ぶこともできます。

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前回も書きましたが、アライテントが手掛けているだけあり、とても作りがしっかりしているリュックです。しかも、この容量にしては軽めです。正確な重量は測っていませんが、1キロもない重さです。

一方で、山歩きなどに使おうとすると気になる点が、「ポケットの数が少ない」「ペットボトルや水筒をさっと取り出せる作りになっていない」「汗をかいたときに背面の通気性が心配」という点です。ポケットは、上にも書いたようにメイン気室+2個。街使い向けデザインなのでウエストベルトにポケットがないのはもっともですが、とはいえ歩きながらエネルギー補給をしたりする場合にちょっとした飴や食料を入れておける場所だったり、本当ならサイドにブタ鼻の代わりにほしかった、水筒やペットボトルを入れるポケットがないところをどうカバーするか、というところを考える必要があります。

ということで、ここは他メーカーのペットボトル入れ、小物入れをショルダーベルトにつけて対応することにしました。マムートのアドオンボトルホルダーとグレゴリーのクイックポケットSです。特にマムートのボトルホルダーは、色も合っているしペットボトルの大きさに合わせてある程度サイズ調整もできるので、使い勝手がよさそうです。

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もう一つの気がかり、背面の通気性については、汗をかきやすそうということに加えて、背面にほかの部分と同じセルスパンの生地が使われているので(内部に薄いクッションは入っていますが)、汗染みができてしまうのではないか、という心配があります。

この点は、「汗とおる君」を背面につけることで対策とすることにしました。これを使えば、通気性もよくなるし汗染みができることもないはずです。サイズもちょうどいい感じ。

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ちょっと見栄えが・・という感がないでもありませんが、そこは山歩きなどで使うものということで、あまり気にしないことにします。

幾つかオプションをつけることで、SIRDARがぐんとアウトドア向けになったように思います。まだ実際の山歩きでは使っていないので、試してみるのが楽しみです。