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かくしごと
原作の小説タイトルは「嘘」
映画タイトルは「かくしごと」
それぞれのかくしごとは
嘘ではない 愛と切なさしかなかった
人生初の
「試写会に行った記念」にもなった本作品
「認知症介護」と「児童虐待」が盛り込まれた内容で
原作は「ミステリー作家が描く感動小説」として評価も高い、北國浩二の「噓」(PHP文芸文庫)
観ていて苦しくなる要因が随所にある中
それゆえに生まれる愛の感情や許しの気持ちにじんわりさせられるし
逆に
許せない現代の児童虐待、特にそれに関わる親、いや親ではないただの男と女のクズみたいな人間性と自立心のなさに腹立たしさも抑えられない
杏の母になっていく顔つきや
子役の男の子が家族になっていく表情
奥田瑛二のふとした時に現れる認知症の切なさが全身から滲み出るシーン
など 心がじわりと動かされながら
ついにやってくる
全てをひっくり返される事件
そして最後のかくしごとが明かされたラストシーンの親子の表情で号泣
感情移入が激しい映画だった
役者が良すぎたのもある
認知症と児童虐待という
現代に起こりうる問題と映画の内容が近い世界だからかも知れない
良い映画でした
本日6月7日公開です
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