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オンラインカウンセリングを活用してみた話。

私が勤めているBrewusには
オンラインカウンセリングを、1回45分、1ヶ月2回まで利用できる福利厚生制度があります。
ちょうど第三者に相談してみたい事があり、活用したのでそれについて。
また、私自身過去にコーチングの学校へ通い、一時期経営者の壁打ちする機会も多かったので
自分への最適解を得るためには、相談者自身にもコツがあると感じており
その辺も書いてみます。

オンラインカウンセリングとは?

誰かに相談したい時に、オンラインでプロのカウンセラーに相談できるサービスです。
何社か有名どころもありますが、1回あたり45-50分で5000円前後利用が相場。
オンライン「カウンセリング」と言っても
カウンセリング、コーチング、キャリア相談等々、様々な相談のプロが在籍
しており
相談時間や、カウンセラーのプロフィールから、相談したい方を選択し、Zoom等でカウンセリングを受ける事ができます。

※相談のプロの肩書きや資格は多岐にわたりますが
このサービス内容について言及する際には、「カンセリング」「カウンセラー」で統一して記載をします。

なぜ、導入したのか?

Brewusでは、設立時から完全なフルリモートワークを行なっております。コロナが収束すれば、希望者は出社もOKですが、フルリモートも出社もメンバーの自由です。
(メンバーの気質的にフルリモート継続が多いと予測しております。)

そんな中で
①リモートワークで顔が見えない、以前よりコミュニケーションが取りづらい中で、どうしても管理者の目が行き届かない部分へのフォローの意。

②コロナで直接的に人に会うのもままらない事もあり
オンラインで第三者に相談できるルートが確保されていれば、メンバーは相談先の選択肢を多く持つことができる

③また仕事に限らず、プライベートも含め複合的に悩みが発生する事も十分あり得ますが、社内相談で全てが解決するとは思えないので、補完の意。

このような事を考え、導入しました。

人の相談内容て?

人の相談は大きく3つ
①ただ、話を聞いて欲しい
②具体的、専門的な解決策が欲しい
③答えは出ているけど、背中を押して欲しい

大半の相談は、この3つのどれかに分類されると私は考えております。

「相談したい時に、誰へ相談するか」は、非常に重要な事なので
自分の性格からの相談傾向や、相談の内容を分類できるだけでも、自分が欲しい結果を得られる相談がしやすくなります。

それぞれ第三者へ相談したい場合は、ざっくりですが
①ただ、話を聞いて欲しい→カウンセリング
②具体的、専門的な解決策が欲しい→コンサルティング
③答えは出ているけど、背中を押して欲しい→コーチング
が、合っていると思います。
壁打ちも③でコーチングがやりやすい気がします。

最近は、それぞれの垣根も超えるパターンも見受けられますし
無論ケースにより上記の限りではありませんが参考値程度に。

カウンセリング、コーチング、コンサルティングの違い?

言葉は似ていますが、内容は大きく異なります。
ただ、内容の一部領域が被っていたり、複合して行うセッションが多いように思います。
ざっくり私の言葉で記載をすると

コンサルティング:専門知識を持ってアドバイス
コーチング:未来、ゴールからの逆算。ゼロからプラスへ。
その人の中に答えがある。並走する。
カウンセリング:マイナスからゼロへ。過去から現在へ(未来へが入る事も)。寄り添う。マイナス感情の癒し。

この方の説明が、割とわかりやすいと思います。

自分の相談の傾向は?

大事な事なので二度書きますが
「相談したい時に、誰へ相談するか」は、非常に重要な事なので
自分の傾向がわかっていると最短で良き相談相手に辿り着けると思います。

ご参考までに、私の場合は、一例として③パターンに集約されます。

①性格上、何か新しいことにチャレンジする機会が多い
→9割自分で決めてるけど、自分で決めたにも関わらず若干不安に思ったり、怖くなったりする事があるので、残りの1割背中を押して欲しいというケースがほとんど
②思考や内面を整理したり、まだ見えていない潜在意識に気がつきたい
→壁打ち
なので、自分の中に答えがあって未来からの逆算を主軸にしているコーチングが割と相性が良いです。
ついでに③をあげておくと
年に1,2回はただただ黙って話を聞いて欲しい、甘えさせてくれ!と、鼻水たらして女友達に泣きつく事もありますが、それは結構レアです(笑)

友人知人だけでなく
(会社の福利厚生以外にも)個人で半年に一度は、コーチング〜占いまで、その時に合いそうなプロに相談しにいったりもしますが、20代での相談失敗も経て、都度最適な人に相談できるようになりました。

余談ですが
仕事をしながら1年間鮨学校に通う事を決めた時は、会社が過渡期にあったため、本当に1年も通えるかなあという若干の不安があり
現Brewusの代表を捕まえ「鮨学校行こうと思うんだけど、続けられるかな〜」
「大丈夫っしょ、とりあえず(説明会)行ってみればいいじゃん。」以上、で背中を押され、通う事を決めました(爆)
全く仕事の相談じゃなかったですね、すみませんw

実際に利用してみての感想

相談内容詳細は、個人的な事なので割愛しますが
自分の深いところにある感情を探る必要があったので、心理カウンセラーの先生に45分間、相談しました。

(When)
-45分間、予約後1h以内にカウンセリングスタートで、突発的な思いつきで話したい時に相談できた
-22:00開始であったが、予約システムを見ると24h誰かしら対応できる人が表示されているので、何時でも利用可
-時間対効果:45分間は、時間的に少し短い気がした。実際5,6分程時間オーバーしたので1時間あると安心だなと思う(これは相談内容による)

(Where)
-オンラインのため、出かける準備をする必要がないのが楽だった
-今回はZoomでしたが、オンラインmtg環境は必要

(Who)
-登録カウンセラーの詳細プロフや得意分野、経歴も見る事ができる
-今回はベテランのカウンセラーさんを選択し、オンラインで初めましてでもとても話しやすい雰囲気だった
→初めましての人に話しにくい方は慣れが必要かもしれないので、自分にとって話しやすそうな雰囲気の人を選択すると良いと思います。

(what)(why)
-自分では処理しきれない、自分の深いところにある感情を探る必要があったが、カウンセラーさんから話を深掘って貰ううちに、自分で気が付いていなかった面がいくつも見えてきた
-最終的に、自分が今向き合う事、行動することまで落とし込めたので今回のカウンセリングの目的は達成できたように思う
-自分の口で話して言語化する事により、思考が整理される壁打ち効果もあった
-自分でゼロからカウンセラーを探してアポとってというハードルが、サービスを利用する事で無くなる

(how)
-①時間②相談内容③カウンセラープロフィール、自身の好きなところから選択することができる
-カウンセリング予約をした後、簡単なアンケートフォームに入力を行うので、自分の状態を先に知ってもらえる(今の状態の数値評価等)
-費用対効果:45分で5500円〜は個人的には、かなり破格と感じる
(今まで個人利用したコーチングはMaxで1時間2万円もあった)
-会社の福利厚生とはいえ、カウンセラー側には守秘義務があるため、会社側に相談内容が漏れる心配がない安心感

都度利用と継続利用

今回は都度利用にしましたが
相談内容によっては、1回では解決しきれないために、継続して(定点観測も含めて)相談した方が良い内容もあると思います。

それは相談してみてのご自身の判断になると思いますが
一気に0-100%、白黒で解決できない事もあるので
5%なり10%なり少しずつ解決して、100%に近づけるように方法を取れると良いと思います。

社会カウンセリング、コーチングに対する考え

今回は外部のカウンセリングサービスを利用しましたが、社内カウンセラー(産業医含む)、コーチを置いている企業もあります。
私自身は、一般業務から完全に離れた専任でない限りは、社内に置く事はあまり芳しくないと考えております。

相談先が現場に属している事で
相談内容によっては相談者に寄り添うのではなく、企業寄りの誘導を行ってしまう、フラットではなくなる可能性がゼロではないからです。
相談する=少なからず弱っていたり、隙がある状態の時にコントロールは危険だと感じます。

また、専任の熟練した社内コーチをおいて、うまくまわっている知人企業もあるので、専任であればある程度客観性も担保されるのでは?と思います。しかし、かなりの時間とエネルギーをかけて社内からの信頼を勝ち得、根付かせていたので、導入は慎重になるべきという姿勢は変わりません。

終わりに

周りの友人によく話すのですが
悩みは、言語化できた時点で9割解決していると思います。
自分の悩みをさらけ出す=弱さと向き合う事にもなりますが、それができる人は、自分に向き合っていて根底は強い人だと感じます。
オンラインカウンセリングは、あくまで悩み解決の一つの手法ですが、選択肢として持っていると役に立つ時が来るかしれないですね。

※精神科、心療内科等で治療を受けている方は、主治医の先生と相談の上、このようなサービスは利用をお願いします。


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