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English Women

バーミンガムやマンチェスターの辺りはさすがに混んでいて、高速道路もノロノロ。こういう時も表面的には決してイライラを見せず、「しかたないねー」って、やり過ごしながら運転してくれる旦那さま。助かるー。私はその横で、うつらうつら。
ヨークシャーデールを出発する時は雨模様だったけど、南に向かうにつれお天気に。友人宅のあるチェルトナムに着くとノンビリ散歩にでかけた。
チェルトナムは何度も来ているので、もう自分たちのテリトリーに帰って来たなって気分。

翌日は快晴。お友達夫婦と一緒にハイキングに出かけた。出発地のSudeley Castleはヘンリー八世の最後の妻キャサリン·パーと縁があるとか。「エリザベス1世も歩いたかも!!」と勝手に盛り上がりながら、羊の草食む丘を登る。途中、9世紀頃からの伝説のある泉に寄ったり、遠くに蒸気機関車の汽笛(観光用)を聞きながら、二時間半ほど歩いて、パブにてランチ。

お友達夫婦の奥様、Tちゃんはロンドン育ちの英国人。でも、親は東南アジアから来た中華系。
国家公務員としてキャリア職にある彼女の話を聞いていると、「男女平等」や「人種的平等」を社会で実践するのがいかに難しいか、考えさせられる。彼女には子供がいないので、仕事に専念できてしまう分、職場的にはロールモデルを担ってもらいたい人材だ。本人もそれが分かっているから、「今いる場所で満足している」自分、と「後任の為にも責任のある仕事にチャレンジする」自分、の間で常にストレスを感じずにいられないわけだ。
元職場仲間の旦那さまは、バーッと噴き出す彼女の愚痴を、これまた「しかたないねー」と笑いながらエールビールのつまみとして聞いている。これで少しでもTちゃんのストレスが発散されればいいんだが。。。

緑の丘が広がる背景に羊と子羊が2頭、草を食んでいる
私にとってのストレス解消


Tちゃんが大阪の友人に花束を贈りたいというので、お手伝いする。彼女の見つけた花屋のウェッブサイトはとってもおしゃれ。大阪にあるし、ちょうどいいと思ってオーダーフォームを書き始めるけど、どうやら海外から注文を受けるような書式になってない。見出しなどにも英語が使われているし、もうちょっと、使いやすく作ってあれば
Tちゃんみたいなお客も増えるんじゃないかなぁなんて思う。

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