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チェンソーマン第一部      残虐はギャグにも通じる  純愛血まみれ腹わた物語。

とにかく絵が白黒で良かったと思う。
ところが、アニメにもなりました。カラー…。
悪魔が日常に存在するアナザー日本。1997年頃が舞台です。

血を飲めば復活

純愛にふさわしく?ヒロイン多数
そして全員が主人公を殺そうとします。


画像大丈夫かな…
包丁を突きつけているのは毒親毒家族に利用されてデビルハンターになったコベニ。


心臓狙われる=ポチタ狙われる。


生首持参のヒロインの一人

ある意味爽快な殺しあい。

ところが殺し合っても主人公とヒロインたちは、互いになかなか死なない。


ヒロインの一人マキマも…。
これでも?


そのなかで脇役は出てくるなり殺されていく。
散々設定説明されてすぐw

このカタルシス。
もちろん主人公は何度殺されても蘇る。

主人公は「デンジ」父親が遺した借金のため、自分が死ぬか身体を売るかを迫られたとき、ケガをしている悪魔、ポチタに出会います。
彼は後に一度バラバラに殺害され、ポチタが心臓となって蘇りました。
ポチタを使ってデビルハンターになり、借金を返していましたが…。

胸から出ているスターターを引くとチェンソーが皮膚を突き破って血まみれになりながらチェンソーマンに変わります。

そのバディとなるのはやはりヒロイン?の血の魔人。
人気ナンバーワンの「パワー」
彼女は虚言癖があり、なんでも自分の手柄にして、不始末は全て他人に押し付けます。
トイレは流さず、風呂は入らない。
もともとは全裸で動物を殺害しては血を飲んでいました。

それがヒロインです!

悪魔みたいな発想と言っているのがパワー。

デンジはデンジで主人公にあるまじき発言です。

一話一話が血まみれで濃い!

最終的にはカニバリズムを感じさせる展開なのですが、これはこの作者の前の作品「ファイヤーパンチ」でも同じテーマが描かれています。

食べるものがない雪に覆われた村で、人間の腕を食べている。
有無を言わさず村人は生きたまま焼かれて殺されます。
その腕の出処も全く調査なしで。

それはさておいて。
こんな明るい殺戮物語が平気で少年ジャンプに載っていたのは、他でもない、殺害人数史上ナンバーワン?の「鬼滅の刃」と同時期連載だったから。
鬼滅の刃に比べたら殺される数は…
実はこちらが多い。
同居している公安の先輩であるアキの宿敵たる銃の悪魔。
この悪魔が殺した数がハンパないのです。
後に登場した際には死亡者名簿が紙面何ページかにわたって記載されるました。

ところでヒロインと呼ばれるうちの一人は男性です。
サメの悪魔のビーム。

要所要所でデンジを助けて、最後はデンジの復活のため、切り刻まれた自らの血を彼に飲ませます。
性格も優しい。
自己犠牲精神も尊い。
彼が悪魔なら、世界人類は外道悪魔です。

デンジの先輩であり、後には家族とも言える早川アキ。
彼は最悪の死に方をしてデンジに深いトラウマを作りますが、その後の展開でさらなる残虐をデンジ自ら行うことで克服しているように見えます。
しかし、この残虐は絶対にそうする以外に方法が無かったから。

戦争を行う理由にも通じますが、戦争以上の出来事かも知れません。

あなたは愛する人を殺して食べることが出来ますか?
愛したその人はデンジのことを全く見ていなかった。

一話一話がめちゃくちゃ面白いので全体のネタバレが難しい。

チェンソーマンはかつて地獄のヒーロー。
助けを求めたらあらわれる。
敵の悪魔を切り刻んだ後は、助けを求めた者も切り刻む。
それだけでなく食べてしまう。
食べられるとその存在が無くなってしまう。
悪魔は死んでも地獄で蘇り、地獄で死ぬと現世に蘇ります。
でもその蘇りでは同じ悪魔に別人の人格。

なのに…ポチタは?
ポチタって本当は?

そしてチェンソーマンは本当は誰?

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