3月2日版:広報・PR各社のコロナウイルス対策 現場レポート

対応の内容について賛否はあるもの、ようやく政府が重い腰を上げました。シンガポールのほぼ完全なる封じ込めの成功や、台湾のITを活用したマスクの配布管理など、かつて「アジアの雄」と呼ばれたことにあぐらをかいてきた日本政府の出遅れ感をひしひしと感じる毎日。

広報・PRの方々はいかに世の空気を読むか、これに尽きると思います。今回はただ政府の方針に従うのは得策ではありません。現に、ただ「中止」ではなく、適切な対応した企業の発表会の現場にはたくさんの取材陣が訪れています。新型コロナウイルスはもちろん、怖いです。でも「濃密な接触」をしない方法があるのに、一律で中止してもいいのでしょうか? 個別取材に切り替えても、結局対面するリスクはお互い同じ。それならば、ちゃんと準備した展示やスライドを使った方が正解ではないでしょうか?

余談ですが、ウイルス対策には空気清浄機はリビングではなく、玄関に置くのが正解だそうです。これは先日@DIME向けに取材したダイソンの花粉症セミナーでの声優の梶裕貴さんと登壇された日本医科大学付属病院 耳鼻咽喉科医師 大久保公裕先生のアドバイスです。そう、同じ道具でも、その意味を理解せずに行っては効果を発揮できないのです。

さて、前回のnote以降に出席した発表会から得た気付きをご紹介いたします。



1.状況悪化のなかでも発表会を行うからこその徹底ケア 

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以前に月刊誌「広報会議」にて「PRされる側からみた広報・PR」の記事を執筆したところ、「こういうことを知りたかった」「ただ前例に従ってやら…

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