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君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る紀友則(古今集)

立春

初候
東風解凍(はるかぜこおりをとく)二月四日〜二月八日頃
次候
黄鶯現院(こうおうけんかんす)二月九日〜二月十三日頃
末候
魚上氷(うおこおりをいずる)二月十四日〜二月十七日頃

凍てついた生命が動き出す春

冬に止まっていた生命が再び動き出す時節。
一年は元日のある冬至からはじまる印象がありますが、
旧暦では節分の翌日、立春の頃を元日とするものです。
寒さが過ぎ去り、暖かい風が氷を解かし、鳥や魚、草木の息吹を感じながら春がはじまるこの季節が、一年のスタートにふさわしいのでしょう。

立春(二月四日頃)


二十四節気の一つで、二月四日頃、節分の翌日です。
立春を迎えると、暦の上では、寒が明けて厳しい寒さも徐々に和らぎ、
春の気配を感じられる頃とされています。
しかし、暦の上では春といっても、実際には立春の頃が一年で最も寒い時期ですね。


開運七十二候

🌸初候

東風解凍 はるかぜこおりをとく
二月四日〜二日八日頃
何か始めたいことや願い事を紙に書いて部屋の東側に貼り、
窓を開けて春風を感じながら一年の開運を祈願しましょう。
春は「晴る・張る」などに通じ、新規スタートにふさわしいときです。

🌸次候


黄鶯院 こうおうけんかんす
二月九日〜二月十三日頃

自然の音のなかに植物や動物が動きはじめる状態を肌に感じ、
自分自身も新たな気持ちで新規発展に臨みましょう。
自然に触れ合う機会が少ない人は、室内で静かに音楽を聴くのもいいでしょう。

🌸末候


魚上氷 うおこおりをいずる
二月十四日〜二月十七日頃

旬の野菜で強い生命力を持つ明日葉を食し、一年を乗り切る健康運を上げましょう。名前の由来は、今日摘んでも明日には葉が伸びることから。
明日に希望を持って前に進みましょう。


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