見出し画像

個人ワークからみえるもの

アート&コピー講座も7回目(あと1回で淋しい...)。
今回は、たくさんのフォトグラファーさんからお話を伺いました。経験豊富な方ばかりで、ポートレート、ファッション、広告、スナップ、風景、スチルライフ 、アートなど、得意ジャンルもさまざま。「かっこいい」「おしゃれ」「シック」「クール」など、テイストも本当に人それぞれ。見る写真見る写真どれも素敵で、作品を見ているだけで楽しい時間でした。

そんな中、一番心に残ったことは、クライアントワーク以外に、個人ワークをされているフォトグラファーさんが多かったということです。


個人ワークからみえるもの

私も、仕事に加えて自主制作することが多いですが、動機は単純に「ものづくりがしたい欲」からきています。小さい頃から絵を描くことが好きで、それの延長線上にあるような感覚。アート作品をつくったり、動画をつくったり、ぜんぶ「ただ楽しい」からやっています。

そしてこれは、仕事をしている時とまた違う脳細胞を使っているような感覚がして、とても心地よいです。仕事だけでも行き詰まってしまうし、自主制作だけでも煮詰まってしまう。デザインとアート、両方をいいバランスでアウトプットすることで、表現の相乗効果がうまれている気がします。

(私の個人ワークサイト、よかったら見てください)


個人ワークは、追求そして検証する場所

フォトグラファーの皆さんはどうして個人ワークを大切にされているんだろうかと考えた時、その答えはいくつか頭に浮かぶのですが、その中でも特に、「撮りたい写真を追求するため」ではないかと感じました。

あくまで私の一方通行な考えなのですが、フォトグラファーにとっての個人ワークとは、自分が表現したいと思う世界観や撮影方法、シチュエーションなどを追求・検証する場所ではないかと考えます。目的がない、自己表現の世界。だからこそ、その行為自体が目的になるのだと思います。

では、私はどうでしょうか。

私の場合、アートを仕事にしてみたいという願望はなく、あくまで自分の達成感や満足感のためなのですが、自主制作をすることで、自分が本当にやりたい表現とは何を追求し、そのことにより思考の幅を広げているという意識が、どこかにあるのかもしれません。

今言えることは、「続けていきたい」ということだけです。


最後に

今回のnoteのアイキャッチ画像は、先日撮影した海の写真を使ってみました。補整はまったく無しの、一眼で撮りっぱなしの写真です。私は写真は撮れませんが、自分が撮った写真は大好きです笑

アートディレクターとして、フォトグラファーと一緒に仕事を進める上での心構えを学ぶとともに、もっともっと写真についての知識を身につけなければいけないなと実感しました。
どういう写真をセレクトするかで、デザインの表情は変わります。それぞれのデザインに合わせたベストな表情を生み出す仕事、アートディレクターの楽しさを再認識しました。

このような機会を与えてくださった阿部さん、本当にありがとうございました。今回、楽しそうにポートフォリオを見せてくださるフォトグラファーさんたちの姿が、何より印象的でした。

この縁を活かして、今年後半、作品を制作していきたいです!!
---
宣伝会議「コピーライター養成講座「ART&COPY」コース 阿部広太郎クラス」受講(2021)
---


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?