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相手を振り向かせる自己紹介って?

はじめまして。グラフィック&Webデザイナーの川口優子です。
先日、8ヶ月程一緒に学習していく数十名の仲間に向けて、オンラインで自己紹介をする機会がありました。普段なら緊張しないのですが、この時は、「相手にちゃんと伝えたい・・・!」と気合が入っていたこともあり、何を言おうか悩みまくり。紹介文を考えて、何度か音読もしてみました。

そして結果は・・・、考えてたこと言えたけどなんか不発気味!でした。緊張してしまったこともあったのですが、何より、他の方の自己紹介にハッとさせられたことが大きかったと思います。

そこで今回は、自己紹介で相手を振り向かせる方法について考えてみることにしました。人間、ファーストインプレッションは大事ですからね。
(私の長めの自己紹介は、改めて記事に書きたいと思っています)


相手に「伝わる」ことが大事

デザインは、伝わることが大事です。伝わるとは、伝えたい内容を相手がきちんと理解することだと思っています。さらに、その内容に共感し、何かアクションを起こしてくれたら大成功だと考えます。一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションができるかどうかも鍵。

自己紹介も同じではないでしょうか。相手に自分とは何者かを伝え、理解・共感してもらう。

そして、そのためにはまず、自分の何を知ってほしいかを整理する必要があると思います。

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伝える目的を明確化する

自分の何を知ってほしいか、つまり伝える目的を明確化することで、話す内容を絞っていくのがいいかなと考えます。デザインでいう、コンセプトですね。

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私は当初、「私の経歴をざっくり知ってもらって、共感してくれる人を見つけたい」と思っていました。ずいぶん独りよがりな目的ですが、保守的な私にはこれが最適だと考えていました。客観的に言っても、たぶんこれは印象に残る自己紹介にはならないと思うのですが、私としては、ここを変える気はありません(頑固)。例えそれが優れた自己紹介ではなくても、私にとっての目的が達成されれば良いのですから。(とはいえ、他の人のインパクトのある自己紹介には嫉妬しているんですよ)


「引っ掛かり」をつくって印象に残す

伝える目的を相手に伝える方法として、私は引っ掛かりをつくることを意識しました。これは、私がデザインする時に心がけていることでもあります。

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引っ掛かりをつくるとは、印象に残りやすいアクションを入れること。デザインでいうなら、アクセント入れる、装飾をする、ジャンプ率を上げる、などでしょうが、自己紹介の場合はどうでしょうか。例えば、冒頭にインパクトのある話を入れる、あるいは、興味深いストーリーを引用する、意外性の高い話題を持ってくる・・・などが考えられるかもしれません。引っ掛かりが強烈であればあるほど、印象に残りやすいのは確かでしょう。

ただし、今回の私の目的は、共感してくれる人を見つけること。インパクトで印象を残すのではなく、共感で印象を残したいと感じました。共感で引っ掛かりを作りたいと思ったのです。


共感から考える引っ掛かり

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共感は、昨今のデザイン業界で重要視されているキーワードです。ストーリーや体験を通して共感ポイントを作っていくのですが、今回の場合、私の経歴を聞いて、「一緒に勉強したいと思ってくれたらいいな」と感じてもらいたかったので、自己紹介には、私なりの共感ワードを入れみました。

......東京でデザイナーとして就職した後、地元に戻ってきました。今は地元の企業を中心に仕事をしてますが、企画提案をする機会が多いので、コピーも含めて視野を広げて、成長したいと思っています。........

私が伝えたかったメッセージは、
●同じUターンで地元で働いている人とつながりたい
●企画提案する立場の人とつながりたい
という感じです。

そして、伝えきれなかったのでこの場を借りて書くと、「デザインやコピーも含めた、ブランディング提案のあり方を一緒に勉強していく仲間がほしい」「普段仕事であまり携わらない広告をつくりたい&賞をとりたい!」「デザインのことを思いっきり語れる仲間がほしい」という感じです。

ちゃんとみんなの心に響くように伝えられたかと聞かれたら、そこはまだまだまだまだ課題が残ったように感じますが、どうしたら共感してもらえるんだろうかという視点は、常に大事にしていきたいと思います。


「振り向いてほしい」へのチャレンジ

自己紹介には、正解がないと思っています。自分のこういうところを知ってほしいと思うのは自由だし、そこを試行錯誤していくところに面白みがあります。

ただし、伝え方には正解(よりよい解)があると思っています。伝えたい目的が明確なら、その目的に向けて言葉を選び、表現を探っていくべきだと考えます。それが相手の共感をうみ、引っ掛かり、印象につながる。伝えたいことが伝われば、相手はきっと振り向いてくれるはずだと思います。これは、未知数のチャレンジです。

数十名の仲間と、これからたくさんのことを学び、共有していきます。自己紹介は、自分の名前を宣言し、受け入れてもらうための第一歩。

とてもいい、スタートになりました。

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宣伝会議「コピーライター養成講座「ART&COPY」コース 阿部広太郎クラス」受講(2021)
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