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【新型コロナウイルス】ドイツでの現状を現地から発信

こんにちは!ドイツ在住グラフィックデザイナー・ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。

グラフィックデザインや展示会で日本の方のサポートの仕事の傍ら、フランクフルトを中心にドイツに関する役立つ情報や現地在住者ならではの生の情報を発信する目的で『ドイツ生情報』というブログを書いています。

また、2020年7月から地球の歩き方・フランクフルト特派員としてブログ執筆にも参加しています。

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昨年末に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2、Covid-19)。武漢市を中心に中国で大規模な流行が認められ、日本を含めた世界各国で感染者や患者数が徐々に増加傾向にあります。

ここ最近、ドイツに近々行く方々から『新型コロナウイルスは、ドイツではどういう状況なのでしょうか』『ヨーロッパでは新型コロナウイルスに関してアジア人の差別があると聞きますが、どうでしょうか』というお問い合わせが入ってきています。

今後ドイツへ渡航予定の方に向けて、今回私が知る限りの情報や私個人が実際聞いた・経験した現地での「アジア人差別」、ドイツ在住者という立場でのコロナウイルスに対する考えなどを書いていこうと思います。

【2020年4月追記】

尚、こちらの記事は私のブログ、『フランクフルト生情報』で2月16日に書き下ろしたものを載せています。ブログのオリジナル記事の方は最新情報が入り次第、ほぼ毎日更新しています。ここで書いた内容や状況は今では大分変わってしまいました。

コロナウイルスの感染者数やドイツでの状況は全世界と同じく常に変化しているので、なるべく最新の情報やニュースを載せるようにしています。気になる方は時間をあけてブログ記事のページをチェックしてみてください。

また、この記事及びブログの方で予想以上の反響をいただきました。一部の方々に記事を拡散・紹介いただきました。ありがとうございます。少しでもお役に立てていれば幸いです。

現時点でのドイツでの新型コロナウイルス感染者数

【追記】このノートを書いたのが2月半ば頃で、現在はかなり状況が変わってしまいました。

最新の感染者数情報は毎日大幅に変化しているので、最近の感染者数に関してはブログの方を確認いただけると最新情報が見れます。

以下、2月半ばにこのノートを書いた時点での情報です。

バイエルン州シュタルンベルク郡に住む男性で、中国から出張でやって来た会社関係者と職場で濃厚接触後に発症。

その後他の感染者も確認されたため、その影響で職場の200名に予防措置を実施し、1000名近くの他の従業員も全て自宅勤務に切り替え。2週間後にようやくオフィスを再オープン。

現在バイエルン州では14名が療養中、容態は安定しているとの事。

武漢から126名のドイツ人がチャーター機でフランクフルト空港へ帰還。全ての乗客は質疑応答がなされ、そのうちの何名かはフランクフルトにあるフランクフルト大学病院(Universitätsklinikum Frankfurt)へ直接搬送。

残りのドイツ人はフランクフルト空港にある医療センターを経て、ラインラント=プファルツ州にあるゲルマースハイム(Germansheim)の施設にて12日間〜15日間隔離されたのち、陰性及び感染の心配がないと判断されれば解放となります。

フランクフルトでも、先日感染していたとされる2名に関して、症状もなく2次感染の可能性がないとみて大学病院を退院しています。

新型コロナウイルスの感染状況に対するドイツ当局の見解

ドイツ当局ではドイツへのさらなる新型コロナウイルス感染の可能性や、2次感染など連鎖のリスクの可能性も見据えています。

しかし、現時点では『ドイツでウイルスが継続的に流通している』という証拠はないためドイツの人口の健康に対する危険性は低い、とロベルト・コッホ研究所(Robert Koch Institut:RKI)の専門家らによって見なされています。

この見解は、欧州連合の専門機関である欧州疾病予防管理センター(ECDC)からも支持されています。

新型肺炎に対するドイツ政府の対応、対策

連邦保健省(Bundesministerium für Gesundheit:BMG)は、次のように述べています。

ドイツは十分に対策・準備していると考えています。特にドイツの技術センターと専門クリニック間のネットワークは、国際的に見ても前例のないものと言えます。
こうした疫病に対し、我々には非常に優れた警告・報告システム及びパンデミック対策があります。更に、ドイツ各地の空港ではこうした状況に対応するべく定期的に緊急演習が実施されています。
ロベルト・コッホ研究所では当局下での、新型コロナウイルスに関する情報や現地調整を担当しています。

ドイツでは疫病に対する技術的・医療的な対策を日頃から十分に行ってきたと述べています。

2009年に流行したSARSの感染拡大を阻止できたように、今回の新型コロナウイルスに対しても十分な対策で阻止する方針との事。

また、現在新型コロナウイルス対策費用として最大2,300万ユーロの予算を検討・申請中とのことで、予算はロベルト・コッホ研究所での研究費用やアウトブレイクへの対策へ充てるとされています。

中国から到着するフライトへのドイツの対応

中国から到着するフライトのパイロットは、着陸前に搭乗者の健康状態をドイツ当局に報告する義務があります。

中国全土(香港およびマカオ特別行政区を含む)からの旅行者は、入国カードに・搭乗したフライトに関する情報・着陸後30日間の居場所に関する情報・中国での連絡先、健康状態に関する情報などを記入するよう義務付け、航空会社は出国カードを発行し、完成したカードを保健機関各種へ提出。

中国からのフライトに関しては、予約データ、特に乗客の身分証明と使用した座席に関する情報を30日間保存。更に、ハンブルク、デュッセルドルフ、フランクフルト、ミュンヘン、ベルリン、ハンブルクの空港の保健当局は、ロベルト・コッホ研究所、連邦保健省や連邦交通省と密に連携し、中国からの入国者に関する情報を把握しているとの事。

ルフトハンザ航空は上海や北京行きのフライトを含め多くの中国行きの便を3月末まで欠航

ドイツの大手航空会社ルフトハンザは既に南京や青島行きなど多くの中国へのフライトを欠航していますが、この度上海や北京行きのフライトも中止することに決定しました。

香港へのフライトは除きますが、便数を減らしているそうです。ルフトハンザ以外にも、関連会社であるスイス航空やオーストリア航空なども欠航便を出しています。

ルフトハンザは通常では中国本土に週に33便、グループ全体で週54便を運航しています。フランクフルト空港からは23機が飛んでおり、フランクフルトだけで約6000人分に影響があります。

旅行をキャンセルしたい。ドイツ行きの航空券の払い戻しはある?

コロナウイルスの影響でドイツへの渡航を取り止めたい方も多いと思います。

結論からいうと、日本からドイツ行きの直行便を出しているANA、JAL、ルフトハンザ航空では特別措置が取られていて手数料無料での変更や払い戻しが対象航空券の範囲で可能です。

ただし、旅行会社や他航空会社で発券された航空券については購入された旅行会社/航空会社に問い合わせるようにとの事です。

その場合、航空券の払い戻しや無料変更は可能かについてANA、JAL、ルフトハンザの3社についての具体的な情報や払い戻し&日程変更の条件などをこちらの記事内にまとめています(随時更新中)。

ドイツ国内でコロナウイルスに注意するべき場所や状況

日本と比べてまだ感染者の報告が少ないドイツですが、ヨーロッパのハブ空港であるフランクフルト空港や、ミュンヘン空港など大きな空港では人口密度も高くなるので注意したい場所です。

また、ドイツでは世界中から人が集まる展示会(メッセ)があります。メッセでは十分注意するべきだと思います。

筆者も先日お手伝いしたアンビエンテメッセでは、周囲を気にせずマスクを着用し、お手洗いではアルコール消毒を欠かさずやっていました。気休め程度かもしれませんが、不特定多数の他人が多くいるような場所では気をつけるに越した事はありません。

ただし、現在多くの展示会が中止・延期になっています。最新情報は私のブログか各展示会のHPにて確認ください。

これからの新型コロナウイルスの状況によってはドイツへの渡航を取りやめる考えも出てくるかと思います。

現に、スペインのバルセロナでは展示会を中止していました。

状況次第では、今後のドイツでのメッセが中止になる可能性もなきにしもあらずです。

発熱や咳あり。コロナウイルスに感染した心配がある場合はどうしたら?

ロベルト・コッホ研究所によれば,感染が疑われる場合以下のように対応するようにとあります。

1)感染者と何らかの形で接触したことが判明した場合、なるべく他人との接触を避け、お近くの保健所(Gesundheitsamt)に連絡すること。
2)感染が増加している地域に滞在されていた方でドイツ入国後14日以内に発熱・咳・息切れなどが発生した場合には、医師の診察を受けてください。他人との接触を避けてなるべく自宅に待機すること。

実際ドイツのどこに保健所があるのか知っておきたい方は、別記事にてまとめていますので確認下さい。

ドイツ人は、どう対処している?ドイツではマスクは買える?

元々お手拭きの文化がないドイツ。

その代わりドラッグストアで除菌ジェルの携帯サイズが売っていて、多くのドイツ人は普段からカバンに忍ばせています。

コロナウイルスが騒がれだしてから、私もメッセ時期にdmというドラッグストアに行ったら除菌ジェルが品切れでした。

市内2箇所、小さいサイズが完売。仕方なく携帯用でない普通サイズを買いました。

ドラッグストアや薬局(Apotheke)に行けば売っていると思いますが、マスクよりは除菌ジェル文化なので置いていない店舗があるかもしれません。

こちらのノートでドイツで買える殺菌・消毒グッズを紹介しています。

マスクやジェルを探すには、医薬品を扱うサイトが安心なのでおすすめです。私が利用しているサイトはブログの方で詳しく紹介しています。

新型コロナウイルスの影響でのアジア人差別、ドイツでは?

日本にいる多くの方々が、ヨーロッパ人を見たときにどこの国出身か見分けがつかないのと同じように、ヨーロッパにいる人が日本人を見ても中国人を見ても、全部同じに見えてしまいます。

元々存在感の大きい国、中国で発生した新型コロナウイルス。

アジア人を見ると全て中国人に見えてしまい、皆が神経質になっているこの頃では差別的な言動に遭う確率もないと言い切れません。

在欧アジア人に対する差別関連のニュースや実際に筆者や周りの人から見聞きした差別体験に関しては長くなったので別記事にて詳しく書いていますので、合わせてご覧下さい。

これからドイツへ渡航予定の方や、ドイツ在住者の方の情報収集

ドイツの情報を細かく知りたいなら日本語のメディアだけでなくドイツの新聞やニュースメディアもチェックするのがベストでしょう。

『Coronavirus、 Deutschland、News』と検索すれば、ウェブ上で最新情報のドイツ語メディアの記事が見つかります。Google翻訳のプラグインなど使えば、簡単にページを翻訳してくれます。

不自然な日本語に訳されたとしても、ある程度は把握できるはずなので便利です。ドイツの公的な情報はやはり政府の各機関の情報もフォローしておきたいですね。

各種メディアやドイツ政府のHPなどは私のブログでリンクを載せています。

日本語では『たびレジ』という外務省海外安全情報メール配信サービスがあり、渡航前にこちらに登録しておけば渡航先の最新ニュースが入ります。コロナウイルスに限らず、渡航先での安全のためにたびレジに登録することをおすすめします。

»たびレジ | 外務省海外安全情報メール配信サービス

その他、日本語メディアである私のブログツイッターなどでできる限り現地の最新情報を発信していこうと思っています。

綺麗な場所、ドイツの見所、ドイツのお土産情報も大事ですが、リアルなドイツについて、『フランクフルト生情報』というブログ名の通りに必要な生の情報を発信するようにしています。

最初に書きましたが、今後も必要に応じて最新情報を更新していきますので、気になる方は時間をあけてチェックして下さい。

新型コロナウイルス、ドイツ在住者の考え

日本でも各地で少しずつ拡大が見られるので、ドイツにいても心配ですし、今後どうなるか不安です。ですが皆さんと同じく私も生活があるので普段通りに過ごしていくしかありません。

上記でも書きましたが、ドイツではマスクをすると逆に目立ち、アジア人であればそれがマイナスなイメージをもたらす場合もなきにしもあらず。

私的には差別より何より感染拡大の方が心配です。ニュースで騒がれるような暴言や暴行がある、というケースはごく稀と感じます。

差別に関しては、繰り返しますがドイツの街中ではマスクをしない限りはそこまで目立つ事はないと思います。

ただし、国際線の飛行機など人混みの中ではマスクをするなどして今後渡航予定の方はできる限り気をつけて欲しいと思います。

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さいごまで読んでいただきありがとうございました!

新型コロナウイルスに関して、ドイツ在住者の視点から書いた記事や役立つ最新情報を載せていますのでよかったら合わせて参考にしてみてください。

また、Twitterや、インスタグラムなどで現地の様子を紹介していますので、フォローして交流できれば嬉しいです。

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読んでいただき、ありがとうございます! 他にもたくさん、ブログにて書いていますので良かったら見に来て下さいね。 https://doi-tsu.de/