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#12「ちょっとだけ先輩ママの魔法の話」〜言葉の話〜

「ちょっとだけ先輩ママの魔法の言葉」にご来訪ありがとうございます!
保育士をしながら2人の男の子育児真っ最中のおおともゆうこです。

このnoteを通じて私が伝えたいことはコチラから
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今回のお話は「言葉」について
生まれたばかりでバブバブしか発していなかった子が「ママー」や「パパー」っと言ってくれたあの時の感動は今でも鮮明に覚えています^^

けれど、現代の子どもたちは、動画やテレビなどの映像メディアに多くの時間を費やすことが増え、これにより、言葉を発する機会が減少し、言語発達に遅れが生じる傾向にあります。
映像メディアは受動的な視聴が中心であり、子ども自身が言葉を使ってコミュニケーションを取る機会がとても少ないです。
そうならない為にも、子どもがアクティブに遊び、他の子どもや大人と対話する時間を増やすことが大切です。

赤ちゃんが歩けるようになる為に順序があるように、言葉を発して他者と会話をする為にも順序があります。
そんなお話を今回はしていきたいと思います。


初めての「アイウエオ」


言葉の発達過程

喃語(0〜1歳)
喃語をしゃべる時期。「あーあー」「うー」など、母音から言葉が出てきます。0歳児は身体能力がとても発達する時期です。愛着関係を築いた大人の顔を見ると、にこにこしながら喃語でおしゃべりしてくれます。

一語文(1歳〜1歳6ヶ月)
「まんま」「ぶーぶ」「わんわん」など一語文を使い始める時期。抱っこして、食べたいなど一語文を使って欲求を伝えるようになります。

二語文(1歳6ヶ月〜2歳)
「これ ちょうだい」「わんわん おいで」など、二語文を使い始める時期。絵本やわらべうたを通して言葉の面白さを楽しめる時期でもあるので、子どもの欲求もわかりやすくなります。

三語文(2歳〜2歳6ヶ月)
「ママ おしごと いくの」「くるまの ごほん よんで」など、三語文を使い始める時期。「どうして?」「なぜ?」という疑問も増えてきます。

模倣(2歳6ヶ月〜3歳頃)
発音がしっかりとしてくる時期。大人の言うことを模倣したがり、簡単な言葉の意味に興味を持ち始める頃でもあります。我が家の子ども達もなんとなーく私の言い方に(怒っている時の)似てきているような気がする時がありました^^:

複文(3歳〜4歳頃)
「わたしは ママがいつも行くお店の ケーキがすきです」といったように、2つ以上の述語が組み合わさった複文を話せるようになる時期です。代名詞や助詞などの文法を使い、日常的な言葉のやり取りができるようになります。

コミュニケーション(4歳〜5歳頃)
話す意欲が高まる時期。話の合う子とグループを作って話を楽しむ時期です。言葉で自己主張をし、自分の思いを相手に伝えて問題解決ができるようになるので大人が間に入らなくても喧嘩が収まっていることが多いです。

物語(5歳〜6歳頃)
自分が体験したことを言葉にして相手に伝えることができるようになる時期です。休みの日の出来事を皆の前で簡単にスピーチするなど、小学校入学に向けて人前で自分の言葉で話す練習もおすすめです。

言葉を話すようになるために

子どもが言葉を話すようになるためには、言葉の意味を理解することが大切です。
たとえば子どもと散歩へ出かけた時、走っている車に興味を示した子どもに対して大人が「ブーブーだね」と教えると、子どもは道路を走っている四輪の乗り物を「ブーブー」だと理解するようになります。
そんな事を繰り返していると次回同じようなものを見かけたときに「ブーブー」と自分から言葉を発するようになります。
子どもが何かに興味を示したら実況中継するように言葉を教えてあげると、子どもは意味をどんどん理解していきます。

話しかけるのが照れくさかったり、どのようなことを話しかければよいか分からなかったりするときは、絵本の読み聞かせも有効です。
幼い頃から言葉に触れる機会を作ると、言葉が出やすくなります。

また、子どもが何か話す前に周囲の大人が先回りして行動してしまうと、言葉を発する機会が失われてしまうことがあります。
たとえば子どもがおもちゃを探してきょろきょろしている時に、ママが「おもちゃで遊びたいのね」と先回りしておもちゃを出してきてしまうと、子どもは何も言わなくても目的を達成できてしまいます。親は我が子がどうして欲しいのかを言葉がなくてもある程度理解できます。けれど、そこは一度見守って子ども自身がどう動くのかを観察してみてください。何か探しているようだったら「どうしたの?」と、言葉をかけてみましょう^^

言葉の遅れが気になる?

上記で説明した言葉の発達はあくまでも目安であり、実際は個々の発達のスピードは多少異なります。
ただ、言葉の発達には「聴力」「知能」「発声のための運動機能の発達」「言葉を話す欲求」が必要であるため、いずれかの要素に問題があると言葉の発達が大きく遅れることがあります。
もともとの性格が内向的で大人しい子は、あまり積極的に話そうとしない傾向にあります。
同じ月齢・年齢の子に比べて言葉が少ないと不安に感じるかもしれませんが、周囲の呼びかけに対してきちんと反応し、言っていることを理解しているようなら、特に問題はありません。


いかがでしたか?
お話が上手な子もいれば、うまく気持ちを伝えられない子もいます。そして子どもに限らず大人にもいますよね^^
普段から子どもと目と目を合わせて会話を楽しむことで自然と言葉の数が増えていきます。
「うちの子は言葉が遅れているのかな?」と心配する前に普段の会話の時間を見直してみるのもいいかもしれませんね☆


絵本の他に「楽天ルーム」にて絵本や育児本(その他も笑)を載せています。
お時間ある時にご覧いただければと思います^^
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今週もお疲れ様でした^^

今回の記事を読んでいただいた方、ちょっとでも興味を持っていただいた方、ここで出会えた縁を大切に大切に育てていきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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