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にしがきゆうこができるまで vol.18

あと3回でvol.20。そこで完結したい!と思いながら書いています。
今回は、ネット業界へ入ってから、結婚・出産を経て再就職するまで。

大手企業でゆるゆる仕事

vol.16で、デジハリを卒業して
職探しをしたところまで書きました。

スキル的なものか、妙齢だったからか、
正社員での就職口がなかなか見つからず、
派遣会社に登録したところ、
東京の大手Webデザイン会社から
お声が掛かりました。

業務としては、その会社が請け負っている
某超大手メーカーのWeb企画室での業務。
テキストデータの修正だったり
写真の差し替え、リンクの貼り替えといった
地味な作業が主な仕事でしたが、
私は英語ができるということで
それに加え英語サイト用に簡単な翻訳の
仕事も時々発生していました。

と言っても、仕事の量としては大したことがなく、
1人でこなせそうな内容を4人で担当していたので、
正直とても暇でお喋りばっかり。笑
やることがないので、勤務時間なのに
バナーを作ってコンペに応募したり…

ゆるゆると1年ほど楽しく働いていましたが、
ある日、大学時代のサークルの先輩から
ネットショップの仕事を紹介され、
そちらに転職することにしました。

EC業界へ

前職と同じく、勤務地は大阪。
楽天ショップオブザイヤーを獲ったことのある、
女性店長が有名なお店でした。

私の仕事は、ページ制作と商品情報登録。
自社商品(食品)を販売している会社で、
店長が次々と新商品を企画するのですが、
感覚的な表現でこちらに振ってくるので、
それを具現化するのに毎回苦労しました。

とは言っても「右腕になって欲しい」と
入社時に言われていたので、
期待に応えようと毎日遅くまで
サービス残業して頑張っていました。

2年目のある日、鬱で突然店長が出社しなくなり、
残された私ともう1人のスタッフで
いろいろと苦戦しながらも店舗を運営し、
業務改善のアイディアも出していたのですが、
数ヶ月後、ケロっと戻ってきた店長は
以前と変わらぬやり方を通そうとしたので
そこから亀裂が始まり…

この会社に入るときには結婚が決まっており、
「もし子どもが生まれたら在宅勤務で」
なんて話もしていたのですが、
入社から丸2年が経とうとしたところで
私の妊娠が判明。

その報告をしたところ、
事業不振を理由に大阪事務所を閉める、
と言われ、
もう1人のスタッフは在宅勤務、
私は解雇、ということになりました。

夫婦無職で出産!

実はこのすぐあと、それまでは
長距離トラックの運転手をしていた夫も、
「毎日家に帰れる仕事がしたい」
と転職を決意。

会社に申し出ようと思ったところ、
社長から「会社を畳む」と言われ、
なんと2人揃って無職に!笑

普通は「ガーン」なのかもしれませんが、
落ち込んだり心配したところで仕方がない。
「今しか行けないからどこか行けば?」
と渋る夫を促し、私は早めに里帰りし、
その間に夫は北海道へ一人旅。

その後、無事に第一子が生まれました。

夫は、運転以外の仕事をしたい、と
育児をしながら職業訓練校へ通い、再就職。

私は専業主婦として家事育児をし、
普通の夫婦に戻りました。笑

思いがけずワーママの道へ

子どもが1歳半くらいになった時、
もともと腰痛持ちだった夫が
仕事に支障が出るくらい酷い腰痛になり、
専門医の勧めもあって手術することに。

手術前の入院から含めて、
約半年近く、働けなくなってしまいました。
仕事が直接的な原因ではないので、
労災も出ません。

ま、貯金で賄うしかないか〜と
最初は漠然と考えていたのですが、
旦那さんと別居を始めたママ友が
仕事を始めた、という話を聞いて、
ふと「私も働けばいいんやん」と
閃いたのです。

どうせ働くなら安いパートではなく、
正社員でしっかり稼ぎたい、と思い、
これまでで一番好きだった編集の仕事と、
経験のあるEC関係で探したところ、
地域情報紙の営業&編集の求人1件と、
EC系の求人を2件、近くで見つけました。

営業&編集は職場が奈良なのでちょっと遠く、
それでも一番やりたいことだったので
頑張ろうと思っていたのですが、
履歴書郵送後、いつまで経っても返事がない…

電話をしても良かったのですが、
なんとなく縁がないような気がして、
ハローワークで見つけたEC系の
求人2件に応募し、面接に行きました。

1件は、老舗食品メーカーのサイト制作担当。
手応えがあるようなないような、
よくわからないような面接で、
「また連絡します」とのことでした。

もう1件は、表彰用品のネットショップ運営。
とても話が盛り上がり、その場で
「じゃあ、来てもらえる?」と採用決定。
保育園申請のために提出する書類の関係で、
早く答えが欲しかったので、
こちらでお世話になることにしました。

その後すぐに、1件目の会社からも
役員面接の連絡がありましたが、
もう他に決めたので、とお断り。

こうして、自宅から歩いて15分程度、
社員は片手ほどしかいないような会社で
ワーママデビューすることになりました。

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