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にしがきゆうこができるまで vol.8

マニアックなネットの話は一旦置いておいて、
今回は大学在学中のトルコ旅行のことを書きたいと思います。

初めての個人旅行

大学3回生の時、当時の彼(HTML教えてくれた人)と
海外旅行へ行きたいね、という話になりました。

最初はスペインに行きたいなーと漠然と考えていましたが
旅費が結構かかることがわかり、
当時たまたま読んだ「イスタンブール、時はゆるやかに」の
影響で、トルコに行ってみよう!と言うことになりました。

vol.4に書いた通りホームステイ事業をしていたこともあり、
母はそれまでに何度かオーストラリア等の海外へ行っていましたが、
いつも個人手配で行っていて、私たちにも
「行くならツアーじゃなく個人旅行で行きなさい」と。

当時はまだインターネット黎明期でしたから、
飛行機の予約は旅行代理店へ電話をかけて値段を聞き、
宿の予約はガイドブックを見てFAXを送る、
といった手順を取っての手配でした。

出会いに満ち溢れたトルコ旅行

直行便のトルコ航空は高かったため、
クアラルンプールのマレーシア航空を利用。
KL着日のホテルだけは予約して行きましたが、
トルコでの宿は現地で決めることにして、出発。
イスタンブールの他、遺跡の町エフェソスと、
エフェソス近くの港町クシャダスを訪れました。

1997年当時、トルコを訪れる日本人は
そう多くはなかったと思いますが、
ちょうど雑誌「ブルータス」でトルコが特集され、
少しだけブームのようになっていました。

そのためか、行く先々で私のゼミ友達に会ったり
彼のゼミ友達に会ったり…
同じ時期に同じ旅行先というだけでも驚きなのに、
バッタリ偶然出会うことに本当に驚きました。

それ以外、トルコ人ともいろんな出会いがあり、
勧められて訪れた教会がとても良かったり、
本当に楽しい旅行になりました。

持参したガイドブック「地球の歩き方」に載っていた
エフェス周辺の地図に間違いがあり、
道に迷いかける、なんてこともあったり、
街のハマム(公衆浴場)を訪れたら、
お世話してくれるはずのおばちゃんたちがTVドラマに夢中で
ぞんざいな扱いを受けたこともあったりしましたが。笑

日本語教師の勉強

あまりにトルコ旅行が楽しすぎて、
帰国後の私は「またトルコに行きたい!」
「なんなら住んでみたい!」となりました。

どうやったらトルコに住めるのだろう???
と考えたときに思い出したのは、
日本語が上手なトルコの人々でした。

親日家であるトルコ人。
特に観光に携わる人はよく日本語を勉強していました。

日本語を教えられればトルコに住めるのでは?
と考え、周りが就職活動を始める中、
日本語教師の養成講座へ通い始めた私。

正直、就職活動ということにピンと来てなかった、
ということもあります。
みんながするから、という理由で
自分も就活をする気にはなれませんでした。

大学卒業前に、日本語教師養成講座420時間コース*を修了し、
日本語教育能力検定試験にも合格しました。

*日本語教師養成講座420時間コースとは、文化庁が示した「日本語教師養成のための標準的な教育内容」方針に沿った講座のことを指します。


日本語教師として教壇に立つ条件は揃いましたが、
結局は教師として就職することも、
トルコへ住むこともありませんでした。

それまでボケーっとした学生生活を送ってきた私が、
自分より年上の人がほとんどである日本語学校で
教壇に立つイメージがあまりにもつかなかったのです。

で、就職活動もしていなかったので、
大学卒業後は家事手伝い…と言えばお嬢さんぽいですが、
周りは就職氷河期の真っ只中に大企業へ就職する中、
フリーター生活を始めたのでした。

でもやっぱりトルコは好きだったので、
京都に「日本トルコ文化協会」というのがあるのを知り、
そこのトルコ語講座に通ったりしていましたね。

その後は政情が不安定になったりして、
なかなか再訪するチャンスがありませんが、
いつかまた訪れたい国の一つではあります。

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