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2021年6月21日夏至、この先3か月を読む

 2021年6月21日、夏至を迎えます。夏至は、「日の出から日の入りまでの時間が最も長い日」(北半球)とされますが、星読みでは、「太陽が蟹座に入る日」。そして、その瞬間のホロスコープを「夏至図」と呼びます。

 夏至図からは、夏至から秋分までの3か月の世の中の動きや雰囲気を読み解くことができる(※1)と言われています。今年の夏至図から何が読み解けるでしょうか、星から読み解いていきたいと思います。

1.この先3か月のテーマ

 以下が2021年の夏至図。

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 秋分(2021年9月23日)までの3か月のテーマはASC(上記図AC)で読みます。ASC天秤座の10度(数え度数11度)は、サビアンシンボル(※2)では、「眼鏡越しにのぞき込んている教授」。「独自の知恵を他の人に合わせてわかりやすく教えていく」ことがテーマとなります。

 例えば、感染症拡大禍で、私たちは様々な生活様式、働き方への改革を求められてきました。それぞれが体得してきた経験、知識を広く皆にわかりやすく広めよう、社会のために活かそう、という世の中の動きがますます加速するのかもしれません。

 ちなみに、今年の春分図もASCは同じ天秤座の10度でした。引き続きのテーマということになります。

2.現状の課題は・・・

 現状の課題、といってパッと出てくるのはやはり、「感染症」。夏至図からはどう読み取れるでしょうか。

① グランドクロスと海王星

 「健康・医療」などを表す6ハウスに、「先行き不透明・感染拡大」などを表す海王星が、春分図に引き続き、位置します・・・。

 また、月(財政を表す2ハウス・蠍座)、火星(政府を表す10ハウス・獅子座)、天王星(社会保障を表す8ハウス・牡牛座)、土星(家を表す4ハウス・水瓶座)で、グランドクロスを作っています。

 これは、「固定宮」の星座たち(※3)で形成されることもあり、秋分までの3か月は、残念ながら、まだまだ身動きが取れずの状態ということが予想されます。

② グランドトライン

 ですが、ちょっと明るい話題も・・・。 

 太陽(海外を表す9ハウス・蟹座)、月(財政を表す2ハウス・蠍座)、木星(スポーツ/レジャーを表す5ハウス・魚座)で、グランドトライン(幸運の大三角形)を作っています。

 これはやはり「オリンピック」を意味しているのではないでしょうか。そうであれば、とても良い配置。いろいろと心配はありますが、「水」の星座(※4)たちで形成されているということもあり、やはり人々の「感情」を豊かにしてくれるものになるのでしょうね。

3.3か月間で目指すところ

 秋分までの3か月で目指していく先は、MCで読みます。MCは蟹座11度。

 サビアンシンボル(※2)では、蟹座10度(数え度数11度)~14度(数え度数15度)は「大切なものを育てる力と守る力」を意味します。

 そして、蟹座11度(数え度数12度)は、「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の少女」。「中国人の少女」は精神性の高さ、「メッセージを持った赤ん坊」は大きな可能性の象徴。そこから、「まだ誰も気づいていない、いずれ大きな価値となるものを、強い信念をもって育てていく」ことを表しています。

 私たちは、前述のテーマ「独自の経験を社会に活かそう」とすることを通して、この新しい価値観が構築されようとしている中で、大切な家族、子孫、社会全体の可能性を育んでいこうとしていくのではないでしょうか。

 蟹座は「母性」「やさしさ」「思いやり」を意味します。なかなか解決しない課題はありますが、世の中全体が、優しいムードに向かっていく、そうあってほしいな、と思います。

4.さいごに・・・

 夏至図を読んでみて、個人的な感想は、「あぁ、まだやはり変わらないのね・・・」。でも、「やさしさ」と強い信念をもって、人々が社会に働きかけていく流れにある、ということは、私たちが「今」生きている中でとても大切なことで、その小さな希望を「未来」につなげていきたいな、と感じました。

 私たちが、少しずつでも心穏やかに暮らせる日に向かっていくことを心から願っています。


(※1)春分図からはその年の一年を、夏至図からは夏至~秋分、秋分図からは秋分~冬至、冬至図からは冬至~次の春分までの、世の中の動き・雰囲気を読み解きます。

(※2)前記事でも紹介しましたが、サビアンシンボルの説明は割愛し、下記サイトをご紹介します。

https://sup.andyou.jp/hoshi/sabian-symbol_use/

(※3)12星座は、「活動宮」「固定宮」「柔軟宮」という3区分に分かれており、「獅子座・水瓶座・牡牛座・蠍座」は「固定宮」に分類されます。詳細はまたどこかで記事にしたいと思います。→こちらの記事で簡単に紹介しました(6/28更新)

(※4)12星座は、「火」「地」「風」「水」という4区分に分かれており、「蟹座・蠍座・魚座」は「水」に分類されます。こちらもどこかで。→こちらの記事で簡単に紹介しました(6/28更新)

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