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偶然は必然~それは世の中を変える力になる

土曜日はわたしの地元小平市での公開講座最終日
10月から始まった全5回の講座も、とうとう最終回になります。
感慨深い…

と、その前に。
同じ日、次男坊の小学校では学習発表会でした。
あら、忙しい💦
でも、これは見逃せません。

体育館に入るため、保護者は校庭に行列を作っています。
学年ごとの入れ替え制です。
次男坊のクラスは3番目の発表。

わー!
前のクラスの演奏「宝島」が、泣きそう…
この曲、大好きなんです。
次男は出てないけど(笑)
夢があって、未来に向かっているメロディー。
打楽器のラテンのリズムも好きです。
人って、音楽に心揺さぶられます。


次男坊のクラスの演奏は「情熱大陸」。タンバリン担当です。
ツーステップを踏みながら、いい感じです♬
親ばかですが、音楽を習ってないわりにセンスあります(笑)。

次の行事は最後の卒業式。
いよいよ、小学校生活も終わりになります。


さて。
お昼からは公開講座にスイッチ。

当日の準備は、今までオンライン設定(音響も含め)に1時間ほどかかっていましたが、今回は時間が30分以上余り、本番までまったりとした時間が過ぎました。スタッフも素晴らしく慣れてきました。

いつもテクニック的なところを全面カバーしてくれる、つぼちゃん。
「最初は設定とかちょっと大変だったけど、回を重ねるごとに慣れて、余裕が出てきて。部活みたいで、本当に楽しかったなぁ💗。終わったら、寂しくなっちゃうなぁ。」

わたしもです。
社会へ向けた、誠実で、とても大切で、やさしい発信をする、おとなの部活動です。

つぼちゃんは、なんと!同じ時間帯に中央公民館の上の階で、子育てに関する登壇がありました✨
こちらのセッティングをしてから、上の階で本番というスケジュール。
本当にありがとう💗感謝!

銭湯サロンでいつも家族ぐるみでお世話になっている大学生のまもるくん。
優秀でやさしくて、配慮もできます。
ボランティア活動や研究などで、とても忙しい中、毎回神田から来てくれます。本当にありがとう💗

そして、いつも遠くから来てくれる参加者のYさん。
今回は大きな大きな花束をもって来てくださいました✨
「わぁ💗」
ユリバラサクラが入った立派な生花。
なんて、ステキなことをしてくれるのでしょう。
本当にありがとうございます✨



そして、グリーフサポートこだいら代表の森幸子さんのお話。
本当に本当に…
すばらしくて。
泣きそうで。
なんと説明してよいか、わかりません。

苦しかったでしょう。
辛かったでしょう。
よく乗り越えて…出会えて、よかった。
本当にありがとう。

たいせつな家族を肺腺がんで失い、3人目のお子さんはまだ1歳。

毎日の生活の中で、どうやったら子どもと一緒に死ねるか
そんなことを考える日々。


森さんが味わった空白の3年間は、わたしががんになった最初の2年間と似ています。
わたしの場合は夫が元気でいてくれるので、「子どもと一緒に」ではないですが、わたし一人、どうにか死ねないかと

手術や放射線治療ができないと説明されたとき。
延命のための治療と分かったとき。

子どもを学校へ送り出して、ひとりポツン
おふろに入るとき(当たり前ですが)、ひとりポツン
その時間が怖かった。

子どもが学校から帰ってくれば、おやつ出したり、宿題を見たり、ごはんの支度。あれこれ追われて、毎日が終わる。
でも、疲れているのに眠れない…

そんなことを思い出しました。

がんと自殺対策は密接です。
仕事への不安、経済的不安(経済毒性)、先の見通せない人生、人に話せないなど、さまざまな心配があります。そこから、不眠になる人も多く、5 人に 1 人がうつになり、自殺率は罹患1年以内で、一般の 24 倍と言われています。
(https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/thanatology/015/がん研有明病院 腫瘍精神科部長 清水研氏の研究による)



社会全体で、もっと支えられないのでしょうか…?



そんな森さんとわたしには共通点がありました。

それは、おしゃべりが好き

自分のことを聞いてもらいたいんです。

それが自分を救うことになったんです。

人に話すことで、人からヒントを得たり、少しづつ刺激をいただき、考え方を変えたい!と望み、ここまできました。

子どもの存在。そして、周りの人の存在
森さんは特に周りのお友達に支えられたのが、本当に良かったのだと思います。
そんなコミュニティーの大切さ。

がんのことを避けてこられた森さん。
わたしと出会ってがんと向き合い、登壇してくれました。

世界で一番不幸を背負っていた。

連れ合いを亡くした人はあたしだけじゃなかった

グリーフとは
何かをなくした時に湧き上がる感情のこと。
がんで言えば、健康なからだをなくしたときの感情や反応。

感情に良し悪しはない。

偶然は必然。
意味のある出会い。
それは世の中を変える力になる。

自分の住む町をやさしい町にしたい。


森さんの言葉はわたしの中で大きく響きました

講座の後半は「つながるグループワーク」。
ここで出会った人同士。せっかくなので、コミュニケーションの場を設けました。

オンラインでご参加の方も。
みなさんのご経験は違えど、それぞれ抱えたものをシェアし、想いあう時間となりました。

ありがとうございました。
本当にありがとうございました。

皆さんのご協力で、ここまでやり抜くことができました。

当事者やその家族の経験談から始まり、緩和ケアや、こどものゆらぎについて学び、音楽や歌を楽しみ、遺族の話に耳を傾ける。

沢山の方にいろいろなことを教えていただきました。

講座終了後の「打ち上げという名の親睦会」も盛り上がりました!


今後は定例のがんサロンをそれぞれの場所で開催します。

3月:キャンサーペアレンツ&メディパシー限定企画とさせていただきます。(定員となりましたので、お申し込みを締め切らせていただきました。)


4月:定例の小平サロン。バリアフリーのミュージックCafeで開催します。


引き続き、がんサロン~CancerおしゃべりCafeは、やさしさ出会いの場を提供できるよう、歩んでまいります。


今後ともよろしくお願いいたします。

では、また!





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