見出し画像

【結婚と育児によって、自信を失い始める30代】

やりたいこと探しをしまくっていた私が、
40歳を過ぎてから自分の使命に気づき、
自分の人生に遠慮なく、いきいきと生きられるようになるまで。

<エピソード1>“出来ないことはないと思っていた20代”の続き


<エピソード2>

出会ってからは超がつくほど順調に、

あっという間に結婚し、子供にも恵まれて。

ただ、程なくして私に大きな”義務感”がのしかかってきました。


妻として、
嫁として、
母として、
こうすべき・・・


なぜそんなにまで義務感を背負ってしまったかというと、
私のこれまでの”無意識の生き方”にありました。

後にコーチングと出会った事により、
その原因に気づくのですが、
当時は全く気づいていません。

ここでいう、”無意識の生き方”が何かというと、
”親が喜ぶ選択を繰り返してきた”こと。

私の母はあまり人と交流をもたないような感じ。
専業主婦で、特に趣味があるわけでもなく。

愛情をたっぷり注いでくれましたが、
子供ながらに、私が離れたら母は一人になるのではないかとか、母を悲しませてはいけないとか、多分そんな風に勝手に感じて、


”お母さんの喜びそうな人生”を、無意識に選択をしていました。


バレエがやりたくても
”ガニ股になるからダメ”と言われれば、そっかと納得。

高校受験でも、”私が昔憧れていた女子大の附属校が良いのでは”
と言われれば、そっかと納得。


自分が何をしたいのか、本当はどうしたいのか、
いつの間にか自分の感情ではなく、
親の為にどうするべきなのか、                     で動いてしまうようになっていました。

大学卒業してからは結構自由にやっていたけど、
”早く結婚をしなさい”にはずっと縛られてたし。


そんな、”親を悲しませてはいけない”、
という信念の強い私が結婚をし、
もう1組の親が増える事によって、
義両親を喜ばせなきゃいけない、
という義務感を、勝手に背負ってしまったんです。


私は無意識に、周囲が望む選択をしようとする。
自分の感情には、どんどん鈍感になっていきました。


”妻は前に出ず、夫と家庭を支えるもの。”
”小さな子供を預けて働くのは可哀想。”

そんな考えを持つ義両親だったので、


第1子の妊娠を機に、産休、育休を取り、               そのまま退社をしようと考えていました。

今までよく働いたし、しばらく子育てに専念しよう!
もちろん、前向きに決断つもり。

最初は良かったけれど、
第1子(息子)が生まれて半年の頃、
東日本大震災がきっかけで自分の感情に気付き始めます。

ちょうど両親が仕事の都合で仙台にいたのですが、
私は何もすることができなかった。

ただ、いつもと変わりなく、東京で子育てをするしかなかった。
子供がいなかったら、ボランティアで行きたいと思ったけど、
行くことすらもできない無力感を感じ、
私がこのまま家庭と育児だけをするのはなんか違う。
そう思い始めました。

やっぱり
自分も何か人の役に立つことがしたい!

その時すぐに出来ることを考え、
ベビーマッサージの資格を取りましたが、
結局それを活かすことはありませんでした。

そして、息子が1歳半の育休が明けるタイミングに、
週3時短で復帰。

家庭とのバランスを取りたかったから、
役職を手放し、待遇もグッと下げてもらって。

今までの給与の3分の1程度になったけど、
それでも社会に戻れるって嬉しかった。

でも、どこかでずっと周囲の気持ちを裏切って
働いているような感じがしていたし、
子育ての壁にぶつかるたびに、
大した仕事もしていないのに、
うまく子供を育てられないと自分を責めたり。

どう見られているか、どう思われているか、
そんなことばっかり気にしちゃうから、
どんどん自分に自信が持てなくなって、
心のバランスが崩れ始めていました。

全てが中途半端に感じられた私は、
息子が幼稚園の年少の学年になる時に、
専業主婦になり、再び家庭と育児に専念する
という選択をしました。

そしてその後、第2子(娘)を出産しました。

ここから更に深みにハマる、エピソード3へ続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?