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【タイ生活】働く・働きたい駐在妻

こんにちは。バンコク生活6年目を迎えたYukoです。

私は趣味でInstagramで発信を続けてきた結果、有難い事にタイの様々なホテルからレビュー依頼を受けることがあります。

今回はステイケーションしながら、作業もしてましたが旅しながら働くノマドの方って、こんな感じなのかしら?

なんて、思ってみて、久しぶりに働く、仕事してる感覚になりました。今回はそんなところから、働く・働きたい駐在妻についてのお話です。

今回ステイしたホテルはこちら。

バンコクでは貴重!なプールアクセスのお部屋がある
2023年開業の最旬ホテル。

遊ぶ娘を見守りながら、作業してみる。

●バンコクの場合。駐妻は働ける?


国によって異なりますが、特にバンコクの場合は
帯同家族は所謂家族ビザで入国するので、駐妻は基本的に働けません。

私が聞いた説明だと、
タイ人の雇用を奪ってはならないと言う理由で、
ボランティアで無償でも働くことは、本来は制限されているみたいです。

私もInstagramをきっかけに、たまにホテルなどのレビュー依頼を受けて趣味がちょっとした仕事のようになりつつありますが、ホテル側から宿泊費や食費を負担して頂くも、
タイバーツでの金銭授受は1バーツも発生していません。

招待して頂いて知ったホテル。ご縁に感謝。

●バンコク駐妻が働きたい場合はどうする?


ご主人の会社がOKの場合→就職活動→内定→
勤務予定先にワークパーミット(WP)を出して貰う→晴れて働く駐在妻。現地採用、略して現採。

こんな流れが一般的かと思います。

以前は、奥さんが働く事を禁止している会社が大半だったそうですが、近年では見直しされつつあり、
ご自身で勤務先を見つけて働いていらっしゃる方もお見かけします。

駐在妻が駐在員である夫の付属品のような感覚に陥いってモヤモヤするのも、無職になり、夫の会社ルールに縛られるのが一因かも。

●我が家の場合は…


主人の会社が禁止では無かったものの、
私がWPを取得して家族ビザから外れると、家賃補助の金額などデメリットが発生する事が分かり、選択肢から外れました。

来タイ当初は、自由人娘がまだ一歳。
手のかかる娘の子育てと、環境の変化に戸惑う愛犬の世話、知り合いもいない海外での生活の立ち上げで、私は正直生きてるだけで精一杯の日々。

働くどころでは無かったものの、幼稚園生活が軌道に乗り、少し余裕が出た頃、こっちで働いたらどうなるのか?

気になって、古巣のタイ支社の求人を眺めてみたりした事もありましたが、私の年齢、語学力の問題、あと現実的にお給料の面で日本で頂いていたお給料を比較すると、当たり前過ぎますが同等の金額を頂けるポジションを見つけることは不可能でした。

いざ働くとなると、ナニーさんを雇って娘のお世話をお任せすることになるし、日本でワーママをしていた際、娘と接する時間の少なさに寂しさを感じていたので、可愛い盛りを見ていたい気持ちもありました。

もしも、自分が本当に働きたいのなら、もっと本気で向き合ったと思います。

が、私は来タイ当初、既に40歳手前で大卒後、長い期間、社会人生活を送り、やりきった感があった事、東京でのワーママ生活に疲れきっていた事から気分はアーリーリタイヤ。

これまで十分働いてきたし、限られた期間限定の駐妻生活、タイでしか出来ない事を思う存分に楽しむことにしました。

●もしもの話


働く・働きたいという発信をされている方は、20代、30代の方が多い様に思います。

私も30歳前後で仕事が楽しくて、子なしで、
人生一番バリキャリしていた頃に主人の駐在が決まっていたとしたら、私はどんな選択をしたのだろうか?と考える事があります。

主人と離れたくはないし、一度は経験したかった海外生活を選んだと思いますが、40代子ありの現在と比較して、仕事への未練と自分のキャリアが途絶える不安、本帰国後の再就職への不安を抱えての帯同生活になっていたと思います。

私と娘の年齢を考えると、子供に優しいタイで子育て出来た事も含めて、我が家にとってはベストなタイミングで駐在が決まって運が良かった、という言葉に尽きます。

●駐妻は人材の宝庫⁉︎


以前と比べると、駐在員が若返ったと言う話もよく聞きますし、バンコクでも、若い駐妻さんを沢山お見かけします。

SNSでも、働きたい駐妻というキーワードを見かけることが増えました。

共働きが当たり前の昨今、一番働き盛りの年齢でキャリアを中断し新生活に飛び込む方も沢山いらっしゃるはず。

彼女達が本帰国した時に、
キャリアの中断を防ぐ為、

柔軟な帯同休職制度や再雇用制度の構築・運用
フルリモート勤務で海外勤務を可能にする
再就職支援の為の人材活用、再教育制度の充実

等、企業や行政側で出来る事の可能性は大いにあると考えます。帯同休職制度を活用して、晴れて復職を果たした友人もいますし、勿論、駐在妻側でも帯同中にできる事は沢山あります。

個人的には人口減の時代、
現・元駐在妻は結構人材の宝庫だと思ったりします。

私がバンコクで出会った友達は、皆んなそれぞれに魅力的で高学歴、ビジネス経験、帰国子女・留学経験を持つ方、学び直しをして難関資格を取得された方、やりたい事に出会い新たなスキル・資格・経験を身につけられた方も沢山います。

そうでなくとも、

全てを一旦リセットし、新しい国、環境で生活を立ち上げて、更にコロ○禍のロックダウン生活をサバイブしてきた経験はメンタルを強くしてくれたし、

様々な年齢層、国籍の方と接する経験からコミュニケーション能力は言うまでもなく、

柔軟性や多様性を学び、幅広い視野を得ることも出来たし、海外生活でプラスになった事は沢山あります。

●まとめ

まだまだ未熟ですが、レビュー依頼=お仕事の側面があるので、クライアントから感謝されると、やっぱり専業主婦では得られない、やり甲斐を得る事が出来て、やって良かったと感じます。

娘には自分が働いていた頃の姿を見せてあげられなかったけど、今はこれがママのお仕事だよと。駐在妻=専業主婦だけでは無い姿を見せられる事も、
良かったなと思っています。

長くなってしまいましたが、駐在妻に限らず、自分の意思に関わらず、キャリアを中断された方は沢山いらっしゃるはず。

働きたい気持ちを持つ方の再チャレンジを容易にし、
輝ける場所に出会いやすい日本になると、全ての方にとっても生きやすい世の中になるはず。そんな未来がどんどん加速すると素晴らしいなと思います!

長文、お読み頂きありがとうございました。

●Instagram →タイ・バンコク発の旅行、子育て、生活をメインで発信中。

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