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【海外生活】仏教国のタイ🇹🇭とキリスト教国のフィリピン🇵🇭に暮らして気付いたこと


こんにちは。タイ生活6年⇨フィリピン・マニラへスライドし,早一年…。海外駐在帯同2カ国目、駐妻生活も8年目のYukoです。

娘の学校が夏休みに入り、現在母子で一時帰国中。一年ぶりの日本生活を満喫しておりますが、先日はお坊さんに実家に来て頂き、仏壇の前で読経をしてもらい母と月参りをしたり、お墓参りにも行ってきました。

我が家の祖父母は割と信心深く、自分たちが亡くなった後も月参りに来てもらいたいとリクエストしたそう。両親は未だに毎月お坊さんに来てもらっています。大好きだった祖父母が喜んでくれるでしょうから、私や娘も実家滞在時は一緒にお参りします。

毎年お会いするお坊さんとタイやフィリピンでの生活について報告がてら、お話したところでしたので、今回は仏教国のタイ🇹🇭からキリスト教国のフィリピン🇵🇭へ引っ越した事で気付いた宗教に関するお話です。

別名 大理石寺院 ワット・ベンジャマボピット
とても美しいお寺なのに、観光客も少ないので穴場

⚫︎宗教のお話は、何となくし辛い?

日本では、宗教のお話は何となくタブーだったりするし、公の場で話すことも少ないし、そもそも興味が無いという方が比較的多いのかと感じます。

ただ、海外で生活する以上、切っても切り離せないのが宗教。

特に、宗教によっては食べられない食材があったりするので、例えばインターナショナルスクールでよくある、インターナショナルデーなどのイベント時には、必ずベジタリアン用のお食事を提供する事が学校から求められています。

タイ時代のインターでも、日本ブースはカッパ巻きを用意したり、フィリピンに来てからのイベントでもベジタリアン用のお寿司を日本ブースで提供しました。マンゴーが入っていたのが新鮮でしたね。お寿司は大人・子供問わず大人気!なので、日本人として和食が愛されているのは嬉しい限りです。

⚫︎なんとなく仏教徒が多い?日本🇯🇵

海外で住んでいると、あなたの宗教は何?と聞かれることがあります。

そんな時、私はシンプルに「仏教徒です。」と答えます。信心深い方ではありませんが実家が仏教なので、なんとなく仏教徒。

親しい間柄の方に聞かれた時は、私自身は仏教徒だけど、それ程信心深い方でない。現代日本人の多くは同じような感じで、私たちは初詣の時は神社に行き、墓参りでお寺に行き、クリスマスもお祝いする、八百万の神という言葉がある程、山や川、大木など多くのものにも神様が宿ると信じていたり、柔軟性を持っているといったニュアンスの事を話します。

⚫︎仏教国タイ🇹🇭

先日いらしたお坊さんとお話していると、

タイは日本と違って、お坊さんが尊敬されているんですね、と。

最近ではタイの食生活も豊かになり、タンブンでいただくお食事も高カロリーのものが増えてきたから太りすぎないよう気を付けるのも、僧侶あるあるらしいですよと教えてくださいました。

実際にタイで暮らしていると、仏教を非常に身近に感じることができ、大都会バンコクでも早朝の街では、まだまだ托鉢するお坊さんを見る事ができます。タイの僧侶は、オレンジ色の袈裟を着ているので、すぐに分かります。

仏教にちなんだ祝日があったり、禁酒日があったり、美しいワット(寺院)があちらこちらにあり、気が向けばいつでも参拝できる。

ワット・ラーチャボピット
こちらも観光客がほとんどおらず穴場。眼福です。

私はタイに6年ほど住んでいましたが、荒れたワットを見たことがありません。信心深いと言われるタイの人たちに守られてきたんだろうと思います。地方に行っても、美しいお寺が沢山!現在では観光資源としての役割も果たしています。

⚫︎タンブン=徳を積む

タンブンとはタイ語で、善行を行う、徳を積むこと。

輪廻転生を信じるタイ人は、タンブンすることで、現世の幸せと、来世の幸せを得られると考えられているそう。タンブンにも、色々種類がありお寺へのお布施、僧侶への托鉢、仏像にお花や線香を備えるなど。

タイ育ちの娘は、お寺で、仏像にろうそくや線香を備えたり、金箔を貼ったりしてお参りするのが楽しかった様子。お寺によっては、池や川にいる魚に餌をあげたり、魚や鳥を放つタンブンもできます。お魚に餌をあげるタンブンは娘も大好き。むしろ、お寺を魚に鰓をあげられる場所くらいに思っているかも…?

チェンマイといえば、ドーイステープ
黄金の仏塔が美しい。

ちなみに、魚を放流するタンブンは、プローイ・プラー。(プラーはタイ語で魚です。)お寺に行くと、魚が泳いでいる水槽があるので、そこで放流するお魚を選んで川や湖などに逃してあげると、悪運を清め良運を呼び込むと言われます。

お魚放流中。こちらは、ピンクのガネーシャで有名な
ワット・サマーン ラッタナーラーム

観光客の方も、気軽にできるタンブンなので、見かけたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

⚫︎過去記事→大人気のパワースポット、ピンクのガネーシャ

⚫︎キリスト教国フィリピン🇵🇭

フィリピンの国教は、カトリックです。東南アジア唯一のキリスト教国であり、街の至るところで教会を見かけます。人気のモールの中にも教会があるので、気軽にお祈りに訪れることができます。

マニラのホテルのクリスマスツリー。
クラシカルなツリーが多くて、ツリーのセンスはさすが。

フィリピン人の多くは神の存在を信じているそうで、信心深い方は日曜日に礼拝に参加したり、宗教行事もあるので日常生活に根付いているのを感じます。タクシーに乗っても、タイだと仏像や高僧の写真が飾られていたりしたけど、フィリピンではロザリオやキリストやマリア像が飾られていることも。

マニラの中華街にある、ビノンド教会⛪️

逆にお寺や神社を見かけないので、タイ在住時のように気軽にお寺に行ってタンブンすることも出来ないのは、個人的には少し残念。

何となく悪い事が続いたりして、モヤっとする時はヤワラーに行って厄祓い!が出来たバンコクが恋しいです。厄祓いって、マニラだと何処へ行けば良いのか…。

バンコクの厄除けと言えばこちら
中華街にあるワット・マンコン
おみくじもありますよ!

教会を訪れてもお祈りの仕方が分からず、一応ミッション高に通っていた主人に何となく教えてもらったりするけど、しっくりこない。

何となく仏様に手を合わせる習慣で今まで過ごしてきたから、ここで初めて私の神様じゃない?という感覚になったのが新鮮で、自分で思っていたよりも意外に仏教徒だった…と気付かされた体験でした。

⚫︎まとめ

そんな話を、お坊さんにしていたら

いろんな国に住んで、いろんな文化に触れられるのは良いことですね。

と、ニコニコしていらっしゃいました。

確かに、住んでみなければ分からない、気づかなかったことは沢山ある。

今回は宗教に関することでしたけど、この日本人のしなやかさは結構好きかも。と思います。

長文、お読みいただきありがとうございました。

⚫︎Instagram⇨こちらは東南アジア発の旅、生活、子育ての記録がメイン。









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