funny meal 開業日記 vol.9 ～DIYの喜び～
いきなりホラー味のあるにじみ文字で始まった今日の開業日記ですが、funny mealのインスタや、私のX（twitter)をご覧になってくださっている方はもうご覧いただいているかと……。
私、ロゴができた喜びで勢いづいて、雑に看板チャレンジしてみたんですよね。カッティングシートを作ってもらって貼るとか、それを転写してなんとかしてなんとかなんとか、が正しい手順だと思いますが、そんなまどろっこしいこと無理！となった私、コンビニに走り、ロゴの写真を大きくA4にコピーして、スプレーでペイントした板の上にそれを貼って、カッターでくりぬき、空いたところに刷毛でたまたま余っていたペンキを塗るという暴挙に出た結果がこれでした。
そういうおおらかなところも大好きです
失敗作ではあったものの、あれ、この色いいかも好きかも……？という気持ちが芽生えました。デザイナーキヨくんと相談して、確かにいいかもねーということで、最初に決めたグレージュを変更して、いったんこの少し深みのあるターコイズブルーを使ってみることにしました。人間万事塞翁が馬？ですね（合ってるかしら……？）。
このままでもホラーファンがたくさん来てくれる店になれるかもしれないと思いましたが、昨日彫刻刀という私の大好きなテクノロジーを使って救済してみました。我ながらいい感じになったなーと思うのですがいかがでしょう？
伝わりますかしら……？
「自分にとっていい感じ」
昨日これを見てくれたお友達が、「なんでもできるんだねー」と言ってくれたのですが、全然そんなことないです。私は何でも自分で作るのが大好きなので、いろんなものを作るチャレンジをしていますが、どれも出来上がりは全く全然上手などではなく、完成度もとても低いです。雑です。でも、大抵は「自分にとってはいい感じ」「自分は好きだな」と思える結果になるし、それでいいんじゃないかなと思ってやっています。できたものは他にはないものだし、完璧を求めなければ作る過程は楽しいし、できたものには愛着がわくし、ひとつひとつにストーリーが生まれるし、壊れたらまた作ればいいし……。
ということで前置きが長くなりましたが、今日は↑の看板以外にもたくさんある、funny mealでの私のDIYチャレンジを少しまとめてご紹介させてください。
椅子の張替えチャレンジ
私はもともと古いものが好きで、家にある家具もほとんどがリサイクル屋さんや古道具屋さん、メルカリで買ったものです。今回funny meal用にリサイクル屋さんで買った椅子は、形はかわいいけど座面が気に入らなかったので、自分の好きな布をタッカーでがんがん貼っていくという作業をしてみました。裏側はお見せできない仕上がりですが、気にしません。
4脚あったので、2種類の生地を使い、向きを変えて4パターンにしてみました。傷んだらまた全然違う感じの生地にしてみようかな、と思っています。
お手洗いペイントチャレンジ
きれいな独特の緑色の壁を残していってくださった前のオーナーさん、お手洗いも深みのあるきれいなブルーにペイントされていました。ただ、少し汚れてきていたのと、私はお手洗いにごちゃごちゃものを置くのが好きなので、もう少し明るい色の方がいいかも？と思い、思い始めたら居ても立っても居られなくなり、これまた雑にペイントしてみました。その場にあるもので作業を始めたので、マスキングが甘く（養生テープとか使ってしまいました）、本当によぼよぼの仕上がりです……。
昔ながらの化粧板のドアも、一緒に塗りなおしました。before/afterなくて残念ですが、トイレの内側はモスグリーン、外側はミルクティー色にしました。内側はペンキがぎりぎりで、ところどころ色が薄くて残念な仕上がりです（笑）。そのうちドアそのものも変えられたらいいなと思っているので、それまではこれでよしかなと。
エプロンチャレンジ
DIYとは違うかもしれませんが、ちくちく系も好きです。すでに何度か話題にさせていただいたランチョンマットは昔から好きで作っていますが、今回はお店でつけるためのエプロンにもチャレンジしました。
これも、紐の長さが左右で違ってたり、ほつれがあったりいろいろなのですが、つけてるうちにバラバラにならなければいいかな、くらいの気持ちでいます。エプロンてすごくお安いのもあり、買った方が早くない？説ですが、かわいいなーと思うとお高いものも多く、今回作ってみたら意外に簡単にできました。ランチョンマットと同じく、もっといろんな生地で作ってみたいです。
まとめ
何か作るのって、私にとっては単純に楽しいです。買うより安いといった合理が動機で自作する方も多いと思いますが、自分は買った方が安い・早いものをもっぱら自作している気がします。そういう場合、失敗したらどうしようとか、作っても使い道がないかも、が作るハードルになるように思うのですが、子供の時ってそんなこと考えてなくなかったですか？純粋に楽しいだけのことって、もっとたくさんしてもいいように思うのです。
映画『Yes Man』のズーイー・デシャネルの言葉は、私の座右の銘のひとつです（もう一つは、ビヨンセのアルバム『レモネード』のテーマ、"when life gives you lemons, make lemonade」です）
funny mealも、正直そういう気持ちの延長線上にある気がしています。たくさん素敵なお店があるなか、私ごときがお店やってもな……とか後ろ向きになることもありますし、自己満足で終わり、みたいになったら寂しいなぁと思いますが、皆さんの楽しい時間と私の楽しさがリンクするplaygroundな場所が作れたら、そんなに素敵なことはないんじゃないかと。
ということで、引き続き開店に向けてやってまいります～。今週もどうぞよろしくお願いします。
（続く）
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