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作曲家 星園祐子の強み ④コード(和音)への徹底的なこだわり

作曲家 星園祐子のライフワークと位置付けている、個人向け作曲サービス「レガシーソング(あなたの人生を遺産にする曲)」について連載をしています。

👇これまでの記事はこちら👇(そもそもレガシーソングって何?って方は最初の記事から読んでね)


星園祐子の作曲家としての「強み」を、勝手に分析してひとつずつ解説してするシリーズ(⑩まで行きますよ!)


今日はよっつめ!じゃじゃじゃん!

【作曲家 星園祐子の強み】
①幅広いタイプの曲が書ける
②耳に残るメロディ
③歌詞がすっと頭に入ってくる
④コード(和音)への徹底的なこだわり

※①〜③はそれぞれ解説記事に飛びます


曲は、歌詞とメロディに和音(私の場合ピアノで弾く伴奏)がついて完成するのですが、

その和音の響きのことを「コード」と呼びます。(CだのAmだのって名前がついているアレです)



私にとって、そのコード(和音)がメロディと同じぐらい大切で、人一倍こだわりが強いのではないかと思っています。



曲を作っていると、頭の中でメロディと一緒に、和音が鳴っています。


厳密に言うと、音としてハッキリ鳴っているのではなく、イメージとしてぼわわんと浮かんでいる感じ。


実際にピアノでそれを再現してみた時に、そのイメージと一致しているか、一致していないか、

はたまた惜しい!ひとつ何か音が足りない!とか、一個余計な音が入ってる!


というセンサーが働きます。


最初の頃はほぼ手探りでしたが、今ではかなりの確率で、一発でその音を探り当てられるようになってきました。


それでも時々、「足りない一つの音」が何か分からず、かたっぱしから鍵盤を押さえてみたりすることもあります。


当たると「ぴこーーーん!(あたりー!)」と頭の中で音が鳴る感じ(笑)


そのたった一つの音が、とっても大事なんです。(逆に余計な音が入っている場合も然りです。一つの音のために、完全に違う響きになってしまうこともあります。)


あと最近よくあるのが、曲が完成した後、練習中にミスタッチで違う音を鳴らしてしまった時に、

「今の音かっこいいじゃん!!!」

となって採用するパターン。


これは、神様が教えてくれたとしか思えない感じなのですよね。



どっちの音にするかとか、音を入れるか入れないかとか、すごーーーく迷う時もあります。

迷った時の判断基準はただひとつ。

どっちがグッとくるか!!!


その部分だけ聴くのではなく、録音して全体通して聴いてみたり、

しばらく日を置いて寝かしてから、初めて聴くつもりになって聴いてみたりいろいろします。


ひとつ例として、恐らくほどんどの方が気づかない部分だけど、ものすごくこだわった箇所を挙げてみます。


この曲の「どうしてあの時」の「て」の時の和音。

ここは、かなり時間をかけてこだわったポイントです(誰も気づかないと思うけどw)


(コードに詳しい方のためにちょっと解説)
1回目のAメロでは|B♭m|Dm7|Gm7|という流れのところ、この2回目は|B♭m|Daug・D|Gm7|にしています。この「Daugに含まれるB♭の音」が、頭で鳴ってるのになかなか見つからず必死で探しましたw。そしてこの音が、私にとってはとても「グッと来る」ものだったんです。
Aメロが全部で4回出てくる構成なのですが、1番A-1、1番A-2、2番A、ラストA(最後Aメロに戻って終わる)、全部をこの和音にするのか、2回目だけにするのか、ラストだけにするのか・・・相当悩んで、最終的には歌詞の内容も勘案して、1番A-2とラストだけDaugにするのが総合的に一番グッと来たので、それを採用しました。


例えばこんな感じのこだわりポイントが、ところどころにあります。


あと、自分では無意識なのですが、クラシックっぽいコード(POPS界ではあまり使われないらしいコード)も、無意識によく使っているようです。


POPSや作曲を教えてもらっていた先生が、「このコードはすごい」と言っていたコードがいくつかあり、自分ではあまりに自然な響きだったので何がすごいのか全く分からなかったのですが、


だいぶ後になって、ショパンの曲と、モーツァルトの曲で、それぞれ同じ和音が使われていることを発見しました。


どちらも私の大好きな曲で、その中でも特に「グッとくる」箇所を試しに解析してみたら、その「すごい」と言われていたコードと同じでビックリしました。(クラシックでは基本的にコードという考え方をしないし、キーも違うので解析するまで分からなかった)


全然、意識していなかったのに。


きっと、これまでの人生で聴いてきた音楽が私の中に蓄積されていて、それが自然に出てきているのだなあと改めて感じた瞬間でした。(メロディだけでなく和音も)


全体的に、自分でははっきりと分かりませんが「星園節が効いてるね」と言って頂くことが多く、それは作曲家として非常に光栄なことだなと思っています。


ショパンの曲は誰が聴いてもショパン。


サザンの桑田さんの曲は誰が聴いても桑田さん。


そんな作曲家に憧れます😌


というわけで、あなたの人生の歌を、素敵な和音と共に心をこめて作らせていただきますよ!

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今日も最後までお読み頂いてありがとうございました!

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