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美味しい時間を共有したい。食事の時間に纏わる私の温かな記憶。


結婚生活を19年を過ごして
終えたのだけど
気付いたことがある。

元旦那さんは1日夕飯1回しか
ご飯を食べないかった。

1回×365日×19年=6935回
そのうち接待がある日は
食べてないから
もう少し数は減る。

6000回位一緒にご飯を食べて
きたけど、その時間に
温かな記憶はあまり無い。

悪口を言うつもりはない。

いつも忙しかったし
元旦那さんにとっては
1日1回を私や娘たちと
囲む食事の時間でさえ
自分の時間にしたかったのかもしれない。

なぜ、そんなことを感じるかと言えば
私の育った家庭は
夕飯の時間は1番
楽しかった記憶があるから。


歴史好きの父が歴史の話や世間話をする。
私と妹が学校であった出来事を話す。
母の料理が美味しくて
素人ながらにどんな栄養がある。
なんていうワンポイント栄養アドバイス
を聞きながらしながら
食事をしていた。

私が栄養士になったのは
その母のワンポイント栄養アドバイスが
とても興味深いと思ったからだ。

今の時代、一緒に食事をとる
時間を確保するのは
難しいことも多いけど
こんなささやかな昔の記憶が
半世紀もの間私の中で
温かな記憶として
残っていることを思えば、
楽しい食事の時間はどの人にとっても
温かな大切な記憶となるのでは
ないだろうか。

もしこの先
一緒に過ごす人を
探すとするなら
絶対に
一緒に食事を楽しめる人がいい。


一緒に美味しいものを
食べに行ったり、
一緒に料理をしたり
会話を楽しみながら
一緒に食事がしたい。

美味しいね。
その時間を
共有できる人がいい。


もう一度その温かな食事の記憶を
再現したいのだ。

温かな記憶は一生消えない。



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