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考えても仕方ないことを考えるより、目の前で起こっていることに注意を払うという選択

歯を磨いているとき、食器を洗っているとき、シャワーを浴びているとき。

積極的に考えたいトピックがあるときはもちろん、特に悩みもなく比較的平穏な日常を送っているときでも、こういった「意識しなくても身体が勝手に動いてくれる、習慣的な行動をしているとき」に、いろいろなことを考えてしまう。

そしておそらく、これは私に限った習性ではないと思う。

誰でも、一人で何か簡単なタスクを淡々とこなすとき、頭の中では今目の前にあるものについてよりも、気になってたこと、心配事、明日のこと、これからやろうと思ってたことなんかを無意識に考えてしまっているものではないでしょうか(そうですよね?)。

そういうときに脳内で繰り広げられる思考が、考えているだけでわくわくしたり元気ややる気が出てくるような明るいものならそれはそれでいいのかもしれないけど、たいていこういうときに頭に浮かんでくるのは、わりとネガティブな想像や心配なことのほうが多い気がする。

昨年末めちゃめちゃ悩むテーマを抱えていたときに、なんかもうそれ以上考えても何も変わらないってわかっているにもかかわらず、起きてる間は脳が勝手にそのことについてエンドレスに考えてしまって(笑)、もうほんとすごく疲れた!ということがありました。

これ以上今悩んだところで仕方ないやんって思いつつも、暇さえあれば考え、悩むことを辞められない。これはもう、本来発揮すべきところに使いたいはずのエネルギーも集中力ももったいないから、本当にどうにかしたいと思った。

けっきょくその課題は自然に消滅して悩む必要がなくなったので(ほら!!!)、あれだけ真剣に色々考えたことは決して無駄ではなかったけど、さすがに必要以上に悩むことに時間を使いすぎたな、と感じる。その間、ずっとモヤモヤして気分が晴れなかったから。
私のご機嫌な12月が!!なんともったいない!!!!

その反省を踏まえ、最近はなるべく意識して「今、目の前のことに集中する」ようにしている。やっぱ、未来のこととか、他人のこととか、もうね、考えてもどうせわかんないから。想像はもしかしたら合ってる部分もあるかもしれないけど、たぶんほとんど間違ってるし、なんなら予想が正しかったかどうかの答え合わせをする機会もなく通り過ぎていくことのほうが多い。

それに、考えていたことが合っていようとなかろうと、結局私たちは起こったことを受け入れるしかないから。平たく言うと、「あれこれ考えるだけ無駄」ってことのほうが世の中には圧倒的に多い。

だからといって何も考えないのがいいとは思わないが。未来をこうしようとか、目標をイメージするのはいい。進むべき方向性について何も考えてないほうがよくない。そうではなくて、無駄な想像や仮定を、もやもやぐるぐる考えるのをやめる。

つまり、考える必要があることだけを考えるようにしよう、ということ。悩んで自分なりに答えを出す必要があることだけを真剣に悩む。考えてもどうにもならないことでずーっとなんとなくモヤモヤしてるくらいなら、アニメ見たり漫画読んでる方がよっぽど生産的だ。

私が社会人3年目でTOEFLの勉強をしていたとき、「勉強の合間には散歩をしろ!」「ずっと家にいるな!」という教えがあった。私は当時残業も多く多忙でストレスフルな病棟看護師だったので、「ただでさえ時間ないのに、散歩なんかしてる暇あるか!私は昔から家勉派やし、大丈夫や!!」みたいに思ってたけど、この教えは理にかなっていて正しかったと思う。

家でひとりでいて、しかも試験勉強とかしてて、思考や気分がネガティブになってこないわけがない笑。

散歩はいいですよ。
おそらく、五感が刺激されるから。
肌に感じる風や気候、人の往来、地面を踏みしめる感触、景色etc...いろんな刺激が気を引いてくれる。たぶん、散歩という行為は手軽に「今目の前にあるものに意識を向けてくれる」手助けをしてくれるんだと思う。

あとは物理的に場所を移動したり、筋肉を動かしたりすることで、同じ部屋でじっと座って映画を見たりするよりも、やっぱり脳への刺激が多くて気分もリフレッシュできるんだと思う。たぶんね。

実際よく散歩してるかと言われるとそうでもないけど、積極的に「考えても無駄なこと」を考える時間を減らして、今に集中して生きたい。

これは地味に今年のテーマのひとつ。

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