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家がいいのは当たり前。だけど、外に出よう。

こんにちは。ゆうこりんです。

私は学生時代から「家勉派」でした。もちろん塾の自習室や図書館などを利用することもありましたが、結局、自分の部屋の自分の机で勉強するのがなんだかんだ一番集中できて、勉強したことが頭に入ると思っていました。

私が思うに、家の方がはかどる理由はたくさんあります。

・席の確保のストレスがない。
・髪型とか服装とかもう適当でいい(前髪全上げ)。
・必要な参考書やノートが全部揃ってる。
・飲食自由。しかもタダ(ではないけど笑)。
・貴重品の管理とか気にせず気軽にお手洗いにいける。
・周りに気を散らせる人とかいない。
・閉館時間がない。
・家までの移動を考慮しなくていい。
・眠くなったらすぐ横になって寝れるw。

やっぱ快適ですよね。自分のプライベート空間で、自分のテリトリーですから、何しててもいい。

ただし、その「自由=制限のなさ」のせいで、つい漫画読んじゃったり、他のことして怠けちゃったりするから、身の回りのものや環境を制限することで、「ここではもうこの勉強をするしかない」っていう状況にあえて自分を追い込む手法をとることが多いんだと思います。

こんな感じで高校時代を過ごし、途中から一人暮らしを始めた大学時代はほんとふわふわ〜〜〜っとテストや国試の勉強をして(ここはもう省略w)社会人3年目になった頃、私は次の目標に向けて、思いがけずまた「試験勉強」ってやつを始めることになりました。

アメリカの大学院を受験するためのTOEFLの勉強です。
高3以来、実に7年ぶりの英語の勉強でした。

社会人と試験勉強の両立

このときの私は、大阪市内にある二次救急病院の、日勤でも夜勤でも直入(緊急入院のことをこう呼んでいました)がバンバンくる、毎日3時間以上の残業が当たり前の多忙な混合病棟で勤務する遊びたい盛りのピチピチ3年目看護師だったのでw、自分の目標のためにこっそり勉強時間を確保するためにはそれなりの気合いが必要でした。

学生時代の経験もあり、初めの頃は「私は家勉派!」っていう思いが強かったのですが、社会人になってからの家勉、まぁ〜〜〜〜〜難しかったです。

人が少ないなか(なぜか病棟って常に人手不足ですよね…)先輩に気をつかい、医師に気をつかい、患者さんに気をつかい、後輩ちゃんに声をかけながら(3年目って、ほんと多方面に気をつかう!)、朝から晩まで馬車馬のように働いて足パンパンになってやっと終わった!ってベタベタになって(?)帰宅して、適当なご飯食べて、21:30頃。さぁ!今日はここからここまで単語覚えるぞ!ってなっても、もうめちゃくちゃ眠いんですよね。眠すぎて単語帳1ページの半分もいけない笑。

これじゃだめだ!ってことで、さすがの私も勉強場所を家の外で探すことにしました。これが私の本格的な「外勉」の始まりでした。

とはいえもう大人なので自習室とかもなく、机と椅子と飲み物がある夜21時以降でも開いていてそこまでコストがかからない場所となれば、カフェくらいしかありません。そんなわけで、当時住んでいた病院の寮からチャリで行ける範囲の"勉強カフェ"を日々巡回していました。

私のお気に入りは、とあるサンマルクカフェでした。この際、背徳のチョコクロも一緒に買っちゃう。その店舗は1階と地下1階に席があり、1階は席数が少ないので薄暗い地下の席をよく利用していました。

そこが良かったのは、当時23時まで営業していたことと、地下の席では携帯の電波が入らなかったことです笑。

その時はゴリゴリのツイッタラーで、ついついスマホを見て集中力が切れちゃうところを、電波を遮断することで持参した単語帳や長文読解に向き合わざるを得ない環境にしてくれたんですね。

ただ困ったのは、わからない単語はもう電子辞書とかじゃなくてスマホで調べてたので、家に帰らないと単語が調べられなかったこと。でもそれはそれで、文脈からの推測力がついた気がするようなしないような。

▲TOEFL勉強時代の写真を発見。若いw
このパープルの筆箱とDr.Grip懐かしい。

家は最高。でも、変化していきたい

さて、そして現在2023年。
今の私がやるデスクワークは、勉強、作業、書き物、調べ物、仕事…いろいろです。今でも、やっぱり自宅が一番はかどるなと思っています。理由は高校生の頃とほぼ同じです。あとは、安定した安全なWi-Fi。あの頃より経済力も選択肢もあるにも関わらず、自分が思う「快適」の本質はあまり変わらないのかもしれません。

でも最近では、ずっと家に引きこもっているのはそれはそれで精神衛生上よくないなとも感じています。なんか、移動の時間がどうとか食費がどうとか、そういう数字で表せるメリット以上に、環境から刺激を入れることってすごく大事な気がします。

オンラインでも社会と繋がれるし、人と話す機会もありますが、物理的に場所を移動することで気分が大きく変わります。私は週に3日は看護師として出勤しているけど、それでも残りの4日をずっと家にこもって作業して過ごすよりは、もう少し外に出る時間を増やしたほうが個人的にはベターだと感じています。

▲隣の席と距離があって、薄暗いカフェが好き。

できれば、もっと自宅以外でも集中して作業がすすめられるようになりたいというのが今のちょっとした目標です。絶対に電源を確保してMacbook Proを持ち運ばなくても、本来iPad AirとApple Pencilがあればそれなりに私がやることの大部分はカバーできるはずなのです。いろいろな理由をつけて、積極的にやろうとしていないだけで。

ライフスタイルを急に大きく変えるのは大変です。
常勤の仕事を辞めてから3ヶ月、ようやく自分なりにペースがつかめてきました。今までなかなか取れなかった「腰を据えて考える時間」も持てるようになってきました。あとは、そろそろ「形にする」時間をどんどん作っていきたい。

こうやってnoteを書くのも徐々に再開できるようになってきました。
あまり直近のことはやはりそこまで赤裸々には書けませんが、「今」に直結している「少し過去」のことは、もう十分に自分の中で咀嚼して消化できてきたこともあり、考察も交えながら楽しんで振り返りつつ今後のことを考える栄養にしていきたいと思っています。

トップ画像は、留学中一時帰国の際に6時間のトランジット待ちをした笑、トルコのイスタンブール空港のスタバ。コンセントの穴がヨーロッパ式(?)なのを知らなくてスマホが充電できず絶望していたら、近くにいた親切な日本人のビジネスマンが1個くれたという、思い出深い場所。




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