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独りよがりな文章

情報のほとんどは、取材する側に書きたいことがあり、される側の言葉からそれに合ったものを探すことで成立している。
記事の中には、弱者の主張が正義だというような取材した側のファンタジーのようなものもある。事実は必ずしも真実ではない。

2023.03.26 中日新聞5面『中日新聞を読んで』
堀田あけみさんの記事より

学校給食をめぐる様々な問題についての連載記事に対しての意見である。

食物アレルギーのある児童が、加工してあれば症状なく食べられるのに、ある年に栄養教諭が変わってから、その食材が含まれる物一切がその子に出されなくなり、本人が悲しがる。という内容だった。

この記事は、児童とその親側からの視点だけで書かれており、栄養教諭やアレルギー食材が含まれたメニューを児童から取りあげた担任側の対応や、融通が効かないことに対する不満が書かれている。
一方で、食物アレルギーは、誤って口にすれば命にかかわることや安全性を最優先すべきという国や県の手引きについても多少触れてはいる。

主張しているとされる児童とその親の本当の思いははどうなのだろうか。この記事の内容が真意なのだろうか。

いつもこういった記事は、私自身が医療従事者でもあるし、親でもあるため、『両側面あるよな。』と俯瞰して読んでいる。

記事の文章のニュアンスで偏った印象を植え付ける可能性があるんだ、そりゃあるよな。と堀田あけみさんの意見を読んで思った。

私は、普段何かを見たり聞いたりしたことに対して自分のフィルター越しの、完全な私の主観で自由にnoteを書けるのだから、独りよがりな文章でいいのは気楽でいい。
だけど、頭の片隅には置いておこう。
…新聞記者は大変だな。

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