見出し画像

「鬼滅の刃」が完結した話

半分ネタで言ってたのに、まさか本当にこんなことになるとはリアルに予想していなかった。

あのときなんとなくAmazon Primeで鬼滅の刃の第一話を見た、ただそれだけだったのに・・・。

はっきりと次号最終回!とか書いてなかったけど、どう考えても今日発売のジャンプで鬼滅の刃が完結するので、なんかもうめんどくさくって(?)、近所のセブンイレブンでジャンプ、買ってきた。

2020年まで生きてきて、初めて「週刊少年ジャンプ」を私がコンビニで買う日が来るなんて・・・・

今日ももれなくネタバレ全開でお送りします。


--------------------✂︎全開のネタバレだよ!!!✂︎----------------------


もう先週のところで、最後の戦いを終えて数ヶ月後、蝶屋敷での療養を終える炭治郎たちのエピソードは完全に結末を迎えてた。

生き残った人たちの姿が全部描がかれてた。

あのあとどうなったのか絶対読者はみんな知りたいと思うので、こういうのをモヤらせずにしっかり描ききってくれるのは、当たり前かもしれないけど、さすがプロ。ありがとう〜〜〜

炭治郎の右目と左腕は、本来無惨に吹っ飛ばされてないはずだけど、鬼になって再生したから欠損はしてない。でも右目は見えないし、左手はしわしわで肘から先が動かせない(っていうわりには、最後のほうで普通にほうき持ったりお茶碗持ったりしてたけど・・・笑)。

炭治郎とねずこは伊之助と善逸と一緒にやっとおうちに帰って、生き残った人たちみんなは悲しみを抱きながらもちゃんと生きて、未来へ命をつないでいったんだよ、って感じで終わった。

そして、時は流れ、現代ーーーー

みたいな最終話予告ね。

あっ最後は現代まで行くのね(笑)って思った。



--------------------✂︎ゴリゴリのネタバレだよ!!!✂︎--------------------



現代の東京。高校生の兄弟、竈門カナタと炭彦。

カナタがカナヲちゃんそっくりで、炭彦はまさに炭治郎笑。

2人は結婚して子孫を残したんだね・・・!

こういうの、説明しなくても名前と見た目で確実にわかるようにちゃんとデザインされてるのがすごくいい。

と、善逸そっくりの善照と、禰豆子そっくりの橙子の姉弟。

まじで善逸は禰豆子を妻にしたんか・・・!と若干びびる。

でも義兄の炭治郎にしても、可愛い大事な妹の夫が親友(?)の善逸なら許せるのかもしれない・・・。

そしてカナタと橙子は付き合ってる。

彼らにとって、炭治郎たちはひいおじいちゃん(大正時代だしね)の世代らしい。カナタのひいおじいちゃんと、橙子のひいおばあちゃんは兄妹だったわけだけど、もはや遠すぎて親戚って感じでもないのかな。

ここで、カップルなのが炭彦と橙子じゃないのはうまいと思う。この顔の2人が手をつないだりしてるほうが自然な気もするけど、私たちから見ると2人は兄妹なはずだから、やっぱりちょっとなんかそれはあかん。カナヲちゃん顔のカナタくんとカップルにして正解。えらい。

最終話はそんな彼らの何気ない登校風景の一コマなんだけど、その中に全キャラクターの後世の幸せがつまっている。

生きて子孫を残した人もいれば、戦いの中で死んじゃった人もたくさんいたけど、死んじゃった人もみんな「転生して幸せに生きてる」姿が描かれている(善照が橙子に言った言葉、深い)。

生きてた宇髄の子孫はイケメン体操選手になって活躍しているニュースが橙子のスマホで見れる(どの妻との子孫だろう?やっぱ運動神経はいいらしい)。

そして伊之助の子孫が植物学者に(まさかのアカデミック!)。かなり気弱そうな彼の名前は「青葉」氏。きっと伊之助は蝶屋敷のアオイちゃんと結婚したんだね・・・。

そう思える描写が先週すでに匂わせてあったのもいい。

台所に立つアオイちゃんが、伊之助のつまみ食い用のお盆を用意してあげてて、びっくりしながらもすんっっごい可愛い顔して嬉しそうにおにぎり食べてる伊之助(食い意地はってるから、お料理上手でテキパキ気の利くアオイちゃんのこと好きになったんだね)が幸せそうだった。

ってか、あのシーンがなかったらなんで伊之助がアオイちゃんと?ってなるので、本当に上手に伏線を入れている。

誰かがツイッターで言ってたけど、青い彼岸花を枯らしちゃったのはいいみたい。それがあったら、無惨の細胞がどっかで生きてたらやばいみたいな匂わせになっちゃうからって。なるほど。

通学途中の街で見かける人たちの中にも、元・柱の面影を持つ、生まれ変わったと思われる人々の姿が。

橙子に「双子ちゃん可愛い」って言われた先に、ベビーカーで寝てる双子の赤ちゃんは無一郎と有一郎にそっくり。また新しく生まれてくるときも、兄と一緒に双子で生まれてこれたんだね、よかったね。って気持ちになる。かけてあるブランケッドの柄が、かつての彼らの着物の柄になっている。

育ちよさそうな私立女子校の2人は生まれ変わったしのぶとカナエの姉妹。

保育園のでかい保育士さんはひめじまさん。寺で子供を守ってたもんね、生まれ変わってもそういう職業を選ぶみたい。

蛇の置き物があるメガ盛りの定食屋さんの夫婦はみつりちゃんと伊黒さん。彼らも死んだけど、生まれ変わって夫婦になれたんだね、よかったね感。伊黒さんは厨房にいるからマスクつけてるのも自然な設定(笑)。

ってか、このキャラが全員集合アフターストーリーでも、やっぱり主人公はちゃんと炭治郎(炭彦)になってる。すごい。

鬼滅の見せ場ともいえる派手な戦闘シーンはもちろんないけど、そこ何階ですか?って感じのマンションの窓からアクロバティックに登校していく炭彦の姿がすごく誌面に動きをつけていていい。

その途中で善逸の師匠のじいちゃんと鱗滝さん(このカットでも、ちゃんと顔は見えない笑)が将棋うってる。

日本最高齢記録を更新した産屋敷さんは、もしや、かがやくん本人だと思われる・・・!私前回の(どうでもいい)記事にも書いたけど、たぶん呪いはとけて、30歳以上生きれるようになったんだね。っていうのを、この一コマで暗に示してくれてる。大正生まれだから、120歳くらいかな(笑)。

はがねづかさんとか、すみちゃんとか3人娘(他の子の名前忘れた)、里の人とか、そういうキャラもちゃんといる。よく詰め込んだな〜〜〜

不死川兄弟は警察官の先輩・後輩に。弟は死んで、風柱の兄は生きてたから、この人たちは転生っていうかさねみさんの子孫なのかな。社会人だから、けっこう年上世代だね。警察官の彼らはめっちゃ似てるけど血縁関係ではないのかな?

すれ違う小学生は義勇さんの子孫と、転生した錆兎とまこも(漢字わからん)。また同級生になれてよかったね。

兪史郎は鬼だから、永遠にいるんだろうね・・・。この時代でもあのときと同じ命なのは、この兪史郎と産屋敷きりやさんだけかな。私の兪史郎の未来予想では、あの猫を抱いて遠巻きにみんなを見てる(若干の含ませ)的な感じかなと思ってたけど(だって唯一あの時代を知ってて、今も生きてて、これからも生きていける生き物だからね、かなり重要じゃない?)、普通に珠世さんを想いながらひっそり暮らしてるのはちょっと意外。この先どうするんだろう・・・

炭彦の友人の、元気いっぱいの剣道部員は煉獄さん。名前は桃寿郎。性格はかなり杏寿郎さんっぽいけど、千寿郎くんの子孫ってことにしとこう。

他のキャラもちゃんと全員出てるけど、煉獄さんが1コマじゃなくって、炭彦と元気いっぱいに楽しそうにしゃべってて、校門をひらりと2人で乗りこえる見せ場をしっかり演じてくれてるのがかなりいい。

本編(?)ではけっこう序盤で死んだキャラだけど、最後まで本当に存在感の大きな人だった。炭治郎にとっても、煉獄さんの存在は大きな力になった。だから最終話でも、炭彦のよきパートナー的な大きな扱いなのかな(この組み合わせ、「煉炭」って呼ばれているらしい笑)。

煉獄さんの死は鬼殺隊の人はもちろん、私たち読者にとってもかなり悲しい出来事だったので、最終話で無邪気に炭治郎のアバターと一緒に元気に遅刻をすりぬけ登校する姿を見れて、長年喪に服していた(?)我々の心が大変救われたことは、作者の意図によるものだろうと思う。

煉獄さんの鍔がついた刀(真剣かな?こんなの一般家庭の電話の横に飾ってて大丈夫かな?)と、縁壱さんの耳飾りと、大正時代の生き残ったみんなの笑顔の集合写真で、「鬼滅の刃」のお話は終わり。


いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜きれいにまとめましたね。

こんなに人気の絶頂で、きれいに完結させた吾峠先生、えらすぎる。

本当にお疲れ様でした。

4年3ヶ月・・・・私がアメリカで過ごした2年半の、何倍も尊い気がするわ・・・。

23巻まで出たら全巻大人買いしたいねこれは・・・・・。

なにはともあれ、完結おめでとうございます!ありがとう〜〜〜〜!!!

あ〜〜すっきりした。


この記事が参加している募集

読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、他のクリエイターを応援するために使わせていただきます。