暇だから「アニメグッズ」の長年の謎について考えてみた話
もう人気がありすぎて、街を歩けば『鬼滅の刃』コラボグッズを見ない日はない。
鬼滅好きとしては、買う気はなくても、ついついどんなグッズが世の中に展開されているのかとりあえずチェックしてしまう。
中学生のころなんかは初期のONE PIECEが好きで、グッズを見て「かっこいい!欲しい!」って思ったりもしてたけど(とはいえ、実際買ってないな・・・笑)、もはや普段アニメグッズを見ない人種の大人としては、今の世の中、アニメのグッズ商品のバリエーションの幅広さに「ようこれ作ったな・・・」と思わず感心してしまうこともしばしば。
そこで今回は、私がアニメグッズに関して日頃考えている(どうでもいい)ことを、ここに書いておくことにする。
なぜ「アクリルスタンド」?
これ、めっちゃよく見るグッズの定番だよね。「アクリルスタンド」。円盤の特典とかにもついてきがち。なぜだろう?
誰しも特に好きなキャラというものがあって、そんな"推し"をデスクなど身の回りのよく見るところに置いておきたい、という願望を持っているのが一般的なのもしれない。
しかしどうせデスクの上で見守ってもらうのであれば、より精巧で三次元に展開してくれていて横からも下からも後ろからもキャラを体感できる「フィギュア」のほうがいいんじゃないか?と思ってしまうけど、なまじ立体にしたことで損なわれてしまう、イラストならのよさ、表情や雰囲気というのもあるのかもしれない。
商品を買ってポイントをためて応募すればもらえるのも、お金を払って応募者全員が買えるのも、大手量販店のグッズコーナーで1000円前後で売ってるのも、とにかくアクリルスタンド。台座にキャラをはめこんだら一瞬で完成するような、いわゆる「アクリルでできたスタンド」ばかり。
みんな、本当にそんなにアクリルスタンドが欲しいのだろうか?そもそも、そんなにたくさんのアクリルスタンドを飾るスペースどこにあるの??
なんか、名場面とかならわかる。めっちゃいい表情のめちゃくちゃかっこいい、ああもうこのままこのシーンを真空パックしておきたい!ってくらいのベストオブベストの姿とかなら、アクリルでスタンドにしてデスクや棚に飾りたいと思う気持ちもわかる。
でも、結構気軽になんでもアクリルスタンドにしちゃうよね。???
2頭身にデフォルメされたやつとか、なんでその服装?みたいなんとか、何その表情?みたいなのとか。みんな本当にそれでも推しなら欲しいのかな?本当にそれ、飾るのかな?って、クオリティーまずまず(失礼)なアクリルスタンドを見るたびに、純粋に疑問に思う。
なぜ「缶バッジ」?
次に、グッズの定番といえば「缶バッジ」。
丸くキャラクターイラストをトリミングするのはわかる。しかし、なぜ、後ろにバッジという機能をつける必要があるのだろうか?
勘違いしないでいただきたいのだが、決してバカにしているとかではない。売っているのを見れば見るほど、純粋に疑問なのである。私は正直に言って、缶バッジの使い道がわからない。
推しをカバンとかにつけて持ち歩きたいっていう願望もまた、私が知らないだけで、一般的なものなのだろうか?
私はコットンバッグでもなんでも、「穴をあける」という不可逆的な行為がちょっと苦手だし、これまた推しの「ベスト・オブ・ベスト」のシーンを切り取った至極の1枚ならまだしも、謎のデフォルメ版のいろんな表情があるなかの(しかもどれが出るか選べない)「あ、これ若干ハズレだな〜」みたいなやつとかが300円とかで売られているのを見ると、なんか本当にそれでいいのかな?って思う。つけるの?それ???って思う。
私の予想だけど、とりあえず缶バッジにしておけば売れるのではないだろうか。原価安そうだし、どんな表情でもキャラをつけておけば誰かが買ってくれる。
キーホルダーとかにしだすとそれなりに商品の値段も高くなってしまうけど、缶バッジなら数百円で売れるのでお金がない中高生でも手が出せる。
コレクションしやすく、トレードしやすい。キーホルダーと違って「面」で飾れる。などが利点だろうか。
私は今までキャラグッズの中で缶バッジほしいって思ったことがないけど、たぶん消費者のニーズを満たす理由があるからここまでグッズの定番として広く生き残っているんだと思う。誰か本当の理由を教えて・・・。
映えてる絵が好き
私も「絵が好き」という気持ちがあるので、好きなアニメ、好きなキャラのいいシーンを手に入れたいという気持ちはわかる。
鬼滅グッズでいいなと思ったのは、ポストカード16枚(だったかな?)のセット。コミックスの表紙絵がキャラ別にデザインされてるやつ。あれ、めっちゃかっこいいよね。
アニメの絵も綺麗で好きだけど、原作の吾峠先生のイラストなのもいい。
鬼滅のキャラはいちおう隊服ってゆー揃いの制服着てるけど、みんな「羽織り」と「髪色」がカラフルで、とてもデザイン性が高い。映える。まぁアニメキャラって、画面で映えてなんぼだと思うけど・・・。
黒髪キャラでも毛先にかけてイメージカラーのグラデーションになってておしゃれ。髪は黒、隊服も学生服モチーフで黒系、で真っ黒にならないための工夫なのかなーって思うけど、作者の方の色使いの感性が好き。
煉獄さんとか蜜璃ちゃんの髪色とか普通にありえないけど(笑)、もはや無理なく受け入れられている。むしろカッコイイ。みたいな。柱9人揃うと本当に色とりどりで笑う。でもバランスいい。漫画で読むと白黒だけど、アニメになるとより主張が激しい。アニメ化(カラー化)を見越しての設定だったのだろうか・・・?
思わずキュンとしてしまった鬼滅コラボグッズ
だんだん話がそれてきたけど、また最後にグッズの話に戻りたい。
ネットで鬼滅グッズを検索してて(検索までしとるんかい)、「なんじゃこれ!!!かわいいほしいいい」って思ったのがこれ。
CRAFTHOLICとのコラボぬいぐるみ。笑
サイズ感といい、やさしい色づかいといい、大人たちのエゴ(?)で無理やり鬼滅キャラに扮装させられているCRAFTHOLICのうさぎ(うさぎかな・・・?)のなんともいえない表情がめっちゃかわいい。
伊之助とか無理やり猪かぶらされてて本当に笑う。かわいい。全部揃えて棚に並べたい。
しかし、1体につき1600円。個人的には、これは揃えて並べてこそかわいいやつなので、今出てる7体だけでも全部買うと11200円。
もし第2弾があったとして(あってほしい)、残りの柱6人もCRAFTHOLICになったら、さらに9600円。
いや、買えるよ。大人だもんね!!買えるけど、買ってどうするねん。って思ってしまう。引越しのたびに困るやつだ。
そういうことに負けないで、欲しい気持ちに嘘をつかず、欲しいものをちゃんと買える人が趣味の世界に生きていけるんだろうなぁと思う。
炭治郎役の声優・花江夏樹さんの趣味とか、ガスマスク(?)収集だからね。
斜め上を行ってる。彼は、極めてるな・・・と私が憧れる人物の1人である。
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