第2話:私は障害者だけど。

障害者だけど、障害者だから出来ない。とは言いたくない。




noteのプロフィールにも書いてあるとおり、私は17歳のときから、精神科に通院してる。

何が引き金で精神科に通院し始めたかはあまり思い出せないが、きっと下手くそながらスポーツの部活に入り、少し仲間外れを感じ始め、クラスでも独りになってしまった。でも、負けたくなかったからか、勉強はしっかり真面目にして、自分で言うのもアレだが、成績は良かった。


だけど、そんな私を褒めてくれず、出来て無いところを見つけ指摘する家族。逆に私を追い込んできた。
学校の先生も味方になってくれず、隣のクラスの女子にネットで中傷され、私はますます落ちていくばっかりだった。


学校辞めたい。
そんな気持ちが大きくなり、家族に言ったとき、私を怒鳴り散らした。


通信制高校に転校する道を選び、あの学校をおさらば出来る開放感。
当時の私にはどれだけ楽だったか。


通信制高校は1年遅れの19歳で卒業し、しばらくは自宅療養していたと思う。


統合失調症と診断されてた私は18歳から4年くらいの記憶があまりない。
何を食べてたか。どうやって生きていたか。全然覚えていない。

ただ、生きる糧になっていたのは、服と音楽だった。
いつも私が好きなブランドが載ってる雑誌と、聴き飽きるくらい同じ音楽を聴いて

『いつか、あのブランドを着るんだ!』
『いつか、あの歌手のライブ行けたら行きたい!無理なら、いっぱいアルバムとか買うんだ!』

そういう気持ちで苦しいながらも毎日、毎日生きていた。


引きこもりがちな私を定期的に姉がショッピングやカラオケに連れていってくれたり、両親も行ったことないところに連れていってくれた。


日にちを重ねたら、段々と心身ともに回復してきた。


だから、私は次のステップに踏み出した。



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