第4話:姪っ子と共に成長した自分。

私が契約社員として働き出したのは11月中旬。姉の子ども(姪っ子)が産まれたのは、私が働き出してから、約10日後。


あまり、触れたくないので、詳しくは書かないが、姪っ子は私の父、母、姉、私と暮らすことになった。

父は仕事、母は姉に料理など家事を教えていた。

私は自分からやると言った覚えはないが、成り行きで姪っ子の遊び相手になっていた。


仕事から帰ってきて、自分で仕事のノートを書いて、赤ん坊ながら姪っ子と遊んで…いつの間にか姪っ子が私の心の支えになっていた。
仕事は障害者雇用だとはいえ、しんどいときもあった。だけど、姪っ子が居たから。姪っ子が居たからこそ、私も頑張ろうという気持ちになれたんだと思う。


姪っ子が私にはお父さんが居ない。と言うときが来るかもしれない。
でもね、私にはおばちゃんが居るんだ!だから大丈夫!と言ってもらえるような、そんな子になってほしくて、私は仕事のしんどさがありながらも、姪っ子と遊んで楽しんできた。

 
それが、私の仕事の息抜きにもなっていたのだろう。


契約社員として、清掃業務をしていた。先輩と話すのが楽しかった。忘年会、社員旅行……会社行事には参加させてもらい、いい思い出になった。

そんなとき、いつもそばにいたのは、姪っ子だった。

メンタルがしんどくて、姪っ子の前で泣いたときもあった。そのとき姪っ子は、黙って私を見つめていた。
大丈夫?って1番してくれてたのは 


父でも。
母でも。
姉でも……無い。


姪っ子だった。
喋れない時期も一緒にそばに居てくれて、私が元気そうだったら笑顔で『遊ぼー!』と訴えてくれる。

あまり考えたことないが、姪っ子がいなかったら、仕事は続いてなかっただろうな。


今も思う。
姪っ子が居たから楽しかったんだ。
でも、そんな楽しい日々は続かないのも、運命だったのかな。
それとも、まだ、私は一般企業の障害者雇用で働くのは早いと神様は言いたかったのだろうか……


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