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未経験から税理士事務所に転職するための具体的戦略を考えてみる①

未経験から税理士事務所に転職することは実現可能であるが、そう簡単ではない。


未経験から税理士事務所への転職を目指すあなたへ。
いつもは希望ありますよ!的なnoteを書いているのですが
(基本的には希望しかないと思っている)
今回はちょっと厳しめの意見を書いた上で、未経験から税理士事務所に転職して収入アップを目指すための具体的な戦略を考えてみたいと思います。

自分を商品に見立ててみた場合、あなたは魅力的な商品ですか?

転職は競争です。
みんな仲良くゴールできるわけではありません。
採用枠には限りがあるわけですし、
人気の商品から売れていきます。

あなたがお店にいった際、人気のある商品と見たこともない商品が並んでいたら、人気の商品を手に取ることから考えるはずです。

もしも採用者目線で見た時に、あなたを採用したいと思いますか?

採用したいと思う!俺ハイスペ!という方はこのnoteを読む必要はありません。
自分を魅力的な商品とは思えないけれど・・・
(それでもなんとか転職したいんじゃあああああああ!)
という方向けに書いています。

どうやったらいまのあなたがより魅力的な商品になりますか?

スタート地点として現在日商簿記2級のみ保有。仕事は未経験で今後会計業界へキャリアチェンジしたい人ということで考えてみたいと思います。

自分を魅力的な商品に仕上げていくことで転職はより有利になっていきます。
採用を勝ち取れるだけでなく、採用される際の条件も良くなること間違いないでしょう。

戦略その1 一度は税理士試験を受験しよう


履歴書や面接で

「税理士を目指しています。」

と書いたり言ったりすることは誰にでもできます。
口だけなら言うのは簡単です。
まあ最悪嘘でもいいですし・・・(笑)

それだけ採用側もたくさん面接で似たような言葉を聞いてきてるので、あなたのことを見抜いています。

いや、税理士目指してるって言ってるけど、税理士試験受けたことないやん。
ってツッコまれないように。

受かるかどうかも大事ですが、試験を受験することで、受からなくても確実に前進することができます。

はじめて受験した際に会場の熱量の凄さを感じました。
受験生の気合の入りようにわたしも火がつき、それまで勉強を真剣にやってこなかった自分が勉強に本腰を入れて取り組むようになったからです。
こんな風に受験することでモチベーションアップにも役立ちます。

何より受験経験があれば、面接の際に、本気でこれから税理士を目指すんだ!という意思表示にもつながりますし、合否に関わらず受験経験があるだけでも、未経験者とは差をつけることができます。

令和5年度より、受験資格が緩和されました

わたしは高卒なので税理士試験の受験資格を取るために、日商簿記1級を取得する必要がありました。

しかし令和5年度の試験から受験資格が緩和されました。

令和5年度の試験から受験資格が緩和されました。(今年から)
簿記論、財務諸表論については受験資格が必要なくなり、
誰でも受験することができるようになります。

これによって税理士試験が受験しやすくなりました。


悩んでる暇があればとっとと税理士試験を受験しちゃいましょう。

日商簿記1級は少し遠回り

税理士試験受験のための日商簿記1級を取得するのはちょっと遠回りです。

・工業簿記が試験科目にない。
・連結会計は出ない。
(出たとしても1級受験生からしたら超簡単なレベル)

中小企業がボリュームゾーンである税理士試験と、大企業の会計をターゲットにした日商簿記1級はちょっと範囲がずれてしまいます。
簿記なのでやってることは一緒なんですけどね、大筋大差はないんですが、税理士試験では学ぶ必要のないことまでやらなきゃ日商簿記1級の合格点を取るのは難しいです。

ただこれを書いてる今週いっぱいが税理士試験の受験申込の期限なんですよね。せっかく受けたいと思ってくれた人が期限の締め切り後で、あと1年待たなきゃいけないというのも考え物です。

次回のnoteでは税理士試験以外の選択肢を考えてみたいと思います。





😊