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グレンツェンピアノコンクール高校生部門1位受賞

生徒さんが、高校生部門で、1位を受賞しました。(金賞無し銀賞)
20年以上指導してきてはいるものの、
生徒さんをコンクールに出すということがほとんどないので、私自身が、外の世界を学ぶ貴重な機会となりました。


本番を聴いていて、1位になりそうだなぁとは思っていたのですが、本当にその通りになったので、自分の指導法や、音楽の感じ方が偏っていないことが社会的に認めていただいた思いで、嬉しかったです。


今回の全国決勝に向かってのレッスンも、十分技術が間に合っていたので、補講レッスンは特に行わず、どう自分で表現したいか、そのイメージを具現化するにはどうしたらいいのか、どこの筋肉を鍛えたり、体の部位を意識したらいいか、を徹底的に洗い出しました。


生徒さんは技術が伴うにつれて、音楽性がどんどん溢れていった方なので、歌い方の指導は特にしなかったように思います。
本人の望んでない歌い方を強制したり、コンクールということで映えを意識したフレージングにして、過剰表現や、楽譜に書いてないことをやってしまったりすると、そういった違和感も、わかる人が聴くと残念に感じてしまうポイントだったりします。

楽譜に忠実に。一つ一つの音やフレーズにも、どうやったらより美しく弾くことができるのか。
指を傾けたり、まっすぐで弾いたりする音の違いを聞き分けたり、
バイオリンでいうボーイングのような、、上から弾くのか下から弾くのか、必殺技みたいな音の時はどういう腕や肩の使い方が適しているのか。。

支え続ける左手の和音はどういう関節の角度や手のひらの保持の仕方で音が変わっていくのか、
そういったことに時間をかけて仕上げていきました。

ハノンをやり続けて、手が出来てきたからこそ、こういう話ができるようになって、本当に嬉しく思います。
これで自信に繋がって、さらに前のめりになっているので、今後が益々開けた世界が待ってるなと感じます。クラシックも、弾き方が馴染んできたので、今は伴奏付けや、移調、コード奏法も楽しみ中。



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