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ついに、コピーライター養成講座に通うことにしたよ。って話【2】谷山雅計さん

雪国からこんにちは!ゆっこめんです!
最近よく聞かれるんですが、今冬はあまり雪が降らなかったので、もう雪残ってないです。すっごい降ったときは、GWくらいまで残っていたりしますが…
季節がはっきりしているので、春は本当に気持ちがいいです*

表参道駅から教室に向かう途中のビオラ。いつも癒されてます

4月6日【キャッチフレーズ①】講師:谷山雅計さん(235分)


第二回目の講義は、受けたい講師ナンバーワン!?TCC会長・谷山雅計さん(谷山広告|クリエイティブディレクター/コピーライター)。
約4時間みっちり講義でした。谷山さんは今年でコピーライター人生40年とのことなので、単純計算で1時間で10年分語ることになりますね!講座が確かひとコマあたり4,000円だったかな?谷山さんの10年のエッセンスが、たった1,000円で受けられるぞ!!!その気取ったコーヒー1杯我慢しろっ!☕️☕️☕️☕️

ひとことでいうと、「塾講師!」って感じ。「他者にコピーライティングを教えることに関しては、谷山くんが一番熱意もってるんじゃないかなぁ」と、後日お会いした某塾長(谷山さんと同じ博報堂出身)もおっしゃっていました。

前述のとおり4時間ぶっ通しなのですが、いちおう前半と後半にわかれます。
前半はコピーの書き方について講義してくださり、前半の最後に課題をもらってその場でコピーを考えて提出。それを谷山さんがチェックしてくださっている間、受講生は実質休憩です。
後半は、そのチェックしたコピーの中から谷山さんがいいとおもったコピーを取り上げ、なぜいいとおもったか・改善点、を解説してくださる流れです。

谷山さん、講義前から私を泣かせにくる


「講義する前に、ちょっといい?」と、問いかける谷山さん。講義は教室だけではなく、Zoomでオンライン受講もできるのですが、そのオンライン受講生に向かって話しかけます。「できればオンラインではなくリアル教室で受講するようにしてほしい」と。
コロナ禍でZoom講座に切り替わり、「案外オンラインでも問題なくできるじゃん」と最初はおもったとのこと。ただ、しばらく経ってからオンラインとオフラインの受講生を見ると、オフラインで受講した人の方がサービス精神が育っていると感じるようになったそう。だから、都合もあるし大変かもしれないけどなるべく教室に来てね、ということでした。

たっ、谷山さん!目の前のアクリル板越しに、
新幹線で片道2時間半&9,000円かけて来てるやばい女がここにいますよ……!?
しかも旦那に「嫁のいない誕生日をのびのび過ごしてね」とプレゼントして。
旦那の誕生日放置して、谷山さんに会いに来ちゃったぁあああ🥳🥳🥳

コピーライター養成講座、勢いで申し込んだところがあるので、後からこれ通って大丈夫なのか?と、時間や体力、金銭的なこと、いろんな面からこれでよかったのか?と、正直おもったこともありました。

ですが、この谷山さんの話があったことで、すべての迷いは打ち消されました。もちろん私のこの事情を知らないのにこう言っていただいて、まちがってないと背中を押していただいたみたいで勇気がもらえました。
これだけでも、新潟から300km飛ばして来た甲斐がありましたヽ(;▽;)ノ

はい、私が勝手に心で泣いただけで、別に泣かされたわけではありません。
嘘コピーならぬ、嘘見出しです。

講義前半

コピーの書き方、考え方などについてアツく語っていただきました。そしてそれを踏まえて課題を出してもらい、その場で即興10分でコピーを書きます。上限は5本まで。私は上限に1本満たせませんでしたが、なんとか捻り出して4本提出。
しずおかコピー飲み会でよくやっていた、即席コピーバトルを経験していてよかったとおもいました。
たぶんあの集中力も、リアル教室ならではだと思います。私は自宅からオンライン受講だと、どうがんばってもあそこまで緊張感を高められない。

課題について、いまはSNS等で流出させるひとがいて大変困っているとのこと。ちゃんと手順や理由があってその課題を選んでいるので、絶対に漏らさないでほしいとのことでした。この話をしているときの谷山さん、とても怒っていると同時に悲しそうで、胸が痛くなりました( ;  ; )
私個人としては、この「即興10分で考える」というワークショップ(経験)も17万円という金額に含まれていると考えているので、悪意があるにしろ善意のつもりだったにしろ、流出するのは講座の価値を下げる行為になると感じます。
仲間内で話していると、盛り上がってつい講義の内容であることを忘れたり、これから受講する人もいるのを忘れてポロっと言ってしまうのも、わかる><
なので、私の受講レポはネタバレを恐れすぎて、内容には全然触れずふんわりしております😂だって、今回の講義のメインって「コピーの書き方、考え方などについてアツく語っていただきました。」の部分ですよね…笑

休憩時間(谷山さんチェックタイム)


最前列を陣取ったのは、もちろん講義をいちばん前で聞きたいからなのもありましたが、今回の最大の目的は、この時間のため!谷山さんがコピーのチェックをどのようにするのかを見たかったからなんです。
さっきまでニコニコ笑いながら講義していた谷山さん。赤ペン片手にした途端、空気が変わってマジモード。こういう空気、見たり感じたかったんです。

さすがに覗き込んでまではしなかったけど、その10分で失った糖分を補給するためにカフェオレ飲みながら眺めてました。ほんと疲れたの😂
作業としては、まず一通り見ていいコピーに印→一周したら印したやつを見てそこからまたいいコピーに印…というのを繰り返していった様子。
オンライン受講者の分は、運営の方がプリントアウトして谷山さんに渡していました。

画像はイメージです

講義後半

谷山さんのチェックが終わり、提出されたコピーの批評です。後半はずっとコピーの批評と、谷山さんがなぜコピーライターになったかのおはなし。

まずいいとおもったコピーを22本あげてくださり、それを切り口ごと順番にひとつづつ、いい点と悪い(こうした方がもっとよくなる)点をコメントしてくださいました。その22本の中から、特によかったもの3本に金の鉛筆が贈られました。

そしてなんと、私の書いたコピーが、22本のうちに入りました……!!!

なんだよ!金の鉛筆の3本じゃねぇのかよ!と言われそうなんですが、それでもいいんです!まさか取り上げていただけるとはおもっておらず、感激でした。
そして、いただいたコメントが

「究極にシンプル!」

谷山さんのコメントも、全員に向けた中でいちばんシンプル…!
提出した4本の中で、いちばんテンパって書いたやつだった気がする😂だから余計なものが削ぎ落とされたのかな。考え方によっては、前回の記事に書いた岡本欣也さんにいただいた「途中段階の言葉を書いている」に通じるものがありますよね。私がチェックしてください!って葬儀屋さんに見せたら、鼻で笑って真っ先に棺桶に葬り去るやつだろうなっておもったのに笑。

22本の批評後、その中から金の鉛筆3本の発表があったのですが、私は谷山さんが発表するまでのわずかな時間で、「これが選ばれるだろうな」って予想をしておきました。選ぶ目も鍛えるためです。結果、2本は選ばれるだろうなってものが当たり、1本はあるとしたらこれかな、と候補に入れていたものでした。まずまずな当選率。レベルの高い集団になればなるほど、選ぶのは難しくなるんだろうなと感じました。

そのあとは、専門コースと谷山さんがコピーライターになったきっかけのおはなしに。専門コースの話は、しれっとしてたけどなにげにめちゃくちゃ有益な話だったんじゃないだろうかとおもってます。

受講にあたっての心構え

まず、講義前に谷山さん勇気をもらったように、なるべく教室で受講しようと改めておもいました。それ以外に感じたことについて書いておきます。

予習はした方がいいのか?

私は予習はしておいた方がいいと思っています。
講師の方がどういう思考の持ち主かの予備知識をいれてから講義を受けた方が講義内容の解像度がより高まるし、理解も深まると考えているからです。
復習はあとからいくらでもできますが、予習は授業前にしかできないですしね。

今回は事前に、谷山さんの著書である『広告コピーってこう書くんだ!読本』『広告コピーってこう書くんだ!相談室(袋とじつき)』の2冊を読んでおきました。
書籍で書いていることを授業でも話したら、どちらでも伝えるってことは、それだけ大切なことだとわかります。あと、書籍で読んだだけではよくわからなかったことも、講座を聞くことでわかるようになったこともありました。
買うでも図書館や人からで借りるでも、なんでもいいので軽くでも読んでおいた方がいいとおもいました。

黄色い方の増補新版、私も先日注文しました!

ちなみに『広告コピーってこう書くんだ!読本』は、加筆された『広告コピーってこう書くんだ!読本〈増補新版〉』がタイムリーに4月11日に発売されています。
受講生と卒業生は、すこしお安く買えるらしいので、今すぐ宣伝会議サイトにログインイン!!!(なにこのうさんくさい誘導)

また受講生になると、専用ポータルサイトにアクセスできるようになります。
事前にレジュメがダウンロードできるので、書籍が手に入らない講師の場合は、それに一通り目を通して、全体の流れを把握してから受講するようにしています。(レジュメ配布がない講義もあります)

学んだことのまとめ

前回の講義では、自分が書くときの「いいコピー/悪いコピー」の基準を学びました。今回は、もちろんそれも補強されたのですが、さらに「ひとから見たとき」のいいコピー/悪いコピーの基準を学べたように思います。

コピーの書き方の本でよく出てくる、「具体的に書く」というのが、具体的に書いた方が説得力が増すのは理解できるのですが、「具体的」というのがどうも腑に落ちていませんでした。「『具体的に言う』って、具体的に言うとどういうことなの?」と言う感じ。それが、前回と今回の講義で、実際に書かれたコピーに対して、「この言い方が具体的でいい」とか「これはもっと具体的にした方がいい」と批評されるのを見て、「具体的に言うとは、こういう表現のことを指す」というのが、見えてきました。

自分の中に他人の目(客観性)を持てればいいのですが、それはなかなか一朝一夕では身につきません。
なので、自分の中の【イマジナリーオカキンさん】に「浅い!」、【イマジナリータニヤマさん】に「これコピーじゃなくてただの説明じゃん」「それ嘘コピーじゃない?」「もっと具体的に」と、ツッコミをいれてもらおうとおもいます。

講義内容を流出しないように、感想に注力して書いているだけなので、全然講義内容書いてないじゃん!全然講義聞いてないし理解してないじゃん!ということは、ない…はずっ。理解できたかどうか、身につけられたかどうかは、結果で証明していけたらいいなと思う所存です。


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