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withコロナ時代のコミュニケーション

新型コロナウィルスの影響で変わったこと

新型コロナウィルスの影響で働き方や生活スタイルが大きく変わって3ヶ月が経ったぐらいでしょうか。
今年から新入社の方や新年度から配属が変わった方はいきなり新しい働き方に戸惑ったことかと思います。

しかし、慣れとは恐ろしいもので、「PCでの事務作業が苦手です」と言っていた新人社員が気がつけばZoomを使いこなしていたり、新たに導入したクラウドサービスやチャットツールが快適でそれ無しには仕事ができなくなりました。

また、「オフィスが家から遠いからリモートワークが良い」と言っていても、オフィスに来て気心知れた仲間たちとあーでもないこーでもないと議論や談笑することの楽しさに改めて気づいたのではないでしょうか。

コミュニケーションをとることが容易ではなくなった

一方で、新型コロナウィルスやリモートワークは新たな課題を浮き彫りにしました。業務上の社員間のコミュニケーションです。

業務上の指示や確認、報告や相談だけのコミュニケーションでは、その人が本当に思ってることや悩みをキャッチするのは難しいですよね。

これまでは、仕事終わりで飲みに行ったり、ランチ時にみんなで食事しながら色々お話ができたけど、今はなかなかできない。

・後輩とコミュニケーションを取りたいが、近づき過ぎると「密です」や「濃厚接触です」と言われかねない。(感染予防に気を使っていることは良いことです)

・ランチを一緒に行きたいけど、対面や横並びで座れない(物理的に対話が難しいレイアウトだったりしますよね)

・飲みに誘うのも気が引ける(自粛警察がいつどこで見張っているかわかりません・・・)

一体、どうやってコミュニケーションを取っていけばいいのか・・・?そんなことを考えていた時に「これだ!」と気づくことができた出来事がありました。

大雨と暴風に見舞われた日

その日は会議が長引き、そのあとの振り返りやタスク整理にも時間がかかり、頭も体もクタクタでした。
時計ももうすぐてっぺん、周りには一緒に会議に参加してくれた後輩が疲れ果てていた。翌日は朝から打ち合わせもある。

たまたまその日は天気が悪く、私は車で来ていた。帰ることには雨が強くなり、風も強くさながら台風に近い天気になっていた。私はその後輩を家の近くまで送ることにしました。
家の方向は反対方向(私は郊外で、後輩は都内)、後輩の家までは車で1時間はかかる。しかし電車だと乗り換えの都合で1時間以上かかる。

私は「頑張った後輩へのせめて労いだ」という思いから家の近所まで送るよ、と伝えるととても嬉しそうな顔でありがとうございます!と答えてくれました。

車の中では色んな話をしました。
今日の振り返り、今困ってることや悩んでること、今後の目標や目指したいこと、他愛もない雑談など。

運転しながらふと気付きました。

これって、飲み会で後輩に悩み相談や近況を聞くのと同じことやってるのでは?と。

上司とサシで1時間の飲みに行くことに抵抗はあっても、家の近所まで送ってくれる1時間って喜んでくれるのでは?と。

しかも運転に集中してるから私はふざけたことも言えないし、当然手も出すことができない。健全なコミュニケーションの取り方の一つであると気付かされた。

※写真はイメージです

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ある事象の解決は、思いもしない別の事象によってもたらされる

「自家用車持ってるなんてリッチだな!」「ウチはクルマねーよ!」と言う方もいることは重々承知の上である。自家用車でなくてもそれならタクシーに乗れば良いのでは、とも私は思った。

例えば会社や取引先から最寄駅や次の目的地まで。

車内はとてもパーソナルな空間。困ったことや相談は「車内だけの話」として話しやすいのではないでしょうか。
移動も楽もできるし、頭を休められるし、次の商談や打ち合わせに向けた準備もできる。

昨今だと「車内は密だ!」という視点もあるかもしれませんが、タクシー会社各社も努力してる。消毒や換気に配慮しておられている。我々もマスク着用でお話することが前提でしょう。

一緒に働く仲間の心の内を知りたい、個別に話をしたいと思っていたことが、思わぬ形で実現できた。解決したい事象が思いもしない別の事象によって解決するんだな、と改めて気づかされました。

※ただし、自家用車やタクシーに関わらず、送るからと言ってあらぬ方向に行ったり傲慢になるのは言語道断!!!!

仕事仲間や後輩とのコミュニケーションを取ることにお困りの方は、今後の参考の一つにして頂けると嬉しいです。

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