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ゆっきー舎 考える部

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入管問題、被収容者の支援のこと、世界とか人権のことを考えます。 「ネコマンガで世界の端っこをちょっぴりでもいいからマシにする」を目指します。
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#入管問題

様々なルーツを持つ人達と、多国籍な料理を楽しんできました♫ in名古屋

様々なルーツを持つ人達と、多国籍な料理を楽しんできました♫ in名古屋

約1週間、名古屋に行ってきました♫ 主目的はイラン出身のRさんの脊柱管狭窄症手術の入退院に立ち会うことでしたが、仮放免者を受け入れるシェルターに宿泊させてもらったので、さまざまなルーツを持つ方との交流もできました。

この記事では仮放免という言葉を多用します。仮放免者=犯罪者と思う人もいるかもしれませんが、それは正しくありません。詳しくは記事の最後に記載しますので、ぜひ最後まで読んでください。

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【ゆっきー舎・考える部 書籍紹介2】 入管問題の「歴史」と「今」がわかる! 平野雄吾著『ルポ入管』

【ゆっきー舎・考える部 書籍紹介2】 入管問題の「歴史」と「今」がわかる! 平野雄吾著『ルポ入管』

ゆっきー舎的に紹介したい日本の入管問題を勉強するのにおすすめの本の2冊目は、平野雄吾著『ルポ入管』。
前回紹介した『となりの難民』に比べると読みやすい本とは言えないが、文章自体は決して難しくはない。
入管行政の成り立ちや思想、そして今何をしているのか、何が問題なのかを知りたい人におすすめの書籍として紹介したい。

良い意味での冷静な報道目線で書かれた本作だからこそ持つ説得力がある。
私は正直なとこ

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【ゆっきー舎・考える部 書籍紹介1】  日本の難民問題入門書としておすすめ! 織田朝日著『となりの難民』

【ゆっきー舎・考える部 書籍紹介1】  日本の難民問題入門書としておすすめ! 織田朝日著『となりの難民』

私は3年ほど前に、日本の入管が国際法に違反しており、非人道なことを組織的に行っていることを知った。その後、入管に長期収用された経験がある人に会い、日本で難民申請している人と一緒に暮らし、入管に収容されている人に面会をするなどして、微力ながらも支援活動を始めた。

ただ、入管問題、日本の難民問題は、法的なことや歴史的経緯などがあって、初心者にはどこがどのように悪いのかを明確に説明することは難しい。

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桜木奈央子著 『かぼちゃの下で  ウガンダ  戦争を生きる子どもたち』  の感想

桜木奈央子著 『かぼちゃの下で  ウガンダ  戦争を生きる子どもたち』  の感想

ウガンダという国に興味があったので、桜木奈央子さんの『かぼちゃの下で  ウガンダ  戦争を生きる子どもたち』を手に取った。
現地の子どもたちの笑顔、美しい景色、街の喧騒などを映した写真が多数掲載されていて、写真部分だけなら「楽しい」本に見える。

でも、タイトルが示す通り、戦争の影響下で生きる子どもたちについての本だ。
ゲリラ軍に誘拐されて、少年兵や性奴隷にされてしまった子どもたちの話がいくつかあ

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