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スウェーデン人の音楽友達にリミックスをしてもらった話

初めてリミックスをしてもらった話を書きたいと思います。リミックスをしてくれたtigerbrotherさんは私が通っているスウェーデン語教室の先生の知り合いで、授業で一度お話をしてもらった縁で繋がりができました。最初にWashbearの曲を聞いてもらった時に、citypopというジャンルに聞こえるというコメントをもらったのです。

Wikipedia情報を私なりに解釈すると、citypopとは1970年〜1980年代に日本で流行した洋楽の影響を強くうけたJ-popで、最近ストリーミングの普及と相まって海外で「再発見」されリバイバル的に人気が出たジャンル。

Washbearは勝手にアーバンオーガニックを謳っているので言葉自体に親和性もあり、音楽性でいえば曲をメインで作っているMitsu君は洋楽で育ち(たしか映画音楽とか)、歌詞と歌を作っている私はJ-popのいわゆる泣きメロが染み付いている、確かに。tigerbrotherさん曰く、メロディ重視のJ-pop的な音楽を自分でも作ってみようとしたけどどうしてもうまくできなかった。AメロBメロサビCメロ大サビって私はとても当たり前に捉えていたのだけど、J-popならではの構成なんだなぁ〜って気づいたのは実は最近です。

tigerbrotherさんがリミックスをやってみたいと言ってくれたがFantasyでした。初めての試み、そもそもリミックスってどうなるの?何を送ればいいの?という感じでしたが、歌のファイルだけ送ってくればOKとのこと。待つこと数ヶ月、、で出来上がったリミックスは、全く違う曲といっていいほど違って、面白い!

私がまず思ったのは、これってユーロビートだよね、ってことでした。しかしそもそもユーロビートって何?と思ってまたWikiを尋ねると、ユーロビートとは80年代以降ヨーロッパを中心に流行したシンセサイザーを使ったダンスミュージックなのだけど、実は日本で独自に進化していたことがわかりました。4/4ビートで日本人にもノリやすかったことと、泣きメロがJ-popと親和性があったから。またでた、泣きメロ!!確かに私がユーロビートを耳にしたのは90年代J-popで、浜崎あゆみとか人気アーティストの曲が軒並みユーロビートにリミックスされていました。パラパラブームもあり、私にとってのユーロビートはこの時代の記憶と結びついていて少し懐かしい感じがあります。

FantasyのリミックスをJ-pop X ユーロビートで語るのは単純化しすぎなんだけど(そもそも知識も全然ないし)「違う音楽ルーツを持った人たちのコラボレーション」を実感した、新しい経験になりました。ぜひ聞き比べてみてください!

リミックスバージョン。


オリジナルバージョン。


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