daybreak

傷口みたいに壮絶な朝焼けを一人で見たことがある。
Xジェンダーの友達の生きづらさについて。
爆音系のライブに行ったときに感じた水中のイメージ。
夜の間だけは自由で許されていると思った。
明けないで夜。でも圧倒的な力で明ける夜。

いくつかの断片的な思い出が一緒になって生まれた歌詞。

ーーーーーーーーー

『daybreak』

しばらく眠ってた
どこからきてどこまで行く
過去も未来も不要　
今がすべての寛容なパーティ
更け方を忘れた夜　
どこにも行かないで

夢か現か
　
暴力的な音の海に
煌めくゴールデンフィッシュ
迷い込んだブラックホールの中で
今だけはゆるされている

私が誰か誰も聞かない
聞いたところで誰も知らない　
女も男も不要　
今がすべての優しいパーティ
真逆だとて違いはない
さあこの手を取って

頼りない平衡感覚
果てはどっち？

暴力的な音の海に
煌めくゴールデンフィッシュ
迷い込んだブラックホールの中で
今だけはゆるされている

刹那的な音の海に
呼応するハートビート
不自由な体やっと自由になる
今だけはゆるされてる

ほら見て夜が裂けて
傷口から今日が生まれる
ほら見て痛みの果てに
傷口から今日が生まれる

今私を刺す産声の光
洗われて立ちくらむ
産声の光