見出し画像

なくなることが怖いから悲しいけど置いていく

高校では3年間寮生活をしました。ど田舎から出てきて最初は苦労したけど、総じて自分の人間性が開花した時期だったと思う(もちろんそれから開花しっぱなしでさらに成長中)。生まれて初めて人間関係を0から作り上げたからスペシャルで、終わってしまうのがすごく悲しかった。

「ずーと友達だよ」とか「うちらの絆は永遠」とか、言っている人がいたけどそんなことありえないと思っていた。今のこの関係はこの環境がなくなればもう終わってしまい、二度と戻らない。関係性が変わってしまうのが辛くて、それならもう置いていこうって思った、若くて極端な私でした。関係を作り上げるのが初めてで、次のステージに移行する方法も知らなかったのです。

今は、関わり方は変わっても繋がりを持ち続けることはできるし、久しぶりに会っても楽しく懐かしくお話できることを知ってる。あの頃の私たちではもうないことにノスタルジックな気持ちになったりもするけど、一時だけ人生が併走したことの不思議さを思って、今それぞれの場所で人生を果敢に歩んでいることに勇気づけられる。

(アンビバレント企画でブログを3本書きます。その2)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?