ユーモアのある結婚式のつくりかた

4年前の2016年9月22日、わたしたち夫婦は結婚式を挙げました。

「はじまりの食卓」というコンセプトのもと、私たち夫婦が大切にしている「ユーモア」を詰め込んだ、オリジナルウェディングを作ることができました。

結婚式を挙げる目的はいろいろあるかと思いますが、私たちは、今までお世話になった家族や親族、友人たちに感謝を伝えるためということを第一に準備しました。

約1年間準備に費やしましたが、ひとつのことを協力して行うことで、お互いの価値観を分かり合える機会も増え、今後も忘れずに大切にしたいことも見えてきた気がします。

私たちのウェデイングをサポートしてくれたのは、オーダーメイドのウェディングサービス「CRAZY WEDDING」さんです。コンセプトをまず第一に考え、結婚式をデザインしてくれます。私たちにしかできないものを考え生み出し、ゲストを喜ばせる演出を一緒に考えてくれます。創業者の山川咲さんの考え方に共感して決めました。

幸せをつくるシゴト 完全オーダーメイドのウェディングビジネスを成功させた私の方法

会場ありきの結婚式ではなくて、コンセプトを決めて、たった一つの私たちらしいオーダーメイドの結婚式を開くこと。予算も安くはないですし、自分たちがやることがたくさんあり大変ではありましがが、本当に"人生を変えるような結婚式"になったと思います。

"私たちらしさ"の象徴でもある、「パンケーキ」「ピルクル」「ぽっけとあめちゃん」「お弁当」「健康」「音楽」「映像」などを詰め込んだ結婚式。たくさんの方の協力のもと挙げることができました。

そんな結婚式の内容を振り返りつつ、ご紹介したいと思います。

はじまりの食卓

朝起きて、朝ごはんを食べて、仕事に出かけて、家に帰って、そしてまた夜ご飯を食べる。その当たり前の毎日の中に、必ず二人で囲む「食卓」があって、楽しいご飯も、楽しくいないちょっと苦い食卓も、その一つ一つを一緒に過ごす。私たちの原点である「食卓」を忘れないようにしたかったため、「はじまりの食卓」というコンセプトで結婚式を作りました。

森のホームパーティ

森の中にある「ぽっけとあめちゃん」のお家でのホームパーティに家族や友人を招待するというストーリーを考えました🏠

受付で席次の代わりに配るエスコートカードは、食卓にちなんだ、スプーンとフォークを用意🍴　こちらと木のボールも引き出物として持って帰ってもらえるようにしました（名前のタグも入ってます）

テーブルにはそれぞれ、私たちの分身である「ぽっけとあめちゃん」のキャラクターと同じ世界観をもったキャラクターを用意しました。

料理は、健康になってもらえるように、色とりどりの野菜も用意🥕

挙式のイメージは、映画『アバウト・タイム』

花嫁入場シーンは『アバウト・タイム』の「How Long Will I Love You」。夫婦ともに大好きな映画です📽

なんと、結婚式当日は土砂降りの雨だったのですが、そんなハプニングさえも『アバウト・タイム』ぽさもあり、とても良い思い出になりました。

「乾杯」ではなく「いただきます」

乾杯は、夫婦で毎日飲んでいるピルクルで「いただきます！」とみんなで言うことにしました。日清ヨークさんの「ピルクル」です🥤

なぜかというと、ピルクルを風呂上がりに飲むのが、私の昔からの日課だったからです。一緒に暮らすようになり、それが妻の日課にもなったこともあり、乾杯ドリンクにしてみました。一日の終わりに飲むピルクルは私たちにとって、「明日も一日良い日にするぞー！」という明日の”はじまり”の健康ドリンクなのです。

ピルクルで乾杯って普通の結婚式ではやらないことなので、みんな可愛い感じになりました😊

（なぜヤクルトではないかというと、ヤクルトは高いので、ピルクルがちょうど良いという理由です。（家計に優しい！）胃腸の活発がいいのもピルクルのおかげかもしれません）

ファーストバイトはパンケーキ

ファーストバイトは、私たち夫婦の朝ごはんでよく食べる「パンケーキ」🥞

仕事の休みがそれぞれ違うのですが、朝ごはんは一緒に食べようということで、少し手間はかかりますが、朝ごはんにパンケーキを作ることがあります。式場にしたレストランではパンケーキはメニューにはなかったのですが、無理言って作ってくれました😭

デザートには、それぞれのパンケーキを作ってもらいました！

サックスで森の演奏会

妻がサックスを趣味でやっているので、サックスの演奏🎷 

曲は「sing sing sing」。東京ディズニーシーのビッグバンドビートでも披露されるこの曲大好きなんですよね。私は楽器演奏できないので、座って見ているだけなのが、もどかしかったです....。いつかミッキーのようにドラムを叩けるようになりたい...🥁

それぞれのはじまりの食卓

余興では、「はじまりの食卓動画」ということで、よく新郎新婦へのメッセージ動画みたいなのあると思うのですが、それが逆にゲストに負担になりそうだなと思い、だったら自分たちがゲストが主役の動画を撮ったらどうなんだ？と思いつき、ゲストの食卓にお邪魔して撮った動画を流しました（めっちゃ大変だった...）。

食卓と言っても、家族で食べるものだけでなくて、友だちと食べに行ったお店や料理など様々。いろいろな形がありますが、共通点は、後から思い出して笑顔になれるものだと思います。

ちなみに、家にあった家具などを参考にさせてもらったり、得意料理などを真似させてもらいました。

また、ゲストのプロフィールブックにも、みんなのおすすめのお店を予め聞いて本にしました。教えていただいたお店は結婚式後にいくつか実際に行っています。

引き出物はお弁当箱

引き出物には、曲げわっぱのお弁当🍱

お弁当もいろいろ想いがあって、今でもお弁当を作ったりもしているのですが、元々付き合っているときに、としまえんにお花見に行っていて、そのときにお弁当を作ってもらっていたんですよね。それがすごい好きで、その体験を形にしました。結婚式後、曲げわっぱのお弁当を気に入ってくれて実際に使っているよという声もたくさんいただいて嬉しかったです✨

「はじまりの食卓」デザインの引き出物袋も作りました🍴👜　

普段使いできるようにデザインもシンプルにしました。普通の結婚式で使われるような大きな硬い袋だとかさばるので、買い物袋としても使えるような布製のものにしてよかったなと思いました。

最後は「ごちそうさま」で退場

最後はもちろん、みんなで「ごちそうさま」と言って退場しました。

退場曲は、大好きなスヌーピーの映画『I LOVE スヌーピー』の「Better When I'm Dancin'」にしました。明るく元気があって、ラストは笑って退場したいなと思い、こちらを選曲しました。

お見送りはあめちゃん

お見送りにゲストに贈るプチプレゼントは、あめ🍭

「ぽっけとあめちゃん」というキャラクターは後に、LINEスタンプにもしました。

ユーモアのある結婚式って？

今回ご協力いただいた「CRAZY WEDDING」創業者の山川咲さんは「結婚式」について以下のように語られています。

結婚式とは、人生を肯定し、新しい人生を始める場所です。一生にとってすごく意味があるもの。なぜなら、自分の人生ってどうだったんだろう、誰と出会って、どんなふうに育てられて、なぜ結婚するんだろうと、振り返り整理できる大きな節目だからです。私は人生の棚卸しをして編集をして形にすることが、結婚式の本当の価値だと思っています

引用：【6周年特別号】CRAZYが新ブランドを発表！創業6年間の総まとめと、経営者二人が描く未来構想とは。

今まで出会ってきた私たちの大切な人たち。その人たちに、どうやってその感謝の気持ちを伝えて、楽しませられるかを真剣に考えてきました。考え抜いた結果、自分たちが笑顔になれる、背伸びしない自分らしさを見せていくことが一番なんじゃないかという結論になりました。

なぜなら、今の私たちは出会ってきた人たちの影響をなんかしら受けた結果であって、今まで生きてきて大事にしてきたこと、そのありのままを見せることがゲストの人たちの感謝の気持ちになるのではと思ったからです。

私たちが考える「ユーモア」は、周りの人を傷付けず笑顔にするチカラです。目の前にいる家族や友人に感謝して、楽しませることができたことが、結婚式を挙げて良かったなぁと感じたことです。

日々忙しく生きていると忘れがちなことですが、「はじまりの食卓」を挙げた9月22日が来るたびに、この大切な想いを思い出させて、原点に立ち返らせてくれます。

はじまりの食卓

「ねえ　あのね」
楽しいことがあったとき
食卓を囲めば
しあわせな気持ちが溢れ出てくるように

落ち込むことがあっても
食事をすれば
少しずつ心がほぐれていくように

あなたといると　ただそれだけで
心が満たされはじめていく

どんな時もその笑顔で　前向きにしてくれる君
どんな私も受け入れ　素直でいさせてくれるあなた

二人でいることが　きっと何よりも
ココロとカラダを健やかにしていく

はじまりの食卓

今日は大切な人たちとの時間を
心から味わおう

ここからきっと
しあわせが始まっていくから

たくさん笑った、私たちらしさの詰まったユーモアのある結婚式です。

読んでいただいてありがとうございます。

結婚式準備の参考に書きました👇