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執着も利他心から生まれたものなら宇宙がサポートしてくれる

ヨーガ哲学でも仏教でも、「執着を手放しなさい」と言われます。

でも、一心不乱で頑張らないといけない時は、執着も必要じゃないの? 

「執着心を捨てなさい」と言ってしまったら、人間は何も頑張らなくなってしまうのではないかしら?なんて思っていました。

ヨーガの先生いわく、ある目的に対する執着心が利他的であれば、目的が達成された時には、「執着」や「欲求」は、すんなりと消えるそうです。

つまり、執着心の目的が利己的なのか利他的なのかが重要なのです。

子どもが「クラスの誰にも負けたくない」「今度の試験で一番になりたい」と頑張る。

これは、競争心という我欲からなる執着です。

クラスで一番になるという利己的な我欲は、次は学年で一番、中学、高校に入ってもひたすら一番を目指す執着心になります。

利己的な我欲は、目的が達成されても、もっともっとと欲しがります。

社会人になっても、人より早く出世したいといった競争心にかきたてられ、ひたすら上を目指していく。

東大生の姉をもつ男の子が、こんなことを言ったそうです。

「僕が東大に入学できたらすごく嬉しいのに、なんでお姉ちゃんは幸せじゃないんだろう」と。


子どもに勉強に対するやる気を起こさせたいとしたら、何のために勉強するのかという目的の方を意識させてあげればいいのです。

世の中の役に立つためとか、みんなを幸せにしたいからとか、勉強する理由を考えさせてあげます。

「将来は獣医になって動物を助けたい」とか「服のデザイナーになって、たくさんの人を綺麗にしたい」と思って夢に向かってがんばり続けるのは、利他心な執着心になります。


脳科学者の中野信子氏は、著書の中で「運のいい人は他者を思いやる」「運のいい人はひとり勝ちしようとしない」と言っています。

運がいいというのは、宇宙の法則に適った生き方をしているからサポートしてもらえるということです。

脳は、戦ってだれかを蹴落とすことより、共生をめざすことのほうが高いパフォーマンスを発揮できるのです。よってライバルの成長も祈るのです。

「科学がつきとめた「運のいい人」」​​​​中野信子著


宇宙は、自分の欲を満たすだけの願望よりも、他人を思いやる気持ちから生まれた願望に力を貸してくれるものなのですね。


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