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つながる命




一雨ごとに空が高くなってくるような月、10月は誕生日が2つあり、私は嬉しいけど、気分的に忙しいです。


先日は、娘の子ども、孫ちゃんの誕生日。中学2年生になりました。





丁度、その前の週末に合唱コンクールがあり、お婿くんが行かれないので、娘から誘われて家族2人までの参観者に入れてもらいました。


ここ1.2年は、学校参観はできず、ちょっと残念でした。たまに家に遊びに来ては、ジュースやアイスを食べ、漫画を読んで行く孫ちゃん。久しぶりの公式の顔を見るのが楽しみでした。


私は自分の娘や息子の時は仕事が忙しく、通勤に1時間はかかっていたので、中抜けもできず合唱コンクールを見た記憶はありませんでした。


さてさて、合唱コンクールが始まる前に、審査基準のお話がありました。

声量、各パートとのハーモニー、曲調を捉えた表現

あたりだったと思います。



さあ、合唱がクラスごとに始まりました。


課題曲は、「翼をください」


私は中学時代に「五つの赤い風船」の
オリジナルを聴いていた世代。

女性ボーカルの伸びやかな歌声に
うっとりした思い出があります。




そうして、中学生の合唱が始まりました。


審査基準の一番に声量がありましたが
確かに変声期の真っ只中にある、中学生。


特に男子の声がある程度でていないと、女子の声とのバランスが難しい。

とはいえ、マスクしての合唱で、まして各パートを合わせて練習できたのは、1週間というスケジュールらしい。


4クラスある中、孫、男子ですが、
一番最後のクラスにいました。


探さなくてもすぐわかりました。

やっぱり、孫は、特別なんです。

壇上に立つころには、私もドキドキしてきました。


歌が始まっていましたが、

あんまり声とか、曲とか、しっかりと聞こえてきませんでした。



ただただ、あんなに小さかった子が、
大きくなったなぁ、

と、思ったら、胸が熱くなり、

気がついたら、マスクの中に

しょっぱい味が届いていました。




そうして、その次の週が誕生日。
何だか、合唱コンクールの余韻でしょうか、チーズケーキまで焼いて孫ちゃんに持って行っていた私です。




自分の命がつながっていくって、すごいことだなぁと、改めてめて思いました。


そばにいるだけで、いいよ。
幸せをありがとう。

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