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SaaS / マーケティングあれこれ

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記事一覧

「編集力」で事業貢献する。SmartHRコンテンツマーケティング部の施策とこれから

こんにちは、SmartHRでコンテンツマーケティング部に所属しておりますyukisanです。チームとしてどんなことをやっているか、以前書いたのは2021年でした。 それから、オウンドメディアのSmartHR Mag.をリニューアルなどしている間に2年経過しておりました。 組織も大きく変化し、現在はブランディング統括本部、サービスクリエイティブマネジメント本部のコンテンツマーケティング部という組織になっています。(長い) 組織のあれこれはすでに別のnoteで触れられていますの

オウンドメディア「SmartHR Mag.」のリニューアルに合わせてタグラインを検討した話

こんにちは、SmartHR のコンテンツマーケティングユニットに所属しているyukisan(@yukisan_mo)です。 SmartHRのオウンドメディア、「SmartHR Mag.」が新しくなりました! プロジェクトとしては約1年前から立ち上がっていたものであり、たくさんの方にご協力いただいて無事リニューアルできました。 また、ありがたいことに「コンテンツマーケティング・グランプリ2022」にて、オーディエンスビルディングコンテンツ部門グランプリを受賞しました。 そして、

BtoBオウンドメディアの役割を考え直すためにやったこと

※はじめに、BtoBオウンドメディアを運営している人にとっては「そりゃそうだ」ということしか書いていないのでご了承ください! 同じようにBtoBにおけるオウンドメディアを運用されている方がいたら、ぜひお話伺いたいくらいです〜 BtoBのオウンドメディアと聞くと、どんなメディアを思い浮かべるでしょうか? リード獲得のためにめっちゃ記事コンテンツが展開されているメディアや、辞書のようにきっちり網羅性が担保されたメディア、ブランディング目的として「問い」を立てるようなメディア。色

BtoBマーケにおける「セミナー(イベント)レポート」の書き方・作成ポイント

BtoBのマーケティング活動において、自社セミナーを開催されている方は多いと思います。セミナーやイベントは、その内容自体有益なものが多く、参加者の反応や満足度がすぐにわかるため、コンテンツ化に適しています。 コンテンツのネタがない…と悩む場合は、自社セミナーやイベントをコンテンツ化してみるのがオススメです。 が、BtoBマーケティングにおけるセミナー記事の書き方ってあまり教わらない気がしましたので、改めて自社でどのように記事化しているかをまとめることにしました。 ご興味があ

手の内が知られた今、インハウスエディターができること

以前このようなツイートをしました。 スマホを使っていると日々色々な広告を目にしますが、化粧品や健康食品の「初回990円!」という広告を見ても、「定期購入契約が前提で、解約難しいんでしょ?」と警戒し、すぐに飛びつかなくなりました。本当によさそうなのか、一回落ち着いて情報収集することも当たり前になっています。 ふと、BtoB領域においても同じことが起こっているような気がしました。「資料ダウンロードをしたらすぐに電話がかかってくる」「展示会で名刺渡したらメールが山のように届く」

「人」と「情報」をつなぎ、見える化する。インハウスエディターの施策10選

こんにちは、SmartHRのyukisanと申します。このnoteは、「インハウスエディターアドベントカレンダー 2021」、10日目の記事です。 以前、「事業に貢献するインハウスエディターの道」というnoteを書きました。 インハウスエディターとして活躍するキャリアを盛り上げたいという気持ちもあり、今回は、チームの皆さんで今年実施してきた「インハウスエディターの施策」についてご紹介したいと思います。 「インハウスエディターがいたら、こんなことができるんだ」と、ポジティ

BtoBのインハウスエディターが「導入事例動画」制作に関わる時の流れ

SmartHR入社後にチャレンジしたかったことの1つ、「導入事例動画」ができました。普段お客さまの声を聞き、事例記事として文字にするなかで、「この様子を動画で伝えられたら……」と思ったことが多々ありました。 私は動画のプロではありませんので、動画そのものの編集には関わっていません。ですが、これまで事例記事を制作した担当者として、どのように導入事例動画の制作を提案し、どう関わったのか、その流れを残してみたいと思います。 こちらが制作に関わった導入事例動画です。弊社動画制作の

受注2日後に「導入事例取材」を打診するフローを作りました

導入事例は、商談時で使うのか、マーケ側で利用するのか、CSMが顧客むけに活用するのか、ターゲットによって用途が異なります。そのため、「導入事例」「成功(継続)事例」「活用事例」にざっくり分けられることが多いですね。 この「導入事例」の活用状況や要望・ご意見をもらうため、定期的に社内のセールスサイドの方にアンケートをとっていたのですが、ある課題がみえてきました。 導入から取材まで1年ほど待っているうちに、環境が変わってしまう問題一定の活用期間を経て、導入事例取材を打診するの

事例取材の「時間」も、カスタマーサクセスの一部

(こちらは、cmkt Advent Calendar2020、9日目の記事です。) こんにちは、SmartHRのyukisanです。 カスタマーマーケティングの中で必ず取り上げられる「事例」。カスタマーマーケティングの目的は、「カスタマーサクセス」であり、スケールする手段として「事例」があるとされていますが、事例を取材する時間そのものも「カスタマーサクセス」の一環だな、と思ったので、書いてみることにしました。 私自身は、2020年9月にSmartHRに入社してはや3ヶ月

ランドセル選びからBtoBマーケティングのヒントを無理やり得た私。

ランドセル選び。それは親にとっての一大イベントです。 ラン活という言葉もあるくらいなので、その選定に苦労している方も多く、実際私も苦労しました……。 男の子なので、本人は「黒か紺!」とだけ言っており、まだ楽な方でしたが、女の子だともっと要望あるそうなので大変。 で、 改めて、「ランドセル選び」って、BtoBマーケティングと似てるのかもしれないと思ったので書いてみました。 購買プロセスがBtoBと似ているランドセル選びって、改めてまとめると、BtoB商材の購買プロセス

導入事例記事のタイトルのパターンを考えてみた

導入事例記事を書くうえで、私が一番コトコト煮込んだり、寝かしたりしているのが「タイトル」です。 BtoB向けサービスですので、そんなにエモいタイトルにする必要は無いのですが、そうはいっても、弊社のサービスは「組織改善」を行うものですので、そういった「アツさ」を伝えたい時もあります。 導入事例記事の「タイトル」の重要性導入事例記事は、基本的に「見込み顧客」が「サービスを検討する際に」参考にするものです。ですので、その記事を目にするタイミングはだいたい以下のどれかに当てはまりま

「導入事例作った後どうしてる?」 #cmkt 分科会を実施しました

カスタマーマーケティングの勉強会「カスタマーマーケティングmeetup」から、2つの分科会が誕生しました!(※カスタマーマーケティングmeetupについては主催者である長橋さんが書かれたこちらの素敵な記事からご覧いただけます) その1つ、「事例制作」について、まずはみんなが知りたそうなテーマで雑談する場を設け、お話しました。その内容を簡単に振り返ってみます。 今回のテーマは、「事例作成後、どうしてる?」事例についてみなさんが話したいことを募った結果、事例を作るための工夫や

カスタマーマーケティングという仕事に、答えは無い

今年1月からカスタマーマーケティングを担当になりまして。こんな記事を書きました。 顧客の成功とは何なのか、顧客が喜んでくれていることは何なのか、それを掴んでいくため、共通項を見つけていくため、この1月〜3月はとにかくお客様の話を聞き、インタビュー記事の作成や活用例などの記事コンテンツ、CS担当の方の役に立つ資料を作ってきました。 その中で、カスタマーマーケティングは、「顧客が成功する仕組みをつくること」だと自分なりに定義しました。(こんな記事を書きました。) そのために

BtoBマーケ→カスタマーマーケティングに異動して分かった役割

BtoBマーケからCSマーケの役割に業務が変わり、CSマーケについて色々と考えるようになりました。 CSマーケに関して、最初に参考にさせていただいたのが長橋さんのこちらの記事です! ここからは、事業やサービスによって価値観も進め方も変わる部分だと思うのですが、1ヶ月ほどいろいろやってみて思ったこと、今の自社におけるカスタマーマーケティングの役割をまとめてみようとおもっています。 CSマーケ=顧客が成功する仕組みをつくること※あくまでも今の私の事業における役割です いき