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編集プロダクション(編プロ)へ転職した人の記録

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未経験から編プロの編集者&ライターに転職するまでの2年間の記録や、編集プロダクションって実際どうなの?について書いたnoteを集めています。
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記事一覧

業務中に堂々とTwitterを見ている理由

私は仕事中、よくSNSを見ている。トイレにスマホを持ち込んでこっそりとではない。自席のパソコンで堂々と。時にはイヤホンを装着して、真っ昼間からYouTubeをチェックしている日もある。 週1以上やっているが、会社に注意されたことは一度もない。そもそも私だけじゃない。他のスタッフだって、業務時間中にSNSをガッツリ見ている。私の会社では、それが仕事になるからだ。 編集プロダクションでは、仕事でSNSをチェックすることが多々ある。記事の監修者を探すため、TwitterやYou

坦々麺屋の調味料の説明を読み、思わず2度見した

GW中、汁なし坦々麺を食べに行った。そこは坦々麺専門店で、メニューは本格四川風と日本風の2種類のみ。カウンター10席ほどの店内は満席だった。私は日本風を注文。コシのある太麺に辛味のある肉味噌と山椒が絡まり、食べ応え抜群! たまたま見つけたお店だったけどアタリだった。 卓上には、見たことのない漢字だらけの調味料が並んでいた。中国の調味料なのか、瓶には朱色でドロっとした液体が入っている。私は麺類を食べる時、卓上の調味料には一通り手を出す主義だ。ただ目の前にある調味料は、味が全く

「できないこと」を増やそう。2021年の振り返り

2021年、仕事をすればするほど「できない」が増えていった。 まず企画ができない。今年から料理系サイトの記事を企画・執筆する仕事に加わった。もともと、じっくり考えて企画を出すのが大好きだった。記事の企画を考えるために何時間もリサーチし、スーパーやコンビニを散策してネタ探しをした日もある。空いた時間は極力企画だしに使っていた。そうして大量にアイデアを書き出し、「これはイケる!」と思った企画案をつくりあげた。 自信満々に提出した企画だったが、なんと半分以上はボツになった。理由

編集者に転職して1年経ったら、竈門炭治郎になった

編集者になって1年3か月、自分が竈門炭治郎みたいだなと思うようになった。 わたしは自分の企画や原稿に、かなり自信を持っている。自分の原稿を読み、8割くらいは「すばらしい原稿を書き上げてしまった。。」と本気で思うほどだ。文章はわかりやすく、取材で得た情報をきちんと反映し、クライアントの要望もきちんとおさえている。何度か読み直しても、おもしろい。悪くない、というか良い。結構良い。職場の先輩たちには到底及ばないが、「新人の割にはよくできている」といわれるレベルに思えてならない。 

神の怒りにふれた新人編集者

やっちまった。親愛なる神を怒らせちまった。 編プロの編集者になって早1年、できる仕事も少しずつ増えた時だった。入社したばかりの頃は不明点だらけで、基本的には先輩の指示に従う必要があった。言われたとおりに原稿を書き、〆切までに仕上げる。でも今はそれだけじゃない。クライアントの意向をくみ取って、社外スタッフや社内に伝達する媒介的な仕事もするようになってきた。まだ新人なので先輩のサポートなしにはできないけれど、ちょっとずつ編集者っぽくなってきたのかなぁ、なんて思い始めた頃だった。

繁忙期の夜と、甘すぎるおはぎ

転職して初めての繁忙期は、散々だった。 さまざまな媒体をつくる編集プロダクションにとって、3月は繁忙期だ。クライアント企業が年度の予算を使い切るため、媒体の制作が集中しやすいからだ。入社1年目のわたしも、ある雑誌制作のチームに割り当てられていた。その雑誌は3月下旬に校了のため、2月下旬~3月は特に忙しい。わたしは多忙な編プロにしては珍しく、普段19時前には退社していた。でも3月に入ってからは、21時を超える日もあるほどだった。 今まで、わたしは「できる新人」だと思っていた

未経験から編プロに転職するメリット&デメリット

未経験から編集プロダクションに転職して半年が経過した。 転職するまで、編プロは「やばいブラック企業」だと思っていた。給料は安いのに仕事は多く、労働環境は劣悪、消耗するまで単純作業をさせられる。いくらやっても仕事は終わらず、給料は上がらない……。「編プロ 転職」と調べると、こんなネガティブな内容が出てくるので、本当に編プロで働いていいのか何度も不安になった。 半年間働いて思ったのは、編プロはやばいブラックではない。でも、入社前に抱いたネガティブイメージに当てはまる部分もある

転職で収入ダウン。不安はあっても後悔してない理由

半年前、わたしは転職して収入がダウンした。 4年働いたwebサービス系の営業をやめ、編プロの編集・ライターとして転職した。副業でライターをしていたものの、未経験に近い収入で採用となった。新卒の会社よりも月収は数万下がる。それでも、様々な案件を担当できる環境に惹かれて入社を決めた。 一般的に、転職で収入が下がるのは失敗だと考えられている。転職前に「転職 収入」と調べたら、年収を下げる転職するのはよくない、年収下がると悲惨だぞと、多くのサイトに悲しい末路が書かれていた。 も

未経験で編集・ライターへの転職でやって良かったこと

※最後まで無料で読めます。 現在WEB系の法人営業をやっている私は、5月に編集・ライター職に転職をする。未経験からの転職だ。 転職活動の中で困っていたのは「情報量」だった。確かに、ググれば「未経験でもライターになれる!」みたいな記事もある。でも未経験→編集ライターへの転職までの具体的な道筋が曖昧で、結局自分で手探りで転職活動を進めていくしかなかった。 そこで、これから未経験で編集職・ライター職に転職を目指す方のためにも、参考までに私がどんな風に転職活動をしたのかお伝えし

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未経験の転職は「クリスマスケーキ」

「正直、今年がギリギリでしたよ」キレイな女性がニコニコ笑う。 丸の内にある某人材会社で、キャリアカウンセリングを受けた。2回挫折した転職活動を再開し、今日はどんな求人があるのか改めて確認しようと思った。法人営業職からライター職をめざす。副業でライターをしているとはいえ、未経験の職種への挑戦だった。 学生時代から現在の仕事内容まで話し、カウンセラーのお世辞をたくさん言ってもらいながら、いくつか求人を紹介してもらった。可もなく不可もなく、そんな求人だった。そして帰りのエレベー

中途採用の面接官に「感動した」と言ってもらえた1通のメール

わたしの書いた1通のメールで、中途採用の面接官から「感動した」と言ってもらえた出来事がある。 ある制作会社の選考を受けていた。2次選考では、面接と1時間半の課題があった。課題は、テーマに沿ってWEBメディアの企画と500字程度の記事を作成するといった内容で、ここ数か月出せなかった集中力をだして取り組んだ。企画と記事が完成したのは約5分前、かなりギリギリだった。それでも自分としてはなかなかいい企画ができたと感じた。記事を読み返しながら「おもしろいねとか、いい着眼点だと褒められ