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娘の誕生日

3月16日、下の子の12歳の誕生日にケーキを買いました。
正確には、お誕生日は3月15日です。

誕生日当日、仕事が終わり、帰宅後急いで夜ごはんの準備をしていた私。
そんな私の隣りに娘がやってきて、ごはんづくりを手伝ってくれていました。

「あ、そういえばお母さん、ケーキ買ってきてくれた?」

「ケーキ...?えっと、ケーキ。あーーーー!忘れた。ごめん。忘れてる」

そう、私は娘の誕生日を忘れていました。
いや、朝出かける時は、仕事終わり梅田の阪急百貨店に寄って、ケーキを買って帰ろうと思っていたのです。

帰りの電車のなかで寝てしまい、早くお家に帰りたいと思いながら、気がついたらケーキを買わずに帰宅してました。

「ありえへん!娘の誕生日忘れる?」

「ごめん、ホントに。ごめんね」

ただただ平謝り。

そして翌日、娘のリクエストに応えて、いちごのケーキを買いました。

お兄ちゃんは、春休みということで、おじいちゃんおばあちゃん宅に帰省中のため、今年の誕生日は娘と私のふたりです。ふたりで食べるから、ケーキも少し小ぶりのものを選びました。


去年2度目の離婚をし、また家族のカタチが変わりました。
2人目の元夫とは、今も子どもたちと一緒に会っています。先週末には、少し早めに娘の誕生日のお祝いをしてくれました。

子どもたちには、寂しさとかいろいろな想いがあるよなという、申し訳なさのような感情があります。普段は思わないけど、ふと感じ、完全にはなくなりません。

でも、ふたりで一緒にケーキを食べながら娘を見たら、彼女の表情はとっても穏やかで嬉しそうだった。
そういえば、いちねんいちねん元気に成長してくれてることにも気づきました。

おめでとう、12歳。
来月から中学生だね。
これからも健やかに大きくなーれ。

誕生日を忘れてしまうような母ですが、いつも大切に想っています。

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